青空の下で実験を   作:オルフェイス

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続きは書けるか不明


青空の下で実験を

 

 諸君、私は特撮が……仮面ライダーが好きである。

 

 

 諸君、私は転生者である。

 

 

 諸君、この世界には神秘が溢れている。

 

 

 となれば、やることは一つ。

 

 

 作るしかないだろう、変身アイテムを!

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 となったのが、生後七年ほど経た時のこと。

 

 あれから十年は経過した。

 

 思えば、長く苦しい戦いだった。

 

 あるかもわからない神秘を追い求め。

 

 探り当てる過程で資金がまったく足りないことに気づき。

 

 資金を稼ぐために前世の特撮アイテムを元にしたものを開発。

 

 更に発展させていくことで神秘を探し、金を稼いだ。

 

 長く……そう、永く辛い十年だった。

 

 ─────しかぁし!

 

 その苦難も、今日を思えば乗り越えるべき試練だったのだと思える。

 

 私はついに……ついに仮面ライダーの創造に成功した。

 

 作り上げるのに必要なものを探し回り。

 

 被検体となってくれる人も探し。

 

 長年の研究によって、とうとう完成へと至った。

 

 ……のがだいたい一年前の話。

 

 以降はアイテム作成に尽力した。

 

 私が作り上げた仮面ライダーシリーズは……ビルド!

 

 科学なベストマッチで自意識過剰な正義のヒーロー!

 

 変身アイテムを作成する過程でオリジナルも増やしちゃったけど。

 

 大変満足する形に仕上がったと断言できる!

 

 なんかいつの間にかいくつかのデータが抜き取られてたりしたこともあったけど。

 

 まぁいいかなと。

 

 明日のことは未来の私が考えるでしょう! 多分!

 

 あとフルボトルの再現とかめっちゃ疲れた。

 

 原作と同じ成分の抽出にも苦労した。

 

 ビルドドライバーに加え、スクラッシュドライバーも作った。

 

 でもやっぱり一番の傑作はパンドラボックス!

 

 あれがなければビルドの物語は始まらない。

 

 パンドラボックスを作ってからはアイテムの開発がすいすい進んだ。

 

 宇宙から落ちてきたとされるオーパーツや謎金属も使っての再現には骨が折れた。

 

 あとはパンドラパネル(白)にパンドラパネル(黒)の作成。

 

 ハザードトリガーでホワイトパネルは作れた。

 

 ブラックパネルも、なんとか作成には成功した。以後封印したけど。

 

 エボルトリガーは作ろうとしたら使用したボトルの成分が全部抜けた。

 

 もちろんあとで込め直した。トリガーはパンドラボックスに中身を戻して封印中です。

 

 エボルドライバー? もちろん作った。人間には使えないけど。なのでトリガーと同じく封印中。

 

 ハザードトリガーの問題点解決も敢えてデータには残していない。

 

 そこは、後々作ろうと思って楽しみに取ってある。

 

 でも考えてみれば問題点だらけのような……?

 

 いやいいか! 私、頑張ったよ!

 

 あまりにハイテンションになりすぎて徹夜し過ぎたけど。

 

 そろそろ寝る。そして起きたらまた開発に従事するのだ。

 

 私の楽しみは、まだまだこれからだ!

 

 

 

 


 

 

 

 

 そんなふうに明日を楽しみにしていた私は、今はなぜか牢獄の中にいます。

 

 連邦矯正局に、ぶちこまれました。

 

「なんでぇ?」

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 パンドラボックス。そう呼ばれるものが存在すると、生徒たちの間で噂になっていた。

 

 曰く、核よりも強大なエネルギーを保有するオーパーツである。

 

 曰く、手にした者はこの世を統べる力を得られる。

 

 曰く、やろうと思えばキヴォトス全体を滅ぼすことが可能である。

 

 曰く、そのオーパーツがゲヘナに存在する。

 

 その大半が、根も葉もないただの噂話でしかない。

 

 囁いている生徒たちも、本当に信じているわけではないだろう。

 

 ただ面白そうな噂がある。

 

 その程度にしか思っていない。

 

 しかし、学園を統治する上層部は違う。

 

 知っているのだ。パンドラボックスは実在すると。

 

 何故なら他ならぬ連邦生徒会長が所在を突き止め、開発者からパンドラボックスを没収したからだ。

 

 そして、開発者の作り出した数々のアイテムもデータと共に押収し─────

 

 それらを三等分したものを、キヴォトス三大学園に分けた。

 

 まるで、決して揃わないようにするように。

 

 そこで三大学園のトップは気付いたのだろう。

 

 あの噂話は、全てが真実でないにしろ、嘘偽りのないものが存在すると。

 

 最初こそ連邦生徒会長がいたこともあって小競り合いがせいぜいだったが─────

 

 連邦生徒会長の失踪と共に、パンドラボックスとアイテムの奪い合いが勃発した。

 

 そして『崇高』を求めるゲマトリアが、その奪い合いに目を向けないはずもなく。

 

 事態はより混沌を極めていく。

 

 

 

 

 

『デンジャー!』

『フェニックス!』

 

「変身」

 

『割れる! 砕ける! 燃え盛る!』

『フェニックスインホルス!』

『オーラァ!』

 

 

 

 

 

『Wake Up!』

『LONE WOLF!』

 

『Are you ready?』

 

「変、身!」

 

『Wake Up Howling! Get LONE WOLF!』

『Yeah!』

 

 

 

 

 

『ボトルゴーン!』

『クローズライジング!』

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

『極激雷轟! クローズライジング!』

『バーリバリバリバリバリィ!』

 

 

 

 

 

 

『ニンジャ!』

『ニンジャ&ニンジャ!』

 

『ドンテンカン! ドンテンカン!』

『ガタガタゴットン! ズッタンズタン!』

『Are you ready?』

 

「大・変・身!」

 

『オーバーフロー!』

『紫苑のハイドアンドシーク! ニンジャニンジャ!』

『ヤベーイ! ドロローン!』

 

 

 

 

『デンジャー!』

『クロコダイル!』

 

「変身…」

 

『割れる! 食われる! 砕け散る!』

『クロコダイルインローグ!』

『オーラァ!』

『キャー!』

 

 

 

 

 ()()の作り出したアイテムによって誕生する、新たなる戦士たち。

 

 その力が、この透き通るような世界(キヴォトス)に一体どのような影響を及ぼすのか─────

 

 それは誰にもわからない。

 

 他ならぬ、元凶である天才(馬鹿)でさえも。

 

 

 

 

「……アイテム作りたい」

 

 なお懲りていない模様。




『彼女』
 大の特撮好きであり、稀代の天才かつ馬鹿。自身の欲求のままに仮面ライダーのアイテムたちを再現してしまった元凶。そのせいで学校間の対立が深まることに。

 今作における『だいたいこいつのせい』枠になる予定。

 ビルドとなればハザードレベルの問題があるが、そこは既に解決している。


『仮面ライダーたち』
 一体誰が変身するんだろうなぁ(すっとぼけ)
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