君臨するは我にあり! ~菓子姫平定録~   作:ペンギンフレーム

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episode2-46 混戦

 悍ましい咆哮の聞こえた旧校舎裏へと大急ぎで向かえば、そこでは黒い肉塊のような奇妙な化け物共と、変身した加賀美が戦っていた。加賀美の背後には力なく横たわる蜂のような外見の怪人が一体と、それを抱えようとしている如月の姿がある。

 黒石庶務はいないのか、なぜ加賀美がいるのか、あの化け物はなんなのか、疑問は尽きないが状況が良くないことはすぐにわかった。加賀美の身体から発せられている輝きはエルフ戦で使ったブレイクマスクだろう。あれは長くもたないうえに反動が重い。エネルギーを使い切れば加賀美は身動きが取れなくなり、最悪死に至る。

 

「君臨する支配!!」

 

 発動と同時に玉座が出現し、ふんぞり返るような姿勢で強制的に座らされる。

 完全な状態での君臨する支配。だがこれだけでは意味がない。

 

「加賀美ー! 俺の軍門に下れ!!」

「氷室!?」

「――わかった!」

 

 ダンジョンアサルトを踏破し解散した後、沖嶋以外の連中は俺の旗下から抜けていた。

 君臨する支配の恩恵を受けられるのは俺の旗下の軍勢のみであるため、加賀美には再び俺の下につくことを認めさせる必要があるが、長々と説明している余裕はなかった。だから端的に指示を出したわけだが、加賀美は見事に俺の意図を汲んでくれた。

 

 

 

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☆君臨する支配

自分を中心とした一定範囲を支配する。

範囲内に存在する旗下の軍勢の能力を強化し、スキルの強制起動を可能にする。

【軍勢】

 

・樹霧緑

・古條うつり

・如月りり

・加賀美隼人

・ゼリービーンソルジャーズ

・シロップスライム

・エクレアドッグ

・マカロンセンチピード

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 これで加賀美も君臨する支配のバフを受けられる。

 実際、今しがたまで怪人の群れを食い止め黒い怪物の攻撃を防ぐので手一杯だったはずの加賀美が、徐々に押し始めている。

 だがそれだけではまだ足りない。今の加賀美はガス欠寸前ということに変わりはない。

 

「如月! 状況を教えろ!」

「あれは悪の組織の怪人で敵! マスカレイドを食べて進化するから相性最悪! しかも兵隊を作る! あたしはクールダウン中! 加賀美がブレイク使っちゃった!」

「わけわからんが、とにかく大ピンチってことだな。行け! マカロンビートル!」

 

 とにかくあの不愉快な声を発している黒い化け物や怪人の群れが敵で、絶体絶命の状況だということだけはわかった。如月にしては上出来だ。

 既に召喚済みのマカロンビートルに突撃指示を出して加賀美をサポートさせる。

 

【【【ツギカラツギヘトウットウシイ!!】】】

 

 そして加賀美。あの倒れている怪人のことは結局よくわからんが、あいつは如月とあの怪人を助けるために体を張っているわけだ。ブレイクの反動で命を落とす可能性すらも覚悟して。

 

「漢気見せるじゃねえか、加賀美」

 

 配下を助けて貰っておいて、見殺しにしたんじゃ男が廃る。

 恩には恩で報いるのが筋ってもんだ。

 

 

 

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◇マスカレイド Lv1→Lv2   『SP 2』

解放する権能を選択してください。

▶形態「ドラゴンフライ」の解放

▶基本出力の向上

▶ブレイクマスクの持続時間延長

▶ブレイクマスクの反動無効

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□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

マスカレイドのレベルアップを実行しますか?

 

解放する権能

『ブレイクマスクの持続時間延長』

 

Yes/No

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

マスカレイドのレベルアップを実行しますか?

 

解放する権能

『ブレイクマスクの反動無効』

 

Yes/No

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 菓子姫は自身のSPを消費することで、旗下の軍勢の異能を永続的に強化することが出来る。

 ダンジョンアサルトの攻略中、如月や加賀美、沖嶋、小堀の異能はどういう強化が可能なのか全て確認してあり、ブレイクに関する強化があることも把握していた。ひとまずこれで、加賀美が即座にダウンしたり、反動で命を落とすということはなくなったはずだ。

 

「来い、ゼリービーンソルジャーズ!」

「助かる! けど良いのか!? 負けたらっ」

「白けること言うな加賀美ぃ! 勝つぞ!!」

 

【【【ハムシガァ! オチロ!!】】】

 

 俺が今自由に動かせる召喚獣はマカロンビートルとゼリービーンソルジャーズのブルー、ホワイトのみ。怪人の群れはともかく、あの化け物を相手するには心許ない。

 シルバーフォームの加賀美は異能強度6。その加賀美が必殺技を切ってなお互角ということは、あの化け物も異能強度6、その中でも上位に食い込む強さだと推測できる。そのレベルに真っ向から対抗できる召喚獣は指揮官個体のマカロンセンチピードくらいだろう。分離形態のうえ数を大幅に減らしている現状では分が悪い。

 

 だが、俺の軍勢はこいつらだけじゃない。

 

「必殺! キギリギリ!!」

「霊気空手、蜷局青龍!!」

 

 空から落下するように現れた樹霧が、凄まじい勢いで衝突するように化け物の本体へチェーンソーを叩き込む。

 さらに何もない場所に瞬間移動で出現した古條が大ぶりの回し蹴りで怪人共や黒い腕を蹴散らしていく。

 

【【【ガアアァァッ!? ナンダキサマラハ!?】】】

 

「ふっふっふ! よくぞ聞いてくれました! 氷室団ナンバーツー! 樹霧緑とは私のことです!!」

「……え!? 私もですか!? えーっと、ナンバー4、古條うつりです」

 

 樹霧、古條、お前たちなら必ず来ると信じてたぞ。

 樹霧は言わずもがな、面白がって首を突っ込むことは目に見えていた。

 古條はあの叫びの後の稲光を見て、如月が巻き込まれている可能性に行き着いたはずだ。

 

【【【ドイツモコイツモ! ワタシノジャマヲスルナァァァ!!】】】

 

「凪様! 如月先輩! 無事で何よりです!」

「細かい話はあとだ! あの化け物共をぶっ倒すぞ!!」

「氷室くん! あれの異能強度はいくつですか?」

「推定6だ! アタッカーは加賀美と樹霧に任せる! 俺の召喚獣と古條で邪魔な腕と怪人を押さえて道を開くぞ!!」

「「「了解!」」」

 

 先ほどの樹霧の一撃はかなり効いたのか、削ぎ落された肉塊は完全に沈黙し、本体の体積がいくらか縮んでいる。

 一方で古條の蹴りは怪人を倒せてはいるが、黒腕は一時的に退けるだけで欠損させるほどのダメージにはなっていない。

 確実に肉体を削れる樹霧のチェーンソーと加賀美の鎌を攻撃の主体として、俺と古條はサポートに回るのがベストだ。

 

「マカロンビートル、腕を狙え!! ブルーは怪人の対処!」

「霊気空手、朱雀舞!!」

 

 巨体を活かした体当たりによってマカロンビートルが無理矢理を黒い腕を弾き飛ばし、スキルによる早撃ちでブルーが怪人を足止めする。さらに美しく舞うような古條の連撃によって、多数の怪人を薙ぎ倒すのと同時に、黒腕の付け根付近の密度が高い空間をこじ開ける。

 

「必殺ぅ! キギリギリッ!!」

「そんなに食いたきゃこれでも食らえ!!」

 

 道が開かれるのはほんの一瞬。しかし二人はその一瞬を見逃さず、的確に、隙間を縫うように懐へと潜り込み、それぞれ強烈な一撃をぶちかましたかと思えば、すぐに距離を取って掴み掛かろうとする腕を回避する。

 

【【【フザケルナフザケルナフザケルナアアアァァァ!! コノワタシガ!! コンナザコドモニマケルハズガナイ!!】】】

 

「すっごい……。本当に勝てちゃいそう」

「如月! その怪人は何だ? 味方なのか?」

「加賀美の彼女で、あたしの友達の八木橋香織ちゃん。味方だよ。それに、怪人なんかじゃない」

「そうか」

 

 心は人間ってわけだ。見てくれが怪人だからと言って全員が全員敵というわけでもない。

 加賀美もヒロイックな見た目をしているが、分類的には怪人になるはずだしな。

 だから如月が味方だというのなら信じよう。

 

「治療しろホワイト。如月はライトニングを撃つ心の準備をしておけ。決めきれなければそれで終わらせる」

「わかった!」

 

 威勢よく答える如月に恐れや躊躇いは見られない。

 あの化け物は悪の組織の怪人って話だが、元人間ってわけでもないのか? 今はあんな姿でも元々は人間なんだとしたら、少しくらい躊躇してもおかしくないと思うが……。

 あるいは既に覚悟を決めていたのか。そうだとすれば、やはり如月はやる時はやる女だ。

 

 それにしても、樹霧と古條はともかく、加賀美はあの二人やマカロンビートルとは初連携のはずなのだが凄まじく息が合っている。

 今にして思えば、ダンジョンアサルトの時も即席パーティーとは思えないくらい連携が取れていたような気がする。

 もしかするとこれも君臨する支配の影響なのかもしれない。

 

「ただの喧嘩のつもりがこんなことになるとはな」

 

 伸ばされる黒い腕や怪人の群れはサポート組が完全に押さえ込んでおり、隙を突いてアタッカー組が攻撃を繰り返すことで着実にダメージを与えられている。まだ油断はできないが、優勢だ。

 

 そういえば、気にしている余裕がなかったからスルーしていたが黒石庶務はどうしたんだ?

 

「如月、お前には黒石を見張るように言ってたよな? 何がどうしてこんな状況になったんだ?」

「詳しく話すと長いけど、ざっくり言うとあれが黒石さん」

 

 如月の指さす先には、耳障りな声で呪詛を垂れながら袋叩きにされている黒い化け物の姿がある。

 

「黒石があの化け物だって?」

「それとキメラとかいう悪の組織のマスカレイドが一緒にいて、そいつが黒幕だったっぽい? かおちゃんのこと呼び出して戦い始めたから、あたしが助けに入ったんだよね。で、加賀美も助けに来て、みんなでぶったおそーってところで暴走した黒石さんにキメラのジジイが食べられちゃって、でもでも逆に取り込んで襲い掛かってきてって感じ」

 

 ……掻い摘みすぎて状況がさっぱりわからないんだが、とにかく黒石も悪の組織の手先だったってことで良いのか?

 だとすると生徒会長の言ってた悪の組織に狙われてるってのはどういうことだ? それ自体が嘘で生徒会も悪の組織と繋がってたとか? いや、狙われてるってのは取り込むためにってことか? しかしだとすると取り込まれる前から一緒にいた理由もよくわからんし、如月の友達を襲ってたってのもわからん。やっぱり最初から敵側だったと考える方が自然な気がする。生徒会が騙されてたって可能性もあるか?

 

「待って! 菜々ちゃんを殺さないで!!」

「……舞締会長」

 

 動けるくらいには回復したのか、魔法少女姿ではなく、普通の女子高生としての姿の舞締生徒会長が校舎裏に現れ、激しい戦いを繰り広げる加賀美たちに悲痛な声で訴えかけた。

 しかしあいつらは何も弱い者イジメをしているわけではなく、命がけの戦いをしているのだ。やめてと言われてやめる余裕などない。

 

 まったく、避難しておけと言ったはずだが一年ズは何をやってるんだ。

 

「菜々ちゃん! 私だよ!! 和佳奈だよ!! みんなのことは私が説得するから! もう暴れないで!!」

 

 会長は俺や如月には目もくれず、大声で黒石に呼びかけながら、激しい攻防が繰り広げられている最前線へと迷いなく進んで行く。

 

「バカ! 戻れ!!」

 

 生徒会長は黒石の詳しい事情を知っているのかもしれないが、キメラとやらに取り込まれたことは知らないはずだ。

 暴走した黒石がそれで止まるのだとしても、あの化け物は最早黒石ではない。あんなの自殺行為だ。

 

 そのはずだった。

 

【【【ナッ!? バカナ!? テイコウシテイルノカ!?】】】

 

 つい先ほどまで夥しいほどの数の黒腕で加賀美たちに襲い掛かっていた化け物の動きが、急激に鈍くなる。

 そして、もはや魔法少女になる力もないクセに、のこのこ戦場へ出て来た会長を叩き潰す直前で全ての腕の動きが止まった。

 怪人たちは自立して行動しているのか、前線へ出て来た会長に襲い掛かろうとしたが、樹霧や加賀美によって蹴散らされている。

 

「その言葉遣い……、菜々ちゃんじゃない?」

「黒石はキメラのマスカレイドを食おうとして逆に取り込まれた! そいつはキメラだ!!」

「だけどまだ生きてる。私の声を聞いて、抗ってくれてるんだ! 負けないで菜々ちゃん!! 彦根くんも! 耀ちゃんも! 朱鷺戸くんも! みんな菜々ちゃんと一緒にいたいと思ってる!! だから目を覚まして!!」

 

【【【ク……ソガァアアァァ!! ヤスイセイシュンゴッコナドオヨビデハナイィィ!! ヤメロクソガキガアアァァ!!】】】

 

「危ない!!」

「あぁっ!」

 

 ぎこちなくではあるが再び化け物が動き始める。

 一旦戦闘行動を停止して、アタッカー組よりも少し後ろで注意深く化け物の動向を注視していた古條が、咄嗟に転移して会長を庇い、代わりに殴り飛ばされ地を転がっていく。

 

「古條!!」

「だい……じょぶ、です……」

「流石だな。しばらくそのまま休んでろ! ホワイト頼む!」

 

 死んではいないようで安心したが、返された言葉はいつもの元気溌剌とした様子からは考えられないほど弱弱しいものだった。

 八木橋の治療に当たっているホワイトの半分に古條を治療するよう指示を出す。

 

「ご、ごめん、ごめんなさい古條さんっ。こんなはずじゃ、こんなはずじゃなかったのに……!」

「止めるなバカ会長! 明らかに効いてただろうが!! 古條の犠牲を無駄にするなぁ!!」

 

 暴れ出しこそしたが先ほどまでのように正確にこちらを狙ってのものではなく、言うことを聞かない体を強引に動かしたかのような無秩序ぶりだった。会長の呼びかけは間違いなく効いている。

 

「生きてます……」

 

 そういう意味で言ったんじゃねえよ!

 弱弱しくも主張する古條に内心でツッコミを入れるが、そんな反応ができるくらいには余裕があるみたいでホッとした。

 

「菜々ちゃん! 頑張って! 帰って来て!! また一緒に遊びに行こう!! みんなで沢山お話しよう!! 菜々ちゃんとしたいことが!! まだ一杯あるんだ!!」

 

【【【ヤメロ止めろYAMEROやめろオオオォォx!!】】】

 

 黒石を乗っ取ったキメラが呼びかけを嫌がるように更に激しく暴れ出す。

 効いてはいる。間違いなく効いてはいるが、しかし決定打にはなっていない。

 

 黒石にどういう事情があって、なんでこんなことになっちまってるのかはわからない。

 だけど会長の呼びかけに応えて抗っているというのなら、人としての心がまだ残っているのかもしれない。このまま会長の説得によって場を収められるのならそれに越したことはないが……、それでも駄目だったなら如月のライトニングでトドメを刺す。制限時間はクールダウンが終わるまでだ。

 

 か細い希望に縋って奇跡を待った結果、こちらが全滅してしまっては意味がない。

 俺はこいつらの上に立つトップとして、こいつらの命を無駄にしない責任がある。

 

 ……せめてあと一手、後押しになる何か、明のような異能さえあればあるいは

 

「私の不可視の鬩ぎ合い(ボーダーオブインビジブル)が必要だよね?」

「なにっ!?」

 

 こんな場所に居るはずのない者の声。

 そして今まさに欲していた異能の名前。

 二重の驚愕に思わず玉座から乗り出し、声の聞こえてきた背後を振り返る。

 

「美月!? お前どうしてここに!? それにその異能は明の!」

「教えたでしょ? 私の異能は『模倣(コピー)』。明君の異能をコピーさせて貰ってたんだ」

 

 いや、たしかにそれは聞いていたが、たしか美月がコピーしているのはオーラユーザーの身体強化だったはずだ。

 いやいやというかそもそもなんでこんな危険な場所にいるのかって話で

 

「話をしてる余裕なんてないでしょ? 誰か一人こっちに来て力を貸してください! 私の異能で黒石先輩とキメラの争いに一人だけ加勢させられます! 強い人の方が良いです!」

 

 ……あーもークソ! なんでそんな正確に状況を把握してるとか、なんで都合よく明の異能をコピーしてるとか、なんでこんなとこにいるのかとか! 聞きたいことはいくつもあるけど確かに話してる余裕はねえ!!

 

「加賀美か樹霧だ!」

「なんで!? だったら私が!」

「会長は今変身できねえし呼びかける役目があるだろうが!」

 

 ちょっとは考えてもの言え!

 

「なら俺が行く」

「樹霧でも良いですけど?」

「いや、俺に行かせてくれ。俺は今まで、敵対したマスカレイドを助けられたことは一度もない。いつも、いつだって殺すことしか出来なかった。だからもし助けられるなら、そんな可能性があるんなら、自分の手で助けたいんだ」

 

 ダンジョン攻略してた時に軽く異能の由来は聞いていたが、思っていた以上に壮絶な過去があるらしい。

 これには流石の樹霧もふざける気は起きなかったらしく、コクリと小さく頷いて暴れ続けるキメラに向き直った。

 

「こっちは樹霧に任せてください! 一撃も後ろには通しません!!」

 

 狙いが定まっていないとはいえ、暴れた腕がこちらへ向かって来ることも考えられる。樹霧の役目も責任重大だ。

 

「それじゃあ使いますよ。不可視の鬩ぎ合い(ボーダーオブインビジブル)!」

 

 前線を樹霧に、怪人をマカロンビートルに任せ戻って来た加賀美の背中に触れながら、美月が高らかに声をあげた。

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