百姓スペちゃん~このニンジンあげません!! 作:牛乳大好き
パシャパシャ!中央トレセン学園の前に報道陣が来ていた。まあ、報道陣なんて珍しくない、トレセン学園に通うウマ娘の一部は全国レベルのスター選手として扱われており、皇帝シンボリルドルフが史上初の無敗三冠を成し遂げた直後や、我らが衝撃の英雄ディープインパクトが圧倒的な実力で神話を作っているときも報道陣はトレセン学園にやって来た。
このトレセン学園には多くのスター選手が在籍している。その生徒達への取材も含めて、報道陣や記者は毎日トレセン学園にやってくるのは良くあることだ。まあ、無許可で消毒せずにトレセン牧場に入ると…
「しねぇぇぇぇえ!!ここの牛さんと豚さん全殺しにさせるきか!!」→農業用岩塩20キロを投げようとするスペちゃん
「ジャガイモシストセンチュウを広めるつもりですか!?出荷できないでしょうが!!」→ガチギレで覇王色の覇気を出しているトキノミノル
「牧場見学のマナーを守れないなら、来るな!!持てる全ての権力*1で排除してやる!!」→マジギレで覇王色の覇気を出しながら、消毒スプレーを散布するディープきゅん
と、トレセン牧場関係者に粉砕されるのは良くある話である。なので、報道陣は最近はしっかりと、足元を消毒してトレセン学園に来ている。
そんな今日は在校生が目的ではないのだ。トレセン学園の校門前に、1人のアイドルが居たためである。
トキノミノルの後輩であり、既に20代半ば~後半であるが、人気は衰えず、お茶の間ではアイドルとしてひっぱりだこ!!最近、親父殿ことサンデーサイレンスから誘われてドリームトロフィーリーグに現役復帰し…親父殿式トレーニングで現役時代を上回る強さ*2を手に入れた元祖アイドルウマ娘!ハイセイコーである!!
白とピンクをメインカラーとした、フリフリなアイドル衣装を彷彿させる勝負服に身を包み、鹿毛のロングストレートの若い美女ハイセイコーは取材と称して、瞳に白き星を輝かせながら母校であるトレセン学園にやって来ていた。
「やあ!!皆!ハイセイコーだよ!!今日は私の母校のトレセン学園に遊びに来たよ!!
私ね、今のトレーナーであるサンデーのおじさまから誘われて、農業のお手伝い*3してるんだけど…このトレセン学園で牧場が出来たんだ!!早速、行こうよ!!」
しっかりと、足元を消毒して、ハイセイコーと報道陣はトレセン学園の牧場に入った。しっかりと消毒したから、トレセン学園の農民の皆様に怒られる心配はない。
そしてトレセン牧場の置くにたどり着くと、そこでは……
「ひっ!!くさいですわ!!」
牛のう○この臭いで悶絶する…シリウスで唯一農民に染まらなかったマックちゃん。
「これしないと、ちゃんとした堆肥にならないんですよ!!」
堆肥の返し作業を行う我らが農民スペちゃん。
「しっかりと発酵させないと!!プイ!!」
同じく農民兼イギリス王子のディープきゅん。
「ひっくひく!!でも美味しいお野菜のために!!」
半泣きで作業を行うラインクラフトことくーちゃん。
「皆さん、もうひと踏ん張りですよ!!」
ハイセイコーの先輩であり生ける伝説、トレセン学園理事長秘書であり、エゾノー出身のトキノミノル。
「うぉぉぉぉぉお!!てか、なんで私もやってんだ!?」
すっかりシリウス予備軍となってしまい、あのストーキング事件からトレセン牧場の酪農ヘルパーさんと成り果てたゴールドシップ。
彼女たちは牛さんが沢山だした糞、もという○こを堆肥と呼ばれる有機肥料にするための作業を行っていたのだ。
堆肥…もという○こは処分するときにお金がかかるが、堆肥にしてしまえば自分達の畑で肥料として使えるし、なんなら近くの農家さんに譲ることも出来るし、売ってお金にすることも出来る。だが、う○こから堆肥をしっかりと作るためには積み重ねたう○こをしっかりと混ぜる切り返しOr返しと呼ばれる作業が必要なのだ。
(よりによって、堆肥の切り返しのときに来ちゃったよ!!)
ハイセイコー、まさかの堆肥のときに来てしまった。今日はそんな堆肥の日である。
「どうぞ、トレセン牧場で取れた低温殺菌牛乳です」
「あっ、ありがとう」
堆肥の切り返しを終えた農民の皆様に案内され、トレセン牧場の休憩室…もとい暇を持て余したチームシリウスがDIY感覚で作った休憩場*4で、カメラマンや音声さん、ハイセイコーはスペちゃんから低温殺菌牛乳をもらった。
「そうだ!堆肥と肥料って何が違うのかな?」
ハイセイコーは番組のためにも、大勢の人が気になる事をスペちゃんに問う。
「堆肥も肥料の一種ですね。でも違いも有ります。
植物に栄養を与えるのは主に化学肥料ですね、此方は化学的に合成したり、自然物を合成した肥料で…植物に栄養を与えます。
堆肥は有機肥料と呼ばれていて、土壌を良くしたりします。その堆肥ですが、家畜の糞と野菜屑などを混ぜ合わせて…微生物の働きで発酵させて作ります」
とスペちゃんが説明してくれた。
「早い話、堆肥はうんこから出来てますね」
「ちょっとぉぉ!!これ、テレビなんですけど!!」
カメラマンがツッコミをいれるが、気にしてはいけない。だって事実なのだから。
「では折角なので、今日は堆肥に関する私のエピソード、爆裂うんこエピソードを話しましょう!!」
そしてスペちゃんは語りだす。スペちゃんが過去に経験した爆裂うんこエピソードを……
時は数年前。スペちゃんが小学生だった頃だ。
スペちゃんことスペシャルウィークは幼少期の頃より、親父殿やお母ちゃんのお手伝いを行っていた。今日は親父殿がお小遣いをあげるから、堆肥の切り返しを手伝ってくれとのことだ。
「おーし!!スペ。ゴミが出たら教えてくれ」
「はーい」
親父殿はトラクターと連結したマニュアススプレッダーに乗り込み、堆肥の切り返しを行う。このマニュアススプレッダーとは、堆肥を散布する機械であり、これを切り返しで使うときめ細かい堆肥が出来るのだ。
親父殿はこれを使い、切り返しを行い、堆肥にゴミが混ざってたらスペちゃんが教えて、親父殿は散布を止め、スペちゃんがゴミを拾う。これを繰り返していく。
「ゴミ発見!」
「おう」
これを何度か繰り返すが、あるとき…事件が起きた。そう、スペちゃんがゴミを拾おうとした瞬間…親父殿が誤作動を起こしてしまい…スペちゃんは瞬く間に堆肥まみれになったのだ。
(うんぎゃぁぁぁあ!!)
叫びたくても、う○こが口に入ることになるため、口を開けれないスペちゃん。
「……すまん」
親父殿、やらかす!!さらに、そこにお母ちゃんがやって来て…
「スペ、そのうん…げふん!汚れ落とさないと、家に入れないわよ」
う○こを落とすように言われ、スペちゃんはサンデー牧場の敷地内に流れる川で汚れを落とした。しかし、堆肥は土壌を良くするため栄養も豊富であり…ミミズや微生物も暮らしている。その為か、その堆肥を撒き餌に…
「げ!?魚が集まってきた!?」
魚が集まってきたのだった。
「なーんて、今となっては笑える思い出ですね!!」
堆肥を作るのは大変である。
次回はお待たせアンケート、パンチェッタ(生ベーコン)を作るよ
スペちゃん達に作ってもらいたい食品
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生ベーコン、パンチェッタ
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洋風焼豚?ポルケッタ
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ヨーグルト
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男風呂ヨーグルト
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アイスクリーム
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ジビエ 鹿
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タケノコ料理
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ジビエ 猪