呪術廻戦ー呪いを斬るー   作:先導

29 / 73
京都姉妹校交流会ー①ー

東京・京都姉妹校交流会1日目。

 

団体戦、チキチキ呪霊討伐猛レース

 

学長、1人の術師を含めた教師陣営は高専の作戦室で交流会の様子をモニターで見守る。モニターでは各陣営が準備万端の様子で開始の合図を待っている。

 

「開始、1分前でーす。ではーここで、庵歌姫先生にありがたい激励な言葉をいただきまーす」

 

「はっ!!??」

 

「大義名分だね、歌姫♪」

 

「ちょっと!!」

 

「歌姫、時間が押してる」

 

悟に無茶ぶりを振られた歌姫は非常に困惑しつつも、生徒たちに向けて激励の言葉を送る。

 

「え・・・えーっと・・・あー・・・ある程度の怪我は仕方ないですが・・・えー・・・そのぅ・・・時々は?助け合い的な・・・あれが・・・」

 

「時間だ。激励終わり」

 

「ちょっと!!!赤女(あかめ)、あんたねぇ!!!」

 

「では、姉妹校交流会・・・」

 

「スターーーーーーーート!!!!」

 

「ちょっ!!?僕が言おうと思ったのに!!」

 

「悟と歌姫は気にせず、みんな頑張れ」

 

「あんたたち!!先輩を敬え!!!」

 

教師のくだらないやり取りはあったものの、チェルシーの掛け声によって、交流会1日目、チキチキ呪霊討伐猛レースがスタートした。

 

 

グダグダなスタート合図ではあるが、協議が開始され、各陣営が動き出した。京都陣営は悠仁殺害のために子東堂を開始するのだが、ただ1人この場にはいない者がいる。そう、東堂だ。

 

「東堂はどこだ?」

 

「なんで私が知ってると思ったのよ」

 

「知るか!!てめぇが探せやクソボケ死ね!!」

 

「・・・・・・(怒)」

 

(居心地悪ぃ・・・)

 

(仲良くしようよ・・・)

 

京都陣営の間には一触即発な空気が流れており、居心地の悪さを感じているラバックと三輪であった。

 

 

グダグダのスタートの合図で東京陣営は林の中を走っていきながら呪霊を探しに向かう。

 

「・・・イチロー⁉」

 

「アホクサ・・・」

 

「ていうかあれ、マジで大人の会話か?」

 

「気にしたら負けだ」

 

1年組は先ほどのスタートのことでのんきに話をしている。

 

「ボス呪霊どのへんにいるかな?」

 

「放たれたのは両校の中間地点だろうけど、まぁじっとはしていないわな」

 

「例のタイミングで、索敵に長けたパンダ班と恵班、狙撃ができるマイン班で別れる。後は頼んだぞ、悠仁」

 

「おす!」

 

作戦の復習をしつつ、東京陣営は恵が召喚した犬玉の後を追って先に進んでいく。先へと進んでいくと、さっそく放たれたクモ型の呪霊を発見する。だがあれは三級、目的の呪霊ではない。

 

【どこ行くのぉ・・・?】

 

「雑魚だな」

 

「こんな雑魚弾丸で1発よ」

 

「!!先輩ストップ!!」

 

マインがライフルの呪具を構え、クモ型呪霊を撃とうとした時、恵がストップをかけた。その瞬間・・・

 

ドオオオオオオオオン!!!!!

 

突如として東堂が現れ、目の前の木を呪霊ごとなぎ倒していった。

 

「いよぉおおおおし!!!!!全員いるなぁ!!!!!まとめてかかってこい!!!!!!」

 

いきなりの最大の壁である東堂の出現。だが東堂が現れることは作戦通りだ。東堂の相手を任された悠仁は彼に接近して、強烈な膝蹴りを東堂の顔面に向けて放った。

 

「散れっ!!」

 

真希の合図で一同は三方向に分かれる。

 

下方向では恵班。恵、真希の2人。

 

「東堂1人でしたね」

 

「やっぱ悠仁に変えて正解だったな」

 

真ん中方向ではマイン班。マイン、(たつみ)の2人。

 

「なんだよあれ⁉️規格外すぎだろ⁉️」

 

「だから言ったでしょ。あいつは化け物よ」

 

上方向ではパンダ班。パンダ、野薔薇、棘の3人。

 

「わかっちゃいたけど化け物ねぇ・・・」

 

「そ。だから無視無視」

 

「ツナ」

 

悠仁が東堂を足止めをしてくれているおかげで、別れた3組は今のところ作戦通りに動けている。

 

 

時は遡って交流会開始前、東京陣営のミーティングルーム。団体戦でどう動くか、一同は作戦を立てている。

 

「東堂は確実に私たちを直で潰してくる。真衣もマイン狙いで便乗してくるかもな。あいつお前のこと大嫌いだし」

 

「あたしだってあいつ大嫌いよ!」

 

「その話は今はいい。それより問題は東堂だ。あいつは化け物だ。全員で相手をして全滅するのが最悪のパターン」

 

まともに戦ったところで東堂に勝てる確率は極端に低い。それは2年全員が知っているし、直で戦った恵はなおさらわかっている。

 

「だから足止めとして1人だけ、パンダか恵を置いていくつもりだったが・・・虎杖、お前に任せる」

 

「?」

 

「悠仁を?」

 

「索敵できる奴減らしたくねぇし」

 

東堂の足止めという大役を任された悠仁はきょとんとしている。

 

「勝たなくていい。できるだけ粘って時間を潰せ」

 

「でも大胆で派手にやりなさいよ。ぶっちゃけあんたたち2人は予定外の戦力だから、そこまで期待してないしリタイアしてもあんまり困らないから」

 

「なんだとこの野郎!!!」

 

「ひでぇ!!」

 

マインの辛辣な発言に(たつみ)は反感を買い、悠仁も心外そうな声をあげている。

 

「悪ぃなぁ、恵。お前、東堂とやりたかっただろ?」

 

「いや別に。どっちでも」

 

「スーパードライだな・・・」

 

恵を気遣うパンダに当の本人は超がつくほどのドライで返した。

 

「・・・でも先輩、やるからには・・・勝つよ、俺」

 

どんなに強い相手でも勝つという気迫が感じられる悠仁は大きく出るのであった。

 

 

悠仁の強烈な膝蹴りを顔面でもろにくらった東堂は強い衝撃で後退り、血反吐を軽く吐いた。ダメージは負ってるものの、まるでものともしない。

 

「いいスピードだ」

 

(マジか・・・!結構いいの入ったろ・・・?)

 

強烈な膝蹴りで顔面直撃なのに普通に立っている東堂に悠仁は身構える。

 

「お返しだ1年。死ぬ気で守れ!!」

 

次は東堂の攻撃。猛スピードで接近する東堂に悠仁は言葉では言い表し難い強烈なプレッシャーを感じ取り、咄嗟に防御に姿勢に入る。間に吹っ飛ばされたクモ型呪霊が現れたが、東堂はそんなことお構いなしだ。

 

ドオオオオオオオン!!!!

 

東堂の放つ強烈な拳はクモ型呪霊を貫き、防御に徹した悠仁を大きく吹っ飛ばした。殴り飛ばされた悠仁は背後にある木に背中を強く打ち付けられる。

 

(腕、あるな・・・。ぶっ飛んだかと思った・・・。呪霊が割り込んでこなきゃ、ヤバかったんじゃねぇか・・・?)

 

防御したにも関わらず、悠仁の腕にかなりのダメージが入っており、腕がしびれていた。もしもあそこで呪霊が間に入ってこなければ、今のダメージでは済まなかったかもしれない。

 

ゲシィ!!!

 

悠仁が前を見ようとした時、東堂が追撃するかのように彼の頭を強く踏みつけて木に叩きつける。何度も、何度も踏みつけ、木に叩きつけられて悠仁の頭から血が飛び散る。さらに拳を叩き込もうとした時、東堂は悠仁の顔が項垂れた姿を見て、動きを止めた。

 

「・・・終わりか・・・」

 

気絶したと判断した東堂はつまらなさそうな顔をして、首を鳴らした。

 

「さて、どっちを追うかなぁ・・・」

 

ジャリ・・・

 

「!」

 

東堂がどちらの組を追うべきか悩んでいると、背後から砂利の音が聞こえてきた。東堂は見なくても、音でわかったのだ。悠仁が起き上がったことを。

 

「・・・くっくっ・・・マジかお前」

 

東堂は体を振り向き、再び悠仁と対峙する。

 

「人の頭バカスカ殴りやがって殴りやがって!これ以上バカになったらどうすんだよ!」

 

「心配するな。男の子はバカなくらいがちょうどいいと、高田ちゃんが言っていた」

 

「誰だよ?アイドル興味ねぇよ俺」

 

「じゃあなんでアイドルってわかんだよ。知ってんじゃねぇか」

 

自分の猛攻を耐え、なおかつ悠長にしゃべっている悠仁に東堂は歯ごたえがありそうだと好戦的な笑みを浮かべている。

 

「1年。名前は?」

 

「虎杖悠仁」

 

「そうか。虎杖悠仁・・・お前に1つ聞きたいことがある」

 

東堂は悠仁に対し、例の質問を問いかける。

 

「どんな女がタイプだ!」

 

「・・・あ?」

 

戦闘とは全く関係ない質問に悠仁はきょとんとしている。

 

「女のタイプ?なんで今そんなこと聞くんだよ?」

 

「気にするな。ただの品定めだ」

 

なんでこんな質問をされたのかよくわからない悠仁はとりあえずバカ正直に思ったことを答える。

 

「・・・よくわかんねぇけど・・・強いて言うなら・・・(ケツ)身長(タッパ)がデカい女の子・・・かなぁ・・・?ジェ〇〇〇ー・〇ー〇〇〇スとか」

 

「!!!!!」

 

悠仁の答えを聞いた東堂は、目を大きく見開かせている。

 

この瞬間、東堂の脳内に溢れ出した、存在しない(・・・・・)記憶。

 

 

ある日の放課後。同じ中学に通っている悠仁と東堂は今日も、行きつけのラーメン屋でいつものラーメンを食べに向かっている。いつものラーメン屋に入る悠仁と東堂をカウンターで出迎えたのは、店主のレオーネだ。

 

「いら・・・なんだお前らか。どうせいつものだろ?」

 

「うす」

 

「・・・・・・」

 

悠仁と東堂がカウンター席に座り、レオーネはこれからラーメンの調理に取り掛かる。すると、東堂は2人にある決断を明かす。

 

「・・・俺、明日高田ちゃんに告る」

 

高田ちゃんに告白するという無茶難題の発言にレオーネと悠仁は驚愕し、止めに入る。

 

「は!!?お前正気か!!?やめとけやめとけ!!フラれるのがオチだぞ!!?」

 

「姉さんの言うとおりやめとめ!!俺お前慰めんの嫌だぞ!!?めんどくせぇもん!!」

 

「2人ともなんでフラれる前提なんだよ?」

 

「逆になんでOKもらえると思ってんだよ?」

 

どうしてフラれる前提で話をされているのか全くわかっていない東堂。

 

「かのアン・サリバンはヘレン・ケラーにこう説いた。『やる前に負けることを考える馬鹿がいるか』と」

 

「「それ言ったの猪○だろ」」

 

誰が何と言おうと、東堂の決意は非常に固かった。

 

そして問題の翌日・・・

 

「ごめんなさい。私好きな人いるの」

 

案の定、高田ちゃんにフラれる東堂。その時の顔は、虚しいものだった。

 

そしていつのもラーメン屋で、レオーネに結果を伝えた悠仁。

 

「・・・やっぱダメだったかー・・・」

 

「うん・・・見てて悲しいよ・・・」

 

「・・・・・・好きな人が俺っていうパターンは?」

 

「「あるわけねぇだろ」」

 

すごい落ち込み具合の東堂にレオーネはしょうがないと言わんばかりな顔で2人にラーメンを差し出す。

 

「ほら、食えよ。今回はサービスしてやるよ」

 

「ほら、食え食え。替え玉も注文してやっから」

 

2人の温かい慰めは、東堂にとっては非常に心地よかった。

 

このような、何気ない日常は、東堂にとって唯一無二の宝物である。

 

 

存在しない記憶が脳内に溢れかえった東堂は、鼻水も垂らして、大量の涙を流している。

 

「・・・地元じゃ負け知らず・・・か・・・。どうやら俺たちは・・・親友のようだな・・・」

 

「今名前聞いたのに!!!??」

 

今日初めて会ったのにいきなり親友認定された悠仁はどういうことかわからないでいる。

 

 

「・・・へぇっきし!!!!」

 

一方その頃、現在ブラートと共に難易度が高めな任務に赴いているレオーネは途端にくしゃみをした。

 

「ん?どうした?風邪か?」

 

「いや・・・今なんかムカついた」

 

彼女の脳裏に真っ先に思い浮かんだのは、あの愚かな弟弟子の気持ち悪い顔であった。

 

 

東堂にいきなり親友と認められても反応に困る悠仁。そんな彼らの姿を上空から偵察している者がいる。その人物は箒の呪具に乗っている西宮である。西宮は悠仁がいる場所を京都陣営に伝えている。

 

「・・・うん、そのまままっすぐ。でも東堂君がいる」

 

『構わない。勝手にしろと言ったのはあいつだ』

 

通話を切ったところで京都陣営は行動を開始する。

 

困惑する悠仁は呪力の気配を感じ取り、走り出した。

 

パァン!

 

悠仁が走り出したと同時に、一発の弾丸が通り過ぎていった。この弾丸は木の上に隠れていた真衣が撃ったものだ。真衣は悠仁に狙いを定め、リボルバーの銃を一発一発、悠仁に撃ち放つ。悠仁は走って弾丸を全て避けていくが、その先には刀を構えた三輪がいる。

 

「シン陰流簡易領域―――」

 

技を放とうとする三輪ではあるが、その手元には躊躇いがあった。そうしている間にも悠仁は三輪の攻撃範囲に入った。

 

「抜刀!!」

 

三輪が放った技を悠仁は持ち前の反射能力で察知し、刀の斬撃を躱して、彼女を飛び越えた。悠仁の驚異的な身体能力に三輪は驚愕する。

 

(なんて反射神経!私が躊躇ったとはいえ、私のカウンターがかすりもしなかった!)

 

三輪の攻撃を避けた悠仁はバク転して態勢を整える。が、その背後には木を一本丸々を片手で持ち上げていた清孝が待ち受けていた。

 

「オラアアアアアアア!!!!」

 

清孝は自身の呪力を木に流しに込み、悠仁に向けて投げ放った。悠仁は迫ってきた木をバク転で躱していく。

 

(あいつ、あの細身でなんつー馬鹿力なんだ⁉)

 

細身で軽々と木を片手で持ち、投げ放つ清孝の力に悠仁は驚愕する。すると悠仁は背後に何かの気配を感じ取り、両拳に呪力を纏って、そこに両拳を叩きつけた。この一撃で何かが切れた。その何かとは、刃物のように鋭利な糸であった。

 

「糸?」

 

(おいおいマジか・・・一応バレずに仕掛けたのに・・・勘よすぎだろ・・・)

 

この鋭利な糸を仕掛けたのは木に隠れているラバックであった。悠仁にバレないようにこっそり仕掛けたにも関わらず、それを見破られた彼の勘の良さにラバックは驚愕している。そうしている間にも悠仁の側面よりメカ丸が現れ、彼は掌の銃砲を展開する。それだけではない。木の上には憲紀が弓矢を構え、悠仁を射抜こうとしている。四方面に配置されている京都陣営に悠仁は包囲されている。

 

(囲まれた・・・!)

 

京都メンバー全員に包囲され、悠仁は彼らがやろうとしていることに勘づいた。

 

(あれ・・・?こいつら・・・俺のこと・・・殺す気じゃねぇ・・・?)

 

気付いたところでもう遅い。京都陣営が悠仁に目掛けて一斉に攻撃を仕掛けようとした時・・・

 

パァン!!

 

この場全体に手を叩く音が鳴り響いた。それと同時に、包囲網の真ん中には悠仁の姿はなく、代わりにそこに立っていたのは、弓矢を構えた憲紀であった。

 

「「「「「「!!!!?????」」」」」」

 

いつの間にか悠仁と憲紀が入れ替わったことに京都陣営は目を見開いて驚愕する。そして肝心の悠仁はというと、憲紀が立っていた木の上にその姿が確認できた。

 

(これは・・・⁉私と虎杖の位置が入れ替わっている!)

 

「えぇ・・・?」

 

悠仁と憲紀の位置が入れ変わったことに京都陣営は困惑している。そしてもちろん、位置が入れ替わった悠仁も困惑している。

 

「おい」

 

「!」

 

ドォォン!!

 

割って入ってきた京都陣営に対し、怒りの表情を浮かべる東堂は憲紀に向けて拳を放った。憲紀は殺気に感づき、咄嗟に跳躍して躱した。

 

「言ったよなぁ?邪魔をすれば殺すと」

 

「違うな。お前は指図すれば殺すと言った」

 

互いの認識がすれ違っている中、憲紀は先ほど自分と悠仁の位置が入れ替わった原因を推察する。

 

(今のが虎杖の・・・いや、東堂の術式か・・・)

 

「同じことだ・・・帰れ!!!!!」

 

ここで東堂といがみ合っても埒が明かないと判断した憲紀はここは一度退いた方がいいと考え、弓を納めた。

 

[退くようだナ]

 

「ダッサ」

 

「クソが!!」

 

((よかったぁ~!!))

 

この場を退く判断をする憲紀に真衣と清孝は彼に悪態をついている。逆に悠仁を殺さずに済んで三輪とラバックは心の中で歓喜する。

 

「ちゃんと殺せよ」

 

「それは虎杖次第だ。指図すんなや」

 

(なんだ、こいつら?殺そうとしたり、仲間割れしたり・・・)

 

東堂と揉めあっている京都陣営の光景を見て、悠仁が全く理解できないと言ったようにさらに困惑を増している。

 

「なんせ俺は、親友に手加減するような野暮な漢じゃないからな!!」

 

東堂は好戦的な笑みを浮かべ、再び悠仁と対面して構え直した。

 

 

東堂の邪魔が入り、最初の作戦が破綻した京都陣営はひとまず呪霊刈りに集中する方針を決め、一か所に固まって行動する。

 

「あーあ、だからほっとけって言ったのに・・・スタートグズグズじゃん」

 

空から一部始終を見ていた西宮は幸先の悪い滑り出しをした仲間たちに少し呆れている。

 

(呪霊刈りも私が空から索敵しないと始まんないよね・・・)

 

京都陣営の中で空を飛ぶことができるのは西宮だけ。空から見ることができる分、索敵範囲が広い。ゆえに彼女がいないと京都陣営にとって不利になるのは明白だ。

 

「はー、みんな世話が焼けるなぁ・・・。がんばれ私、今日もかわいい」

 

西宮も呪霊刈りに集中するために、さらに上に上昇して呪霊を索敵しようとした時だった・・・

 

キィン・・・ドオオオオオオオン!!!!!

 

森の中から巨大な砲撃が突如として放たれ、西宮に迫る。

 

「ヤバ・・・!」

 

完全に油断していた西宮は避けることもままならず、そのまま砲撃に飲み込まれ、ダメージを負って森の中へと落ちていく。京都陣営もその光景を目撃した。憲紀は冷静に仲間たちに指示を出す。

 

「真衣、メカ丸、西宮をカバー。ラバックと清孝は狙撃手を潰せ」

 

[御意]

 

「・・・まぁ、あの人いないと困るものね」

 

「はいはいっと」

 

「指図すんなボケが!!!」

 

憲紀の指示通りに真衣とメカ丸は西宮が落ちた方向に、ラバックと清孝が狙撃手がいると思われる方角に、憲紀と三輪はこのまま先に進み、見事に三方向に分かれた。憲紀と三輪が先に進んでいくと、真希と恵が2人に攻撃を仕掛ける。真希は薙刀を振るい、三輪を攻撃する。三輪は刀で薙刀を防ぐ。そして恵はトンファーを振るって憲紀を攻撃、憲紀は弓で攻撃を防ぐ。

 

「・・・加茂さん・・・あんた・・・虎杖殺すつもりですか?」

 

攻防を繰り広げる中、恵は冷たい声質で憲紀に質問をした。

 

 

時間は遡って三方向に分かれた直後のこと。恵は式神を使って、パンダは自身の獣の嗅覚で京都陣営の出方を読み取り、狙撃しようとしているマインは狙撃態勢で京都陣営が集まっている光景を見て、3人は京都陣営の動きに違和感を抱く。

 

「変です」

 

「変だな」

 

「変ね」

 

別々の場所にいる3組の会話は見事なまでにシンクロしている。

 

「京都校がまとまって移動している。悠仁とばらけた辺りだなぁ・・・これ、京都校全員揃ってないか?」

 

「ターゲットがそっちにいるってことか?」

 

「いや、二級ならよほど狡猾でない限り、玉犬が気づきます」

 

「それにあいつらが向かってる先って、虎杖がいる場所なのよね」

 

「何だって!!?」

 

現在進行形でシンクロする会話。と、ここで恵班の索敵係の恵が核心を突くような発言をする。

 

「あいつら・・・虎杖殺すつもりじゃないですか?」

 

「・・・・・・あり得るな」

 

恵の発言に真希は納得がいったかのような渋い顔つきで同意している。一方のマイン班のマインの恵と似た主張に(たつみ)は驚愕する。

 

「なんだよそれ!!?意味わかんねぇ!!!あいつらそこまで敵意なかっただろ!!?それなのになんで!!?」

 

「それは虎杖生存サプライズ前の話でしょ?あの時、1人過剰に反応していた奴がいたわよね?」

 

「!!まさか・・・」

 

「・・・京都のクソジジィ・・・楽厳寺学長の指示なら全然ありえる」

 

一方のパンダ班のパンダのマインと同じ発言に野薔薇は怒りが籠った声質で口を開く。

 

「他人の指図で人を殺すような腑抜けの集まりなの?京都校は」

 

「認識が違うんだよ。お前らには悠仁と過ごした日常がある。俺たちもさっきわかった。ありゃ善人。術師には珍しい根明だ。でもなぁ、悠仁を知らない奴らからすれば、宿儺の器なんて恐怖の対象でしかないんだよ。呪いを祓うのと感覚的はそう変わらん。ただでさえ術師っつーのはその辺の境界ボケやすいからなぁ」

 

京都校の狙いが悠仁である可能性が高い以上、三組はこれを無視するわけにはいかなくなり、すぐに行動に移す。

 

「戻るぞ、恵」

 

「・・・すみません」

 

「なに謝ってんだバカ。仲間が死んだら、交流会も勝ち負けもなくなるだろ」

 

恵班はまずは悠仁の安否を確認するために来た道を一度引き返す。

 

「あたしたちはひとまず作戦通り、京都校の戦力を分散させるわよ。それが虎杖の安否に繋がる。あの血筋大好きマン(加茂家)のことよ。仲間が1人・・・それも索敵できる奴が落とされたとなれば絶対に戦力を分ける。1人撃った後は、あたしが虎杖の安否を確認しに行く。あんたはこの場に残ってあたしを潰しに来た奴らをリタイアさせなさい」

 

「・・・悪い。悠仁のために・・・」

 

「別に虎杖のためじゃないわよ。仲間が1人でも死んだら交流会も中止になるし、あたしも胸くそ悪いのよ」

 

マイン班は悠仁の安否も兼ねて、作戦通りに事を動く決断をし、マインは空を飛んでいる西宮に狙いを定める。

 

「俺と野薔薇は戻って悠仁の安否を確認する。真希もマインも電話出ねぇし。棘はこのまま呪霊刈りを続けてくれ」

 

「おかか!」

 

「お前も悠仁が心配なのはわかるよ。でも俺の妄想が正しければ、京都校がやろうとしてんのは団体戦のゴタゴタを乗じた悠仁暗殺。団体戦が終われば悠仁の暗殺もなしだろ」

 

「なるほど」

 

「シャケ!」

 

パンダ班の方は、パンダの考えに納得し、棘は呪霊刈りを続行し、パンダと野薔薇が悠仁の安否を確認しに向かう方法性で行くようだ。

 

「真希のこともある。悠仁は殺させないし、団体戦にも勝つぞ」

 

「当然!」

 

野薔薇は恵や(たつみ)にも情報交換をするために電話を入れようとする。だが2人ともどれだけコールを流しても出ることはなかった。

 

「あー!!ワンコールで出ろや伏黒に和倉!!つーか無線とか、ブルートゥースイヤホンとか支給されないわけ?」

 

「俺は嫌だぞ?気が散るし、かかってくるとビックリする」

 

「戦闘中外せばいいでしょ!!!」

 

何はともあれ、東京校の陣営は悠仁を守りつつ、団体戦の勝利に向けて行動を開始するのであった。

 

 

時間は現在に戻り、マインの術式による狙撃によって撃ち落とされた西宮は森の中に入り、木と衝突する。

 

「く・・・いてて・・・」

 

西宮は大きなダメージを負ったが、動けないほどのダメージではないため、復帰はできる。だが、どこでマインが自分を狙っているかわからない以上、下手に動けないのも事実だ。

 

(あれがマインちゃんの・・・五条家のもう1つの相伝の術式、浪漫呪法か・・・。術師本人がピンチになれば強い砲撃を放てるって聞いたけど・・・まさか、虎杖君のピンチも自分のピンチに含まれていた?もしくは・・・。ダメ、情報が少なすぎる・・・。どっちにしても、あんな砲撃をもう1度受けたらひとたまりもない。これ以上、迂闊には行動できない・・・)

 

マインの術式、浪漫呪法の情報は有名な術師の間でもほとんど知れ渡っていないために情報が少ない。そのため推察しようにも考えがまとまらない。西宮が考えながら身を潜めていると、突然自分がいた木に衝撃が走り、揺れている。何事かと思って下を見てみると、そこにはパンダと野薔薇がいた。

 

「「に~し~み~や~ちゃ~~~~ん。あ~そ~っぼ」」

 

パンダと野薔薇の顔はヤンキーが浮かべるような柄の悪い笑顔であった。

 

(柄悪っ!!)

 

ヤンキーのそれと同類なパンダと野薔薇に西宮はドン引きしている。

 

ギュンッ!

 

「うわ危なっ!!」

 

西宮がドン引きしていると2人と別方向から1発の弾丸が放たれた。西宮は咄嗟に身を屈んで弾丸を躱した。

 

「桃ちゃんみ~~~っけ♪」

 

弾丸が放たれた方向を見てみると、そこには狙撃ポイントから離れたマインがライフルを構えて西宮を狙っている。

 

「あ~そ~び~ま~しょ~♪」

 

マインの表情はパンダと野薔薇と負け劣らずの柄の悪い笑みを浮かべていた。

 

(怖っ!!かわいくない・・・)

 

まるで不良グループに囲まれたのような気分になった西宮は3人にさらにドン引きしている。

 

 

一方狙撃手・・・マインをリタイアさせるために出向いたラバックと清孝は彼女の狙撃ポイントまで辿り着いたが、辺りを見回してみても誰もいない。

 

「チキショウいねぇ!!!あの(アマ)とんずらこきやがったなぁ!!!」

 

「キレんなよ・・・。けどまだ遠くには行ってないはずだ。さらに糸を伸ばして索敵範囲を伸ばして・・・」

 

ラバックの両手のグローブに備わっていた糸巻の糸を伸ばそうとした時・・・

 

バッ!!

 

「うおおおおおおお!!!!」

 

「あ!!?」

 

「げっ!!?」

 

バキィ!!!

 

「うお・・・おあああああああああ!!!!」

 

木の上に隠れていた(たつみ)が飛び出し、清孝に渾身の拳を放った。清孝は咄嗟の防御を試みたが、力が強く、吹っ飛ばされてしまう。

 

(おいおい・・・まだ罠を張り切れてないとはいえ、ここまで接近を許しちまうなんて・・・。まさかこいつ、真希ちゃんと同じタイプの奴か・・・?)

 

ラバックが考察している間にも(たつみ)はさらに拳を叩きつけようとする。ラバックは咄嗟に防御の姿勢に入って、両腕に糸を巻き付けて、(たつみ)の打撃を吸収した。

 

「お前ら・・・悠仁殺そうとしたろ」

 

「!」

 

(たつみ)の言葉を聞いて、ラバックは反応し、申し訳なさそうな顔をする。その瞬間、(たつみ)は拳の力を強め、ラバックを押し退ける。

 

「まぁ・・・どっちにしても失敗したみたいだけどな。あんな化け物が相手でも、悠仁が簡単にやられるわけがねぇ」

 

「・・・すまん!悪かった!」

 

(たつみ)が構え直すと、ラバックは途端に両手を合わせて頭を下げ、彼に謝罪の言葉を述べている。

 

「言い訳になるけど・・・上の爺さんや清孝のような御三家ならともかく・・・俺には、虎杖を殺す理由が全くないんだ」

 

(たつみ)はその言葉を聞いて、警戒を緩めずに、体制を解かず、ラバックの主張に耳を傾ける。

 

 

ドォン!!ドォォン!!

 

一方その頃、悠仁と東堂の戦闘は激しさを増している。東堂に蹴りを放った悠仁は続けて悠仁はワンツーパンチを放つ。東堂はそのニ撃を防御し、悠仁に拳を放つ。悠仁はその拳を受け流し、拳を放つが東堂にこの攻撃を防御され、回し蹴りで蹴とばされる。東堂は追撃で拳を放つが、悠仁はその攻撃を躱し、東堂の腕を掴んで背負い投げのように彼を地面に叩きつけた。東堂は反撃として悠仁の腹部に強烈な拳を叩き込む。

 

まともに拳をくらった悠仁はバク転して東堂から距離を取り、木の枝につかまって体を揺らし、こちらに向かってくる東堂に蹴りを放とうとする。東堂はその蹴りに感づき、スライディングブリッジでギリギリで蹴りを躱す。

 

(素晴らしいタフネス!積極的に地形を利用してくる!)

 

蹴りを躱した東堂は振り返り、悠仁がいる木の枝に向けて顔をあげる。だがその木の枝にはすでに悠仁の姿はなかった。

 

(いねぇ!)

 

ではどこに行ってしまったのか。その答えは、東堂の頭上のど真ん中だ。降下する悠仁は落下の勢いに乗せて、東堂の頭に呪力が籠った拳を叩き込んだ。

 

(次手までの組み立ても速い!)

 

悠仁は東堂に蹴りを放った後、すぐに木の枝の上に上り、彼がこちらに目線を向ける前に跳躍し、東堂の頭上まで迫った。これらと繋ぎ合わせることによって、今の攻撃に繋がったということだ。

悠仁は東堂に攻撃を仕掛けつつ、東堂の放つ拳を払いのけながら攻防を繰り広げる。東堂の攻撃を凌いだ悠仁は彼の顔面に強い力を込めた拳を叩き込んだ。

 

(極めつけは・・・この凄まじいパワー!!小さい体で素の力は俺より強い!だから少ない呪力で打撃が成立する!だから呪力の流れから動きが読みづらい!だが・・・この時間差でぶつかってくる呪力・・・これだけは・・・これだけは・・・!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちっがああああああああああああああああう!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちっがあああああう!!

 

ちっがあああああう!

 

ちっがあああああう

 

ちっがああああう

 

ちっがあああう

 

「・・・今の東堂か?」

 

「ですね・・・」

 

「お前らが悠仁仕留め損なった理由がなんとなくわかったよ」

 

森の別の場所で恵と憲紀から離れた真希と三輪は遠くからでも絶叫する東堂の声を聞きつけた。

 

「で?なんで憲紀から離れた?術式身内にも隠してんのか?」

 

「・・・虎杖君のことは、ごめんなさい。言い訳になりますが、私はみんなとは違う。でも、だからと言って交流会の勝ちを譲る気はありません」

 

真希の発言に対し、三輪は申し訳なさそうな顔でまずは一言謝罪をし、この交流会で勝ちを取りたい理由を話す。だがその前に、大前提として術師の昇級制度についても説明する。

 

「術師の昇給は推薦制なのは知ってますよね?縦の繋がりのない術師にも、交流会の話はよく伝わります。ここで活躍した学生には、在学中、昇給のチャンスが大きく与えられる」

 

この話の補足をするならば、高専の教師は受け持ちの学生を推薦することはできない。例えば、1年担任の悟と副担任の赤女(あかめ)は悠仁を一級術師に推薦できないという例が挙げられる。

 

「私は少しでも早く自立して、お金を稼ぎたいんです」

 

「・・・なんで?」

 

「貧乏です!弟も2人!」

 

貧乏な家族のためにも自立をしてお金を稼ぎたいという三輪の言葉に、真希は彼女がかなり心配している。

 

「・・・お前、大丈夫か?真衣とうまくやれてるか?いい奴すぎないか?」

 

「え?多分・・・」

 

真衣とうまくやれてるかと問われると、自信なさげに答える三輪。

 

「・・・手加減しねぇよ?」

 

「問題ありません!そういうつもりで言ったわけではないので」

 

真希は薙刀を構え直し、三輪も刀を抜いて戦闘態勢に入り、2人の戦いが始まろうとしていた。

 

 

凄まじい絶叫を放った後、東堂は悠仁の技、逕庭拳について指摘をする。

 

虎杖(マイフレンド)!その時間差でぶつかる呪力!それはお前の悪癖だな!」

 

「逕庭拳のことか?」

 

いきなり逕庭拳のことについて指摘された悠仁は最初から今に至るまで、東堂がどういう人物かわけがわからなくなる。

 

(なんだ?この人急に・・・)

 

「それで満足している限り、お前は俺に勝てん!!そのレベルで満足していると、俺とお前は親友でなくなってしまう・・・いいのかぁ!!!??」

 

「どうしよう・・・それは別にいい・・・」

 

「弱いままでいいのかぁ!!???」

 

「!」

 

東堂の指摘に悠仁は目を見開く。弱いままでいいのかという問いかけ。その答えは当然、ノーだ。

 

「よくねぇよ!!」

 

「そうだろう・・・親友(マイベストフレンド)!!!!!!」

 

悠仁は自身の両腕に呪力を籠め、東堂との戦闘を再開させる。だが東堂の場合だと、戦闘と言うよりかは・・・悠仁を導いているかのように見える。

 

 

一方森の狙撃地点だった場所、ラバックと対面する(たつみ)は彼から楽厳寺から言い渡された指示を全て聞いた。

 

「なんだよそれ・・・!宿儺が危険なのはわかる!わかるけど・・・そこまでする必要があるのかよ!」

 

その内容を聞いて、(たつみ)は憤りを感じている。と同時に、ラバックがなぜ自分に指示内容を話してくれたのか理解できなかった。

 

「でもなんでだ?なんで俺にこんなことを話すんだ?学長の指示だったんだろ?」

 

「言っただろう?俺はこんな指示乗り気じゃないんだよ。こんな事したら『あの人』に幻滅されちまう。それでフラれちまうなんて絶対嫌だね。だから俺としては、虎杖の動きを止めるだけでよかったんだよ。下手に手を出したら東堂がブチギレるからね。虎杖が罠をぶち壊すとは思わなかったけど」

 

話を察するに、どうやら悠仁襲撃の際、彼は糸の罠で悠仁の動きを封じるだけに留めておくつもりだったようだ。東堂が止めに入ると思っていたが故。罠を壊されるとは思っていなかったようだが。

 

「それと誤解しないでほしいんだけど・・・加茂とか清孝とか・・・他のみんなも根はいい奴ばっかなんだ。個人で動いていたとしても、あんまり恨まないでやってよ」

 

(・・・嘘は言ってないみたいだな・・・)

 

京都校の仲間を大事にしているラバックの話を聞いて、(たつみ)は嘘を言っていないと判断し、警戒は解いた。ただし、戦闘態勢は解かず、布が巻かれた青龍刀を鞘から抜く。

 

「・・・わかったよ。その言葉、信じるよ。けど、交流会の勝ちは絶対渡さねぇぜ?」

 

「そうはいくか。交流会には一級昇格のチャンスが転がってる。俺だって一級昇格を狙ってんだ。勝ちだけは譲らねぇ」

 

ラバックも交流会の勝ちを譲る気はないようで、構えを取る。もうこれ以上の言葉はいらないと判断した(たつみ)は先手を取ろうと先に動こうとする。すると・・・

 

ドォォォン!!!

 

「なっ・・・!」

 

突然地響きが鳴りだし、(たつみ)が殴り飛ばした清孝が乱入し、彼を殴り飛ばす。殴り飛ばされた(たつみ)は木に叩きつけられ、清孝に顔を片手で掴まれる。清孝の顔は憤怒で染まり切っていた。

 

「げっ・・・清孝・・・」

 

憤怒を浮かべて乱入してきた清孝にラバックはまずいと言わんばかりに顔を青ざめている。

 

「おい・・・1年。さっきはよくも舐めた真似をしてくれたなぁ・・・。何億倍にして返してやる・・・しっかり受け止めろぉ!!!!」

 

ドゴオオオオン!!!!

 

清孝は足に力いっぱいの助走をつけ、力を込め、(たつみ)を複数の木に叩き込みながら、バッタバッタと多くの木をなぎ倒していく。予期しなかった(たつみ)と清孝の戦闘が突如として始まろうとしていた。




じゅじゅさんぽ

Q.どんな人がタイプですか?

真希「最低限、私より強い奴」

真衣「は?なんで答えてもらえると思ったの?」

マイン「顔がよくて度胸がある奴。でも性格悪い奴はNG」

野薔薇「『かきくけこ』はマジで無理」

『か』いしょうなし
『き』んけつ
『く』さい
『け』ち
『こ』ときれてる

西宮「セバス○○○・ス○○って知ってる?うへへ・・・いい体してるぜ」

赤女(あかめ)「肉」

三輪「いや・・・そりゃ、普通にかっこいい人は隙ですけどー・・・一緒にいて、楽しいっていうか・・・私には、この人しかいない!って思えるかどうかが大事ですよね。・・・え?うふふ・・・やーだ、恥ずかしい~」

悟「あー・・・ほらー・・・えぇ・・・えっと・・・な、なんだっけ・・・あの~・・・あのあのあの~・・・あ、ほら、いい子そうな子。いい子そうな子。前髪特徴的な・・・ほら・・・ほら、ほら・・・いるじゃん」

歌姫「いい子・・・いい子・・・いい子・・・」

真希  ×

真衣  ×

マイン  ×

野薔薇  ×

西宮  ×

赤女(あかめ)  ×

三輪  ○

チェルシー「あ~・・・もしかして三輪のことかな?」

歌姫「あー、確かに」

悟「あー!そそそそそ!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。