都市の地獄の日々   作:語部歯車

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第2話 生きる意味

 支部の前まで走り、止まる。まったく、俺の金をなんだと思ってるのやら。幸い何度も全員飲みに連れて行っても余裕があるほどもらってはいるが、こうも、何度も飲みに連れて行くと俺の武器の修理するときに不安になるから止めてほしいな。

 

「全員。支部内で待機。俺は、支部長に依頼達成を報告してくる」

 

 全員「「「了解」」」

 

 建物の中に入り、ユジョン達と別れ2階へつながる階段を上り、2階から3階へと上がり、両開きの扉の前に立ちノックをする。

 

「シ協会北部支部第三課、課長ジャック。依頼を達成を報告に参りました」

 

「どうぞ」

 

 声に従い扉を開け、中へ入る。最初に目に入るのは大きな木のデスクの上にある大量の書類だろう。そして、デスクを囲うように大量の本棚にの中にはそこに隙間がなく埋まったファイルの山だった。その大量の書類に目を通したであろう人物が椅子に座っている。黒近い緑の髪に黒い瞳を持つ女性。このシ協会北部支部の支部長ヤンナ。彼女もフィクサーの階級としては1級という実力者だ。彼女は目を通していた書類をデスクに置きこちらへ視線を向ける。

 

 ヤンナ「お疲れ様。報告をお願い」

 

 今回の依頼の達成を報告する。

 

「…………報告は以上です」

 

 ヤンナ「わかりました。戻っていいですよ」

 

「わかりました。失礼しました」

 

 さて、アイツラの所に戻りますか。さあ、今日はどれぐらいお金使うことになりますかねぇ〜。とほほ。扉を開け、支部長室から出ようとするとヤンナから声をかけられた。

 

 ヤンナ「あ、忘れていました。次に飲みに行くときは私も混ぜてください。以上です」

 

「は、はい」

 

 は〜。良いんだが、良いんだが、あの人酒癖悪いんだよな〜。あの人がやらかしそうになった時、毎回止める俺だからあまり一緒に飲みには行きたくないんだよな。まあ、色々と助けてもらってるしまあ、良いか。さてと、行きますか。階段を降り、第三課と書いてある扉を開ける。開けると部屋の奥にある俺のデスク近くに集まって何か話していた。俺が部屋に入ってきた音に気づき、ユジャンがこちらを向く。

 

「ジャック課長お戻りになりましたか。支部長から何か指示はありましたか?」

 

「いや、とくに何も無い。つまり、お前たちの期待通り飲みに行くことが決定した」

 

 全員「「やったー(よっしゃー)!!」」

 

 その場にいた俺以外の声を上げる。ユジャンはユジャンで声を上げてなかったけど小さくガッツポーズとったの見逃さなかったぞ。まあ、こんな場所で楽しみといったらこれぐらいなんもだしな。それにコイツらと一緒にいるのは退屈もしないし楽しいから良いんだがな。

 

「ほら、さっさと準備しろ。置いていくぞ〜」

 

 全員「はーい」

 

 全員でなんてことを話ながら暗く、淀んだ空気が包む裏路地を歩く。いつどのような死に方をするかわからず、今日を生きる事でさえ難しいこんな世界でなんで生きてるんだろうか。こんな地獄でなぜ俺は絶望していないんだ?救いも生きる意味も何もないのに。顔を上げ、黒く淀んだ空を見上げる。

 

「課長速く来てくださいよ。課長の奢りなんですから、課長がいなくてどうするんですか」

 

 部下のうちの一人であるジャインが俺を呼ぶ。まあ、コイツらと少しでも長くいれればいいか。

 

「はぁ。……はいよ」

最終回の方向性について(エンディング)

  • 幸せでもいいじゃない(ハッピーエンド)
  • 最後まで都市らしく(バットエンド)
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