?「私は、旋律を追う者だ」
「な?!」
旋律を追う者だと?いや、待て。ピアニストを指しているとは、限らないだろうが!落ち着け!冷静になれ!残響もいるだろう!
?「錯乱し過ぎじゃないかい?それに現実逃避も止めたまえ。私の指す存在がピアニストであることは、彼の存在を知っていればこそ、明白であることを誰よりも知っているのは、君自身だろうタケル。ピアニストの間近にいながらにして生き残った人間」
タケル?「あぁぁぁ……」
?「なぜ、そこまで恐れる。名を隠し、顔を隠し、真の思いを隠し、そこまでしてなぜそこに立つ?なぜ、人の近くに居ようとする?人は、お前を騙し、裏切る。なのにお前は自身の感情さえ殺し、そいつらと居ようとするんだ?」
タケル?「……」
?「不合理だ。全ては、お前を裏切り、傷つけ、苦痛を与える。その苦痛から逃れたいと思わないのか?対して
俺の研究は、その状態になる『ねじれ』を調べ人工的に発生させる研究だ!全ての者が、都市から解放されるのだ!だからこそ、彼の者を知るお前へ提案する。俺の研究に協力しないか?お前の苦しみを取り除いてみせよう」
タケル?「…………」
思考をせず、ただのシ協会のフィクサーとして体を動かす。体の上に乗っかる何かを肉塊へと切り刻む。倒れた体勢からそのまま地面を蹴り加速する。手に持った
?「芸が無いね。ただの力任せの攻撃なんて俺でも弾けr
」
話している男の脇腹へ柄頭を叩き込み、蹴り飛ばす。起き上がる時間を与えないために、すぐに接近しもう一度刀を振るう。手応えと同時に男の蹴りによって後ろへぶっ飛んだ。受け身を取れず動きが止まる。
?「腐っても1級フィクサーって事か。片腕を持ってかられた。途中までは、計画通りだったんだがな。まあ、このままやったて、勝ち目がないのは明白。じゃあ何をするかり相場は決まっている。さあ、刮目しな。俺たちの実験に付き合ってもらおうか。人口ねじれの『ドリー』だ」
扉の正面、部屋の奥にあったカプセルの中の液体が抜け、中にあった。いや、居た何かがカプセルの中からカプセルの縁に手を掛け、出てくる。人形をしたそれは、本来人、生物が持つべき肉を持たず、本来持つべき臓物を持っていないのにも関わらず、骨格しか持たぬ者の表情を読むことなど不可能であるのに、その場にいる者全員が直感的にこいつは、嗤っているのだと理解した。ジャックは、そのドリーと呼ばれた存在が発する異様な雰囲気に捨てていたはずの思考が本能の危険信号によって戻ってきた。
ヤバい……こいつは、ピアニストに匹敵する。それどころか、こいつが発する殺気がヤバい。ピアニストは、周りにいる存在に明確な殺意、害意は、なかった。だが、こいつは違う。明確に、俺たちを殺す意図とその思考が存在している。まさしく、都市の星級そのものだ。まず、全体への報告と退避を優先だ。こいつ相手に一級以下は、全員、ほぼ足手纏い。二級以下は囮にすらならない。
「こちら、第三課ジャック!全隊!!緊急退避!!都市の星級の暴露!!二級以下は、すぐさま、この場から半径5kmの範囲まで撤退だ!!」
最終回の方向性について(エンディング)
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幸せでもいいじゃない(ハッピーエンド)
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最後まで都市らしく(バットエンド)