百姓スペちゃん~このニンジンあげません!!   作:牛乳大好き

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ゴルシ、チームシリウスをスニーキング。


ミッションINゴルシの巻

ジリリリリ、ジリリリリ。早朝4時半。チームスピカ所属のハジケリスト、ゴルシは目を覚ました。しかし、場所は寮ではなく……寮の前にテントを仮設して寝ており、ゴルシは素早く起きてテントから出てきた。

 

「任務開始だ。ぜってぇーチームシリウスの強さの秘密を暴いてやるぜ!!」

 

ゴールドシップは自称未来人である。ウマソウルが前世からハジケリスト過ぎて現在進行形で伝説を作り上げているゴールドシップ号故か、ウマ娘のゴルシの方が控えめだと言われているし、真面目だとも言われている。

話がそれた。ゴルシはチームシリウスの強さの秘訣を暴くために、朝4時半から此処にスタンバってシリウスを待っていた。事前に調べた情報だと、チームシリウスは早朝から何処かに出掛けているそうだ。

 

ダービー馬ウイニングチケット、怪物ナリタブライアン、日本総大将スペシャルウィーク、衝撃の英雄ディープインパクト、開拓者ラインクラフト、名優メジロマックイーンと少数精鋭のチート軍団。ティアラ路線のラインクラフトとクラシック前のマックイーンは別だが、他のメンバーは全員……ダービーを勝っており、なんならディープインパクトは致命的な出遅れでトキノミノルが叩き出したレコードタイムをタイで叩き出した。

 

「このゴルシ様を嘗めんなよ?絶対にスニーキングしてやる!!」

 

ゴルシは舌打ちの反響定位(人間も訓練次第で可能、その場合……舌打ちで音をならして調べるとか)でチームシリウスを探る。だが、残念な事にチームシリウスは既に出発した後だった。

 

「マジかよ……早すぎだろ。出遅れた!!あっちか!!」

 

反響定位のお陰か、チームシリウスらしき姿を捉えたゴルシは音を立てずに走り出して現場に向かう。そこはトレセン学生寮がある門の前であり、その前の歩道でチームシリウスは集合していた。とは言え、熟睡してるマックイーンはブライアンに担がれており……

 

「アキトレーナー。マックイーンはどうする?」

「たたき起こして」

 

ブライアンがペチペチとマックちゃんの頬っぺたを叩き、マックちゃんは覚醒した。

 

「はっ!?もう、あさですの!?」

「お早うマックちゃん。早速だけど、出発だよ」

 

アキトレーナーは軽トラであるが、早朝からチームシリウスはランニングするのだろうか?アキトレーナーの軽トラが法廷速度で走り出し、その後ろをスペちゃん達が隊列を組んで走り出す。先頭をチゲゾー、ブライアン、ディープ、くーちゃん、マックちゃん、スペちゃんと並んで走り出す。

 

「朝からスタミナ練習かよ。頑張るね~しかし、何処に行くんだ?」

 

ゴルシは気付かれないように尾行を開始した。本来ならハッピーミーク(ディープインパクト被害者)、ウオッカとダイワスカーレット(有馬でディープにフルボッコにされた)、オレハマッテルゼ(スプリンターズステークスでくーちゃんにリベンジされた)も連れていきたかったが、全員に拒否された。テイオーなんて熟睡してる。

 

「お待たせっす!!」

 

すると、そこにジャージ姿のオルフェーヴルが合流した。現在、編入試験の為に勉強真っ最中の中坊である。

 

(あれがウマ娘としてのオルフェーヴルね)

 

「オルフェちゃん、お早う」

「ぐっもーにん、オルフェ」

「うっす!スペちゃん先輩、ディープ先輩!!最近、成長痛が痛いんすよね……もしかしたら、来年ぐらいに背が伸びてるかも知れないっす!!」

 

なお、オルフェが転入する頃には背がブライアンほど大きくなるのは内緒である。

 

オルフェも合流し、チームシリウス+スニーキングしているゴルシはやがて、牧場に到着した。

 

(牧場!?都内に牧場だと!?)

 

実際、都内に酪農家の牧場はある。練馬区にホルスタインがいる牧場もあり、都内でも酪農家さんは頑張っているのだ。

 

「これはチームシリウスの皆さん、お早うございます」

「手伝いに来ました。ほら、みんな挨拶!」

「「「お早うございます!!」」」

 

チームシリウスの教え(スペちゃん来てから)は実際に働いて、お金を稼ぎ、お金の有り難みを知ること、働いてお金を稼ぐ大変さを知る必要もある。

ウマ娘はレースで活躍できれば莫大なお金をゲット出来るし、そこからCM出演やモデルや広告への起用で富をゲットする事が出来る。だが、全てのウマ娘が活躍できる保証はなく……ソノンエルフィーのようにトゥインクルシリーズでは全く成績を残せない生徒も居たのだから。レースで活躍できれば1番だが、ウマ娘達がレース以外でも働いたり、活躍の場を広げるためにもこのような教育は必要だろう。

 

「えっ!?牧場?」

「おや、ゴールドシップさんも来てくれたんですか!?孫が貴女のファンなんですよ」

 

すると牧場主の老人が、ゴルシに気付いてしまい、スペちゃん達もゴルシの方を向いた。ゴルシ、バレる。

 

「ゴールドシップさんも来てくれたんですね!言ってくれれば一緒に行きましたのに」

「違うぞスペ!私はな……」

「ゴルシも農業にはまったんだねプイ」

「ちげーよ!!私は……」

 

だが、ゴルシは逃げられない。ガシッっとスペちゃんとディープに肩を掴まれてしまった。

 

「「ようこそ、農民の領域へ」」

 

ニヤリと笑みを浮かべるスペちゃんとディープ。そしてゴルシの視線の先では、同じく笑みを浮かべるブライアン、チゲゾー、くーちゃん、オルフェが居たのだった。

 

 

 

 

 

翌日。

 

「いって!?なんだ!?指とか腰とか、良く分からん所が筋肉痛に!?」

 

ゴルシ、人生で初めて農筋を使い筋肉痛になる。




次回、時系列……オルフェ加入後。

スペちゃん「ふれあい牧場でこんなことしてみたいんですよね~」
キング「アウトォォォオオ!!」

やってみたい農業体験は?

  • 牛の乳搾り
  • 乗馬
  • 馬鈴薯収穫
  • 大根一通り作業
  • トマト収穫(エゾノー)
  • ウインナー作り
  • 養鶏と卵
  • 地獄のバター
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