B&T~記憶喪失の転生者、伝説級の暗殺術で異世界ディストピアをぶっ壊す~ 作:五島七夫
「……なんだか最近、ソフィアがお前に似てきた気がするんだ」
そう声をかけると、船内の食堂で何やら机に向かって作業をしているクラウは気だるそうに顔を上げた。
「はぁ……それに何か問題でも?」
「いや、概ねは問題ないんだが……口が悪くなるのだけはいただけないなと思ってな。それで釘を刺しに来たんだ」
「それはきっと大丈夫ですよ。タフな誰かさんにしか、ソフィアちゃんも変なことを言わないでしょうし」
タフな誰かさんとは恐らく自分のことか。しかし、いつまでも心はガラスの十代のつもりなので、あまり口が悪くなるのはいただけないのだが――いや、別にソフィアから来る皮肉なら可愛いものだし良いかもしれない、この緑に比べたら何倍も可愛いのだから。
ともかく、クラウはまたすぐに視線を落とし作業を再開したようだ。
「……ところで、何をしてるんだ?」
「タフな誰かさんのために、武器を改良しようかと思いまして」
「お、もしかしてこいつのことか?」
ベルトに繋げている手甲を見せるように体を捻ると、クラウは頷いた。
「えぇ、いつまでも試作型っていうのもちょっと違うかなと思いまして」
「いやまぁ、改良してくれるっていうのならありがたいが……ちなみに、どんな方向性で?」
「そうですね、威力に関してはある程度は問題ないと思ってます。私はセブンスって子をまだ見てないですが、それでもゲンブ一派はみんな人型ですし、そもそも七聖結界を使うゲンブだけはちょっと武器を改良したくらいじゃ抜けないと思うので。その他の三人を倒せる、または打ち合って負けないくらいの火力があればいいですよね?」
「あぁ、そうだな」
「なので、やるなら連射力とか、継続利用を可能にするとか、そっち方面かなと……とくに、同じADAMsを使うT3との戦闘においては、再装填は手間でしょうし……」
「確かに……クラウのいう通りだ」
試作品を作ってくれた時もそうだが、クラウは実戦での自分の立ち回りや、やりたいことを先回りして色々と考えてくれている。実際、T3やホークウィンドと戦うなら短剣や手斧以上の火力は欲しいし、それが打ち杭だとしても現状のモノだと再装填の隙をどれだけ消せるかがポイントになる。
「うん、アラン君の欲しいものとズレてなくて良かったです。ただ、理論はある程度は固まって来てるんですが、それを細工できるだけの設備も部品も足らないんですよね……」
「まぁ、船の中で鋳造なんかは出来ないしな」
「ですねぇ……そうじゃなしにしても、この理論でいけるか、もう少し考えてみないと……」
そう言いながら、クラウは羊皮紙の上にツラツラと筆を走らせている。窓から差し込む日の光が彼女を照らし、また吹く風が髪を揺らしている――黙っていればよく彼女自身が言っている通り抜群に美少女だなと、なんとなく彼女の所作に見惚れてしまう。
ソフィアをモデルにしてから数日経っており、南へと向かう線上はまた気温を上げている。そのためクラウは外套を脱いでるのだが、そのおかげもあってか妙に色っぽくも見える。
そんなこんなでしばらくクラウを見つめていたのだが、ふとクラウは顔は下に向けたまま、視線だけこちらに向けて口を開く。
「……描いてくれないんです?」
「……うん?」
「えぇっと、その……なんでもないです」
クラウは小さく首を振ると、再び机に視線を落とした。しかし、先日からの文脈で描いてくれないかということなのなら、恐らくは絵のモデルのことを指しているのだろう。
自分からモデルになりたいと思ってくれているのならありがたいことだが、同時に中々クラウの方からは言い出せない気持ちも分かる。とはいえこちらとしても見惚れていたくらいなので、描かせてくれるというのならありがたい限り――むしろこちらからお願いして丁度いいくらいだろう。
「なぁ、クラウ」
「……なんでしょう?」
「モデルになってもらっていいか?」
「うぐっ……なんだか催促しちゃったみたいで恥ずかしいから、素直に良いですよ、とも言いにくいんですが……」
「頼む!!」
額の前で大きく手を合わせると、クラウは微笑を浮かべながら小さくため息をついた。
「ふぅ……ごめんなさい、アラン君に気を使わせちゃいましたね。でも正直に言えば、私だけ描いてもらってないのも寂しいじゃないですか? なので、描いてほしかったのが本音です」
「いや、てっきりじろじろ見るなと文句言われるかと思ってな」
「そう言いながら、さっきじろじろ見てたじゃないですか……えと、ともかくお願いします。どこか移動したり、ポーズ取ったりしたほうが良いですかね?」
「いや、そのままで良いぞ。机に向かってる姿が綺麗で良かったからな……それじゃあ、画材を取ってくるから、少し待っててくれ」
「あっ……はい、行ってらっしゃい」
呆気にとられたような表情のクラウを後に、自室に画材を取りに戻る。あまり待たせると悪いので、少々小走り気味に移動し、再び食堂に戻った時には、クラウは窓に向かって何やら自身の髪をいじっているようだった。恐らく彼女が見つめているガラスに自分の姿が写り込んで気付いたのだろう、クラウの驚いた顔がこちらからもガラスに映ったのが見えた。
「……ふぁ!? アラン君、早くないですか!?」
「いや、あんまり待たせるのも悪いと思ってな、ちゃちゃっと移動してきたんだが……」
「もう、もっとゆっくりでよかったのに……ごほん、それじゃあ、お互いに始めましょうか」
その言葉を皮切りに、対面になりながら座席に着き、互いに作業を始める。エルやソフィアの時は彼女ら自身はじっとしてもらっていたので会話も多かったが、今回は互いに作業をしているので静かに時が進む。
「……ソフィアちゃん、部屋で何度もアラン君の絵を見てるんですよ」
「へぇ、嬉しいけど、なんだかそれも気恥ずかしいな……」
時おり、こんな世間話が挟まれる。
「あと、アラン君はうわの空で覚えていないと思うので、もう一度ちょっと言っておきますね。ティアのことなんですが……ホークウィンドとの戦闘以来、神聖魔法の行使に違和感があるらしいです」
「おっと……なんか言っていた気がするな。大丈夫なのか?」
「はい、違和感があるだけで、問題なく使えるみたいですし……ただ、私がルーナ神の加護を取り戻しましたし、なるべく私の方で頑張りたいなと」
そう言いながら、クラウは手を止めて二の腕で力こぶを作るポーズをしてみせた。だが、すぐに机の上に突っ伏してしまう。
「……でも、ホークウィンドとゲンブは畏敬を使ってくるから、私じゃ対処できないんですけど……」
「まぁ、T3とセブンスは畏敬を使ってこなかったし、魔獣や魔族との戦闘もあるだろうからな。頼りにしてるぞ、クラウ」
「ふふ、フォローありがとうございます……お任せください」
微笑む少女の顔がインスピレーションを刺激し、再び絵の方へと集中する。しばらくしてまた少し集中が切れたタイミングで、今度はこちらから会話を切り出すことにする。
「そう言えば、ソフィアから聞いたんだが、十人目の勇者って特別なんだってな」
「えぇ、最後の預言によれば、ですが……ソフィアちゃんから詳しくは聞いてないんですか?」
「あぁ、預言については、クラウの方が詳しいだろうからって。良かったら、最後の預言について教えてくれないか?」
「えぇ、良いですよ……とはいえ作業しながらなので、分かりやすく説明できないかもですが」
「まぁ、それは俺も同じだな。絵を描きながらだから、良い生徒になれるか分からん」
「ふふ、そうかもしれないですね……それじゃあ、ながらで聞いてください……ごほん、最後の預言書によれば、三千年期の終わりに、十度目の魔王復活に合わせて、邪神ティグリスも同様に復活すると言われています」
「その辺りはソフィアからも聞いたな。主神が目覚めて、魔王と邪神が復活できないようにするとかなんとか」
「そうですね、概ねのあらすじはその通りです」
「とはいえ、さわりしか聞かなかったからな。もう少し詳しく聞いてみたい」
恐らく、七柱が惑星レムに移動してきた理由が、その辺りに隠されているように思う。奴らはなぜ、この惑星を人の住める環境にして箱庭を作ったのか。べスターの話を勘定すれば、恐らくはこの世界の住民を利用して、旧世界で実現できなかった高次元存在の降臨を成そうとしてるのだろうが――その辺りの答えが最後の預言に隠されているのではないか。
こちらは自然とモデルを見る形になるのに対し、本来ならクラウは手元を見ているはず――とはいえ、結局はなるべく分かりやすく説明してくれようとしているのだろう、クラウはペンを唇に当てながら、視線も浮かせて考え込んでいるようだった。
「……最後の預言によれば、十人目の勇者が降り立ち、魔王と戦おうとするその時に、邪神ティグリスが復活すると言われています。本来なら、魔王だけでも大変な相手……というのは、実際に対峙したアラン君なら分かると思いますが」
「あぁ、そうだな」
封印すること自体は出来たし、こうやって生き残れもしたのだが、この世界の最高の実力を持つ六人と、異世界の勇者と聖剣、ADAMsがあって優勢ではあったものの、ブラッドベリは一対八をこなしていたのだ。やはりその力は凄まじいものがある。
魔王に付随して、それ以上の存在が出て来れば、勇者だけでは太刀打ちできないのも頷ける――しかし、邪神ティグリスなんていうものは本当に寓話で、七柱が造り上げた虚構だろうから、恐らく最後の預言の中で重要なのは邪神の存在ではなく、それ以外の部分だ。
「……それで、勇者は負けるのか?」
「いいえ、邪神と戦う勇者という希望が、レムリアの民による三千年の祈りに呼応し、主神が降臨なさるのです。
主神は光の巨人の姿でこの世界に現れ、七柱の創造神たちと共に邪神ティグリスと最後の聖戦が行われます……天で神が、地で人がそれぞれ勝利を収め、邪神ティグリスの加護を失った魔王もその不死身の肉体を失い、永久の敵対者がこの世界からいなくなるのです」
今の話の中で、気になるワードが一つある。それは、光の巨人だ。ただ邪神を倒すだけなら、わざわざ姿を形容する必要もないような――もちろん、なんとなくイメージが着きやすいように適当につけた設定かもしれないが、なんとなくだが何か重要な意味を持つように思われる。
とはいえ、それ以外はありきたりな作り話みたいだ。もう少し後の方まで話を聞いてみたい――絵を進めながら質問してみることにする。
「……なるほど。しかし、それだと勝っただけだよな? それとも、邪神とか魔族っていう敵対者が居なくなるっていうのが、永遠の楽園ってことなのか?」
「いいえ。以前にも言ったように、主神の目的は生きとし生けるものの救済……邪神を倒して後、主神の加護がレムに生きる全ての人に……人類やドワーフ、エルフなど、邪悪と戦っていた全ての者たちが苦しみから解き放たれ、永遠の安寧を得るとのことです」
「苦しみから解き放たれる、ねぇ……抽象的だな」
「えぇ、確かに苦しみという言葉自体は、凄く曖昧です……しかしアラン君、苦しみの根源ってなんだと思いますか?」
絵を描く手を止め、質問を投げかけてきたクラウを見ると、彼女もまた手を止めて、感情の読めない表情でこちらをじっと見ている――稀に感じる彼女の一つの側面、宗教者としての真摯な信仰が、今の彼女の表情に現れているようだった。
「哲学的な質問だな……最後の預言に関わるのか?」
「はい、その通りです」
「分からないな……教えてくれ」
「はい。苦しみの源泉、それは肉の檻……つまり肉体だと聖典には定義されているんです」
クラウは自分の胸元に手を置いて一息つく。相変わらず、どこか清廉な雰囲気を纏っており――これも間違いなく彼女の一面、そう思いながら筆を走らせる。対して、クラウはこちらが絵を進めているのを少しだけ見守り、再び口を開いた。
「……人が空腹を覚えるのは何故か、ケガをして痛みを覚えるのは何故か、それは肉体があるからです。物理的な苦しみだけでなく、精神的な苦痛も肉体があるからこそ……人が死に怯えるのは、肉体が朽ちるのが恐ろしいから。自分と何者かを比べて劣等感を覚えるのは、身体能力や容姿に差があるからです。苦しみの源泉は、人の魂が肉の檻にあるからこそなんですよ」
「……一理あるな」
肉体があるから生存本能があり、肉体が持つ本能と社会性と衝突を起こすから人は自己の在り方に悩まされる、とも言えるのかもしれない。だから、肉体なんぞなければ人は苦しまない――まぁ、子供じみた極論にも感じるが、極論だからこそあながち間違いでもないだろう。
思考が先行しているせいか、なんだか筆が止まってしまった。仕方なしに背景などを仕上げつつ、こちらも返答をすることにする。
「……それじゃあ何か、人々の魂が救済されるっていうのは、すなわち人々の魂が肉体から解放されると、そんな感じか?」
「はい、その通りです。肉体の檻から解放された人々の魂は……主神が復活なされるより以前に生きた人々も合わせて、輪廻の輪から解き放たれ、魂だけの存在になります。そうなれば、肉体が生み出した苦しみから人々は解放され、人々は永遠の安寧を得ることになるのです」
「……君はどう思うんだ? クラウディア」
なんとなしにだが、そう質問したくなった。クラウという人格だけでなく、その奥にある魂まで含めて――自分の質問の真意を掴みかねているのか、それとも呼び名が変わったせいなのか、先ほどまでの厳かな雰囲気が鳴りを潜め、少女は少々慌てた様子の表情を浮かべていた。
「え、えぇと……どうっていうのは?」
「肉の檻から解放されるのが、本当に永遠の安寧と言えるか……いや違うな、君は肉の檻から解放されたいのか」
「……私は、それが正しいと思って生きてきました。ですから、そう簡単に意見を変える気はありません」
その答えは、半分期待していたし、半分は期待していなかったものだ。彼女の宗教観から言えば、変にそこを曲げられるのも彼女らしくない気もする。同時に、なぜ彼女の信心が自分を残念な気持ちにさせたのかを考えてみる。
答えはすぐに出た。きっと自分は、肉体があってこその人間だと思っているからだろう。別に苦しい思いをしたいわけではないが、同時にそれがあるから――生きようとか、より良くしようとか、そんな力が沸いてくる気がするのだ。
要はそこに関する認識が彼女と自分でずれていたことが、残念に思った原因だろう。とはいえ、彼女の信仰を否定する気もないので、別に良い――そう言おうと思ったら、クラウの方から「ですが」と声が上がった。
「……こうやって絵を描いてもらってドキドキするのも、体があってのことですから……そういう意味では、肉体の檻から解放されるっていうのも、今はちょっともったいないって思います」
声につられて彼女を見ると、ポーズは先ほどのままだが、表情ははにかむように柔らかい――ちょうど良い角度で日が指したのか、船内が明るくなり、それが彼女の顔を照らしていた。
欲しかった色が目の前に現れた感覚に陥り、再び絵の中の彼女の肌を色塗りしていく。
「……うぉ、アラン君!? なんか集中してますね!?」
「あぁ、ちょっと待ってくれ……」
この感覚を逃さないようにするために、あとは一心不乱に絵の方へと注力し――筆を置き、完成させた絵をクラウの方へと向けた。
「出来たぞ!」
「ほ、ほぉ……どれどれ……?」
クラウは自分の手元をじっと見つめ――しかし自分の肖像を見続けるのが恥ずかしいのか視線を外した。だが、その後も見たり視線を外したりを続けている。口元を見る限り、残念がっている感じではなさそうだ。
「描きなれてきたおかげかな、結構良い感じにできたと思うんだ。どうだ?」
「え、えぇっと……はい、良く描けてると思いますよ?」
「具体的に、どの辺が?」
実際、本当は自分が描いたものだから詳しく論評を聞きたい。エルの時は自信が無かったし、ソフィアの時は絶妙なリアクションをされたので意見を聞けなかったが、本当はもう少し具体的な感想を聞きたかったのだ。
身を乗り出して意見を待つが、クラウはしばらく視線を泳がせて「あー、うー」と呻いている。
「あの、その……いや、恥ずかしいですって!」
「そうか……?」
いったん描き上げた絵を自分の方に向けて眺めてみる。そこには少し物憂げな表情で紙面に向かう、自分の描き上げたクラウディア・アリギエーリが佇んでいる。描き上げた物と本物を何度か見比べて出てきた印象は――。
「……本物より真面目そうに描いちゃったな」
そう、普段の図々しさが鳴りを潜め、なんだか清楚なってしまった感は否めない。とはいえ、日の光で出したコントラストが良い塩梅に厳かな雰囲気との対比になっており、クラウの本来持つ快活さも出せている気もする。
ともかく、色付けは自分から見て良い出来であり、それが自信に繋がっていたのかもしれない。そう自分で結論を出したのだが、完成した絵の向こう側で、本物が頬を膨らませているのが眼に入った。
「……もう! 私のことを何だと思ってるんですか!?」
「……変な奴?」
「がくー!! 誰かさんのために設計したり、神話のお話したり、こんな健気な美少女を捕まえて変な奴とは!!」
がくー、という言葉に合わせてクラウは机に突っ伏した。確かに、自分のためにあれこれしてくれている相手に変な奴は失礼だったかもしれない。
「いやすまん……しかし、普段から美少女自称してるんだ、今更自画像を見て恥ずかしがるもないんじゃないか?」
「それとこれとは話が別なんですよぅ……」
机に突っ伏したまま話しているので、クラウの声は聞き取りにくい。少しして、腕から額を離し、クラウは眼だけをこちらに向けてくる。
「……それで、最後の預言についてはもう大丈夫ですか?」
「あぁ、問題ない。ありがとうクラウ」
結局、預言としてはありきたりな感じであるものの、べスターの言っていたことと肉体の檻から解放されるという内容が一致している感じがするので、七柱の狙いに関する自分の予測は概ね当たっていただろうという検討はついた。
「ふぅ……その顔」
「……うん?」
「アラン君が一人で考え込んでいる時の顔です。正直、それはあんまり好きではありません……もうちょっと、私たちのことを頼ってくれても良いんじゃないですか?」
そう言いながら、クラウは腕を枕にしたまま窓の外の方へ顔を向けた。
「……結構頼ってるつもりなんだがな」
「それは残念、互いの認識に齟齬があるようで……」
「すり合わせられるように善処するよ。それで、コイツはどうする?」
机の上に完成した絵を置き、腕の近くまで押し出す様に移動させると、クラウは顔を上げてその絵を自分の方へと引き寄せた。
「……これは講義代として受け取っておきます」
クラウは再び視線を落とし、絵の中の自分をじっくりと見つめ――結構気に入ってくれたのだろう、先ほどまでの不機嫌な雰囲気は落ち着き、またはにかむように笑ってくれた。