都市の地獄の日々   作:語部歯車

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第12話 帰宅

「え?」

 

 は?え?ユジャン何て言った?俺と一緒に住むっていったのか?ワケガワカラナイヨ。

 

「何て言った?」

 

 ユジャン「いえ、だから同棲をしませんか?と、」

 

「いや、別に聞こえてなかったわけではない」

 

 ユジャン「もう一度言って欲しかったのかと思ったんですけど、違いました」

 

 はい。違います。さて、どう説得したものか……。こいつ結構、頑固なんだよな。適当にやんないといけない事があるっていいわけしとくか。

 

 ユジャン「因みに、適当な理由をつけて逃げようとしても逃がす気は毛頭ないので」

 

「さいですか」

 

 ユジャン「さっさと移動しますよ。いつこの家が崩れてもおかしくないんですから。あと、課長はじっとしといてください明日までは、絶対安静です。私が家まで運ぶので、道案内してください」

 

「はい」

 

 これ、もしかして最初から退路なんて無かったのか?もう、どうとでもなれ!俺は知らん。そして、ユジャンに担がれながら家まで運ばれる事となった。

 

「そこで止まれ。着いた。一応ここが俺の家だ」

 

 路地裏の中にある家、裏路地にあるだけあって見た目はかなりボロボロだ。といっても、路地裏の中では、かなり綺麗な部類に入るのは確かだがな。

 

 ユジャン「ここが課長(私たち)の家」

 

 待て、今絶対振ってあったルビおかしいだろ!はぁ……。それにしたって目輝かせすぎだろ。俺の家の何が良いんだか。

 

「ほい、鍵。それ使ってくれ」

 

「はい」

 

 ユジャンが俺を背負ったまま中へ入っていく。鍵を閉めるのもちゃんと忘れない。気休めにもならんが……。いつも通りの家、家具の位置、家を出たときと物の配置が変化していない事を運ばれながら確認する。特段、異常なし。強いて言うならこの状況が異常といえるがな。俺をソファに座らせ、ユジャンもその隣に座る。

 ユジャンをどこで寝かせるか考えないとな。この家で寝られそうなのは、第一候補:俺のベット、第二候補:ソファ、第三候補:床、床は論外として、ベットに寝かせようとしても言うこときかんのは、目に見えている。うん?確か、どっかに客人用の布団があったはず、どこやったけな~。セリナにいつだか、使う日が来るって渡されたはずだ。

 

 ユジャン「課長。とりあえず、どこで寝ればいいですか」

 

「とりあえず、俺のベットを使ってくれ。俺はどっかにしまい込んだ布団を探してそれで寝る」

 

 ユジャン「いえ、それなら課長はご自身のベットで寝てください。私がそのどこかにあるという布団で寝ますので」

 

「わかった。そうしてくれ」

 

 ユジャンがこれで、納得してくれてありがたい。正直、こいつの場合、さっきの勢いだと一緒に寝ると言い出す危険性があったからな。さあ、明日もあるからな。さっさと寝るとするか。

 

「おやすみ」

 

 ユジャン「おやすみなさい」

 




あとがき ユジャンの嘆き

ユジャン「あああああああああああああ!一緒に寝るって言えばよかった!!なんで重要なところで忘れてるんだ!!」

(ジャックの家に住める事に興奮して、一緒に寝ようとしていた事をすっかり頭の中から抜けていた)

最終回の方向性について(エンディング)

  • 幸せでもいいじゃない(ハッピーエンド)
  • 最後まで都市らしく(バットエンド)
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