百姓スペちゃん~このニンジンあげません!! 作:牛乳大好き
「キングちゃん……マズメシって知ってる?」
ある日のこと、スペシャルウィークはチームアスケラのキャプテンであるキングヘイローと、チームシリウスの部室で話を行っていた。
チームシリウスは農民であり、部室は家畜のお世話などの都合もあってか理事長ちゃんが創設した学内牧場こと、トレセン牧場の近くに存在している。シリウスの部室には簡易的なキッチンが備え付けられており、そこでスペちゃんは故意にダークマターを製造してキングヘイローに差し出した。
「スペシャルウィークさん!?なんなの!?このダークマターは!?私だって料理出来ないけど、此処まで酷く出来ないわよ!!」
「私が子供の頃に作った甜菜(砂糖の原材料となる大根の仲間)から作ったダークマターです。今回はお父ちゃんから、屑の甜菜を送ってもらって作りました」
このダークマターの正体はスペちゃんが小さい頃、テレビでサトウキビから砂糖を作り出す映像を参考に、甜菜から砂糖を自分で作ろうとして作ったダークマターである。
「本来なら、甜菜から砂糖を作る際は低温でじっくりと加熱するんですが、このダークマターは最初から強火で熱したので非常に強い灰汁が出てます。食べますか?」
「いらないわよ!!」
今日は不味いご飯、略してマズメシのお話である。
「農家の美味しい物で作ったからって、絶対に美味しくなる訳じゃないんですからね!!」
「誰に言ってるのよ、スペシャルウィークさん」
マズメシ その2 親父殿のぱぱっとご飯(親父殿は美味しいらしい)
御存知、牧場の朝は早い。サンデー牧場で暮らしているメンバー(+チームシリウス)は朝が早く、牛さんのお世話を終わらせてから朝食を食べるのだが、牛のベビーラッシュの時は忙しく……ゆっくりとご飯を食べる時間はない。
「ククク、忙しときはこれに限る」
親父殿はほかほかご飯の上に、サンデー牧場の低温殺菌牛乳をぶっかけ、お茶漬け……いや宮崎県の郷土料理 冷や汁のようにかきこむように、一気に食べてしまった。その時間、僅か8秒……ウィダーインゼリーの10秒チャージ真っ青の早さで食べ終えた親父殿は仕事に向かった。
「これ……旨いの?」
疑問に思ったスペちゃんは試しにやってみたが、あまりの不味さに危うく口から出しそうに成ってしまった。
「うんぎゃぁぁあ!!でも勿体ないし、牛乳とご飯に失礼だから全部食べるもん!!」
親父殿オススメの牛乳早食いご飯。よいこは真似しないでね?
マズメシ パート3 失敗テールスープ
「おーい、スペ。引退牛がお肉になったから、肉食べるか?」
ある日のこと、親父殿がお肉を沢山持ってきてくれた。というのも、乳牛もいずれは引退してお肉に成ってしまう運命である。皆さんも国産牛を買ってみたら、妙にお肉が乳臭かったりしなかっただろうか?それは大抵が怪我をしたり、お乳の成績が悪くなって廃牛となったホルスタインである。
サンデー牧場では行政からの命令により、生産量を減らすときの廃棄以外では、アキねーちゃんや八軒がエゾノー時代に研究していた動物福祉のやり方を取り入れ、引退してからは蹄耕法を用いて、土地を平らにしたりして使ってからお肉にしている。そのため、廃牛と違ってそこまで乳臭くないのだ。
「お父ちゃん!尻尾ない?テールスープ作ってみたい!!」
「良いぞ」
スペちゃんは牛の尻尾の部位、テールをもらってテールスープを作ってみた。だが……
「油ギトギト!?」
テールスープは油が凄く、一度冷やしてから余分な油を取り除く必要があったのだ。それを知らなかったスペちゃんは油の洗礼を受けたのだった。
マズメシ パート4 アルファルファジュース
ある日のこと、北海道のイベントに呼ばれた農民シリウスは自販機でジュースを買おうとしたとき、そのジュースと出会う。
「アルファルファジュースだと!?」
「「「あのアルファルファだって!?」」」
それはアルファルファジュース。アルファルファは牧場での牧草としても知られる、豆科の野菜で今ではスプラウトとしても家庭に並ぶ物であり、牛とかが良く食べている。栄養豊富で、今日も牧草として使われている。
「……いや、あのアルファルファだよね?ジュースに成れるの?」
「スプラウトとして売られてるし……」
「それだったらスプラウトジュースって売らない?」
だが……飲まなかったら農民の恥……売られているということは商品開発部が許可を出したと言うことだ。スペちゃん達は全員、このアルファルファジュースを購入して飲むことにした(農民ではないマックちゃんは拒否したが、全員の覇気に気圧され、買った)
「まあ、青汁みたいな味だろう……うっ!?」
大学に進学したブライアンが真っ先に頂く。だが……ブライアンは農民補正で野菜を克服(調教)しただけであり、アルファルファジュースの味で意識を手放した。
「ブライアンが倒れた!?」
「「「バカな!?」」」
三冠ウマ娘ナリタブライアンがアルファルファに負けた。ごくりと喉を鳴らし、スペちゃん達はアルファルファジュースを飲んだ……しかし!!
「ぎゃぁぁぁあ!!」
「誰だよ!?これにゴーサインだしたヤツは!?」
ダービー馬であるスペちゃんとチゲゾー、三冠馬オルフェーヴルでさえも悶絶し、マックちゃんなんて立ったまま意識を手放した。農業歴が浅いキタちゃんとシュヴァッちは味覚が受け付けないのか、一口でギブアップだ。
だが……この2人は違った。それはディープとくーちゃんであった。
「ゴクンゴクゴク……うん、こんな味か」
「ゴクゴク……凄い味だ」
「「「なんで2人は大丈夫なの!?」」」
ディープとくーちゃんが平気な理由。それは……
「「
前世?の記憶があったら耐えられたようだ。
くーちゃんが実装されました……貯めてたジュエルが消し飛んだよ
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