都市の地獄の日々   作:語部歯車

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第3話 その呼び名の意味

 クソみたいな味しかしない肉を喰らいながら酒を煽る。こんな肉でも酒が入れば、多少はマシになる。この都市という場所では、酒ぐらいしか娯楽という娯楽がない。毎日、明日に希望を持った者は実力が伴わず死んでいった。実力を持った者は明日に希望を持たない。1秒後に希望を持たない。ただ、今一瞬を死なないために命をかける。しかし、それでも多くの実力者は死んでいった。そんな地獄を紛らわせるために酒を飲み、酔のまどろみに体を預けるのだ。各有俺たちも酒を煽ぎ地獄の苦しみを紛らわしている。酒を飲み、話に花を咲かせている部下たちのうちの一人であるバッシュが話をこちらに振る。

 

「そういえば、課長って俺たちに「課長」って呼ばせますけど何でですか?普通は部長じゃないですか」

 

 些細な質問だ。他とは、違い名称の理由。半分は無意識にそう呼ばせていた名称。それにただ、疑問を持っただけだ。けれど、俺にとっては、根幹に関わる質問でもあった。

 他の者もそういえばみたいな顔をし、こちらに目を目線を向ける。その場の雰囲気が俺に答えを強要する。いつかは話さなければいけない内容だ。今話したって対して変わらないか。

 

「あ〜なんだ。俺は、もともとは南部支部の第二課で仕事をしていた。当時はまだ、フィクサーとしての階級も低かった頃だがな。今は死んでしまったが、ユジン部長にいろいろな事を教えてもらった。ユジン部長だけじゃないヴァレンティンさんやテンマさんにからも多くの事を学んだ。だが、結局は図書館への襲撃の前にユジン部長の伝で北部に移動……つまり、逃されたんだ。俺は、最後まであの人達と戦うことができなかった。いや、しなかったんだ。だから、俺は例え課を任されてもその資格はない。逃げてしまった。また、誰かに任せて逃げてしまったんだ……。」

 

 そう俺はまた逃げてしまった。ピアニストの時も図書館の時も何も変わっていない。俺はずっと弱いまま誰かに助けられて生きて来てしまった。その人を犠牲にして……。

 

「あー。空気悪くしちまったな。気にすr」

 

 ユジャン「気にしますよ。何言ってるんですか。課長がいたから私達が生きている場面はいくらでもあったでしょう。そんな事気にしたってこんな場所じゃあ意味ないんですから。それに次は私達を守ってください。私達も課長を守るんで。そうでしょ?みんな」

 

 全員「「「そうだそうだ」」」

 

 「あははは。そうだな。お前らたのんだぞ」

 

 ユジャン「任されました」

 

「それじゃあ。そろそろ帰るぞ。これ以上は明日に影響がでる」

 

 会計を済ませて酒場をでる。ちなみに出費は5桁ほどだった。なかなか痛い。泣きそう。

 第三課の皆と2つの刀を1つは腰に下げ、1つは紐を肩にかけて背中に背負って歩く。

最終回の方向性について(エンディング)

  • 幸せでもいいじゃない(ハッピーエンド)
  • 最後まで都市らしく(バットエンド)
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