「「はぁ、はぁ、はぁ」」
俺は、自身の眼の前にある状況を飲み込めないでいた。右手には、鞘に収められた「理覇」。さっきまで、そこにあったはず、のバーはどこにも姿はなく、辺りは瓦礫の山と化していた。更に、切り傷だらけのユジャンが息を切らしながら瓦礫の中で座り込んでいる。記憶が曖昧な中、瓦礫に囲われながら俺は、酒が入っていたとはいえ、自身が行った軽はずみな行動を後悔していた。なぜ、このような状況になってしまったのか。何が起こったのか思い出していく。
――数分前――
「「あははははは」」
俺とユジャンは、二人そろって酒が見事に回り、酒瓶片手に笑っていた。すでにテーブルには、空の酒瓶が4本並んでいた。酔いが回った体に更に酒を流し込む。ユジャンも同じように酒を飲んでいた。ユジャンはふと俺の忌凪ではないもう一本の刀に目を向けた。
「ジャック。その刀って何ですか?いつも持ち歩いているみたいですけど」
「こいつか?」
片割れの刀を見る。そういえば、俺はこいつを一度も抜いた事はなかったな。だが、こいつは何故か肌身離さず持っていないといけない気がしたんだ。銘も、切れ味も、重心の位置も、何も知らないのに何故かこいつはだけは、俺の傍において置かないといけないという強い脅迫観念に従いこいつを常に持っていた。
「俺にもわからないんだ。俺があの日、音楽路地の地獄の日を生き残った時から俺の傍にあったんだ。気絶した俺がこいつを抱えていたらしい。見覚えがあるやつ似てるんだが、確実に違うとしかわからない」
「そうなんだ。じゃあここで抜いてみてはどうですか?抜いたことないんでしょ?」
「そうするか」
刀を手に持ち、刀を抜く。顕になった刀の刀身は光が吸い込まられるような漆黒でありながら、刀身は怪しく光を反射している。重心はかなり、柄の方へよっているように思える。刀身の根本に銘と思われる字が彫られており、「理覇」と掘られている。どういう意味だ?しかし、この刀の装飾は彼女が使っていた……。
?!そのように思考を巡らせていると、視界が歪み、意識が遠のく。少しすると脳内に誰かの声が響く。
?「なんで?何で逃げないの?」
何を言っているのか聞き取る事ができない。頭が割れそうだ。声を聞いていると凄まじい激痛が頭に奔る。それによって更に意識が体から離れようとしている事をお構いなしに声をかけ続けてくる。
もうだめだ。もう、意識が……。お前……は、だ…れ…………だ
この物語を楽しんでいただいている読者の皆様ごきげんよう。お久しぶりでございます。語り部の歯車でございます。そこまで、久しくない事はご遠慮いただき、この話で書き貯めが終了いたしました。大変申し訳ないのですが、この話をもちまして、投稿ペースが極端に下がってしまう事をご了承ください。この続きについては創作を進めていますが、最終回へ向けてのプロットと登場させるキャラクターや設定を作りながらになってしまうため遅れてしまいます。
私自身が、未だ高校を卒業して間もないのもあり、現在忙しくしております。このような私事で投稿を遅らせてしまう事は忍びないのですが、今後の大学へ向けて色々と動く必要があるので、投稿ペースは週1あるか、ないか程度なってしまいます事を先にお詫び申し上げます。
最終回の方向性について(エンディング)
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幸せでもいいじゃない(ハッピーエンド)
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最後まで都市らしく(バットエンド)