都市の地獄の日々   作:語部歯車

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第4話 新たな意味

 翌日、書類仕事を行っているとメールが届く。支部長からだ。何か新しい依頼が振られるのだろうか。メールを開く。

 ”現在進めている仕事に区切りがつき次第、支部長室に来るように”とかいてある。新しい依頼だろうか。珍しいなこんな早く依頼が回ってくるのは。いつもはもう少し時間がたった後なのに。なるべく早めに行けるようにしなければ。

 眼の前にある書類を早めに片付けられるように集中する。

 

 ―――しばらくして―――

 

 想像よりも時間がかかってしまった。なるべく早めに行かないと。階段を上がり支部長室をノックをし、中にいるであろうヤンナ支部長に向けて声を発する。

 

「北部支部第三課課長ジャックです」

 

 ヤンナ「入ってどうぞ」

 

 扉を開けて中に入る。中にはヤンナ支部長の他に二人おり、片方は身長が高く、黒い髪と黒色の瞳を持ち、体格が良い男性。もう一人が、女性にしては高い身長と金色の髪を持つ女性だ。その二人はソファに座り俺をみていた。ソファに座っていたのは、夫婦であり、この北部支部の第一課の部長のジャソンと第二課の部長のカリンだった。この二人は個人としても課を任せられるほどの実力を持っているが、この二人の強さの本質はこの二人の連携にある。シ協会はその特性から少数精鋭での短時間戦闘を得意としているが、この二人の部隊はそれだけではなく二部隊による連携を強みとしている。過去には、都市悪夢級の依頼を二部隊でほぼ被害を出さずに完遂している。

 

 ジャソン「お、久しぶりだなジャック。少しは背伸びたか?」

 

 「少しは伸びた」

 

 ジャソン「そうか?それにしては俺との身長の差が縮まっていないみたいだがな」

 

 カリン「ジャソン?あんまり意地悪しない。毎回ごめんね。このバカ、悪意はないんだけど礼儀ないからさ」

 

 ジャックの腹に肘を入れ、流れるようにカリンがジャックの首根っこを締めながら謝ってくる。ジャソンはギブギブとカリンの腕を叩いている。

 

「大丈夫ですからジャソンさん離してあげてください。そろそろキツそうです」

 

 カリン「あ。ごめん。大丈夫?」

 

 ジャソン「お、おうよ」

 

 ヤンナ「そろそろあなた達を集めた理由を話していいかしら?」

 

「はい」

 

 ジャソンも立ち上がりヤンナのデスクの前の立ち、ヤンナの方に視線を向け、言葉を待つ。

 

 ヤンナ「今回の依頼はかなり特殊であり、同時にかなりの危険度をはらんでいるわ。だから、今回の依頼は北部の3課全体で挑んでもらいます」

 

 3課全体で?!本来ならありえない。どんな依頼がきたっていうんだ?

 

 ヤンナ「今回の依頼は都市悪夢級の集団の排除です。ただし、都市悪夢級、『夢の盃』、『壊れた人形』、『血肉の迂路』、『進化の腸』、『ひとまの鳶』5つの集団の同時排除よ。何をしているかは、詳しい事はわかっていない。1つ分かっている事はこの5つの集団は全て「ねじれ」を人口的に発生させ、ピアニストに次ぐ厄災を作る研究を行っているわ。そいつ等が1つの場所に集まって何かしら企んでいるということだけよ」

 

 ねじれの人工的な発生?ピアニストに次ぐ物を人工的に生むための研究だと?冗談だとしても笑えない。

 

 ヤンナ「そのため、今回の依頼を都市の星級の脅威と認定し、この5つの集団のアジトを襲撃し、壊滅させなさい。依頼開始は3日後。場所は16区の裏路地。生き残るためにも、部隊の子達にもちゃんと伝えて事前準備を怠らないように」

 

 ジャソン、カリン、ジャック「「「はい」」」

 

 ヤンナ「それじゃあ解散」

 

 三人で扉を開き、支部長室の外に出る。誰も喋らない。そりゃあそうだ。今回の依頼はいつも以上に失敗が許されない。仮にピアニスト級のねじれが発生したら次はどれほどの被害が出るのか想像する事ができない。

 

 ジャソン「じゃあ、ジャックまた明日。明日、依頼に向けて作戦を練り合わせるぞ」

 

「は、はい」

 

 ジャソン「まあ、気を張るなとは言わない。だけどな。今からそんなに力が入っていると大事な時に力を出せないぞ?」

 

 そんなに力が入っていただろうか?いや、この人がいうからにはそうなのだろう。この人の下で仕事をしていたからわかる。この人はバカだが、人を見る目だけは一流だ。

 

「わかりました」

 

 ジャソン「それでいい」

 

 それぞれの課の扉を開け中へ入る。




 どうも、語り部の歯車です。少しご報告がございます。実は、もう少しで書き貯めが終わるため少し、投稿ペースが落ちますが、ご容赦ください。投稿ペースは遅いながら確実に投稿は続けていこうと考えているためご安心ください。しばらくは、投稿ペースは維持できると思えますが、後4〜5話程度で書き貯めがありますので、その後のラグは、楽しみにしていただけると幸いです。
 コメント、感想は今後の創作活動の中で参考になるので書いていただけるとやる気につながるのでお願いします。

最終回の方向性について(エンディング)

  • 幸せでもいいじゃない(ハッピーエンド)
  • 最後まで都市らしく(バットエンド)
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