都市の地獄の日々   作:語部歯車

19 / 28
第17話 輝く星

 

 「撤退だ!」

 

 俺の顔の半分に何かがかかった。確実に俺は、無線をし、なている間に目を離した覚えはない。ドリーと呼ばれていたねじれは、その場から移動していなかったにも関わらず、男の体が半分に裂れていた。

 その姿を見ながらそいつは、嗤っているようにみえる。玩具のように中の腸を引き出し、結び、引きちぎる。脳ミソを取り出し、一本の紐のように分解し、それを潰す。肺を取り出して、空気を送り込んで風船のように膨らませ、破裂させ遊んでいる。

 全員が一時撤退するまで、時間を稼ぐ。じゃないと、被害が馬鹿にならない。全員が撤退するまでの時間が約1分死ぬ気で稼ぐ!

 奴は、遊ぶのそれで遊ぶのにあきたのか、俺を見る。それとほぼ同時に風を切る音が耳にはいってきた。すぐに山勘で刀を振るう。振るった刀と何かが触れ、火花を散らす。

 この斬撃の正体は、骨とそれをつなぐ筋繊維か!鋭く、細かな骨の刃が無数に連なった筋繊維を鞭のように操り対象を切り裂く。見えないわけだ。こんな小さく、細い糸をこれ程の速度で振り回されれば、間近でなければ確認すること事態が難しい。ついでに、こんな軽い刃の糸で人体をいとも容易く切り裂くほどの速度だ。ほぼ不可視の攻撃と考えたほうがいいな。

 思考を巡らせていると、今度は左右か、2つの風切り音が近づいてきていた。休ませる気は、ないってか!上等だ!10本でも30本でも付き合ってやるよ!!

 上下、左右、縦横無尽の斬撃に加え数が少しずつ増えてきて、さすがに苦しくなってきた。切り払うことができて助かった。もう、そろそろ、1分過ぎるはず、もう少しだけ、時間を稼げば、一旦は状況を整えられる。それまで耐えろ。

 そう思った束の間、ねじれは、新しい玩具を見つけた子供のように上を見上げたように目に写った。その姿を見て、背筋に寒気が走る。まさか?!だが、この反応間違いない!こいつ、上にいる部隊に気づいてそっちに標的を移しやがった!!ここで、終わらせないと、避難が終わってないフィクサーを殺しに行ってしまう!

 自分の思考によって焦燥が駆り立てられ、今日一の加速を行う。加速を行うための踏み込みで金属製の床は歪み、破裂音を伴い加速しきった状態で手に持った刀を振るうが、間に合わず、地面から出現した巨大な骨は、旧L社支部は崩壊させる。凄まじい速度で樹木が成長するように内部を蹂躙し、基礎が破壊されたことによって、地面を支えていた柱が無くなったため、旧L支部を中心に直径約1km一帯を陥没させ、範囲内、外問わず大量の建設物が倒壊するに至った。




 今回、投稿が遅れてすいません。訳あって野暮用がたてこみまして、、、。
 話は、変わりまして、今回の話は、会話を意図的に減らしております。手抜きでは、なく。会話を入れると、「なんかこいつ余裕あるな」と思えてしまったのもあって会話少なめになりました。

最終回の方向性について(エンディング)

  • 幸せでもいいじゃない(ハッピーエンド)
  • 最後まで都市らしく(バットエンド)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。