ことの発端は、アンジュ達アルゼナル組が我が防衛隊(笑)基地に来てから5日後のことであった。
北都拳二郎「なに?力試し?」
タスク「あぁ。」
タスクから予想外の発言に、ちょっと困惑しつつも理由を聞いてみることに………
北都拳二郎「ちなみに、理由は?」
タスク「僕自身もそうだけど、彼女たちのことを考えたら、自分の技を鍛えないといけないと思うんだ。」
確かによく考えると………
パラメイルが壊れてしまったら、メイルライダーはもれなくドラゴンの餌食になってまうけど、うちらに至っては、パラメイルの有無かかわらず北斗神拳や南斗聖拳でどうにかなっちゃうという現実を抱えちゃっている。
ていうかそれ以前に、今の俺達ってどれくらいの力量を持ってんだろうと気になっていた。
北都拳二郎「サリア達に至っては、伶衣に任せてるからな…………あいつが言うには、【技の習得が早くて、拳のきれもいい。あとは実力だ】って言ってたな………」
俺は色々と考えた。
考えた…………………………………………………………………………けど、北斗神拳と南斗聖拳がいる時点で物語もへったくりもねぇという思考にたどり着いて、考えるのをやめた。
そして……………
北都拳二郎「いいか、べつに。…………………余計なことしようか!」
そう、こうなったらいっちょ余計なことをしようという事にした。
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北都拳二郎「…………で!近くの無法島に来たというわけだ!」
アルゼナル組『で!じゃないわよ!!で!じゃ!!!』
総ツッコミされタンゴ。………わかってたけど。
アンジュ「なに?!あんた、ここで何しようっていうの?!」
北都拳二郎「何って………実力だめしだが、なにか問題でも?」
サリア「問題しか無いわよ!!なに?!あたしも戦わなきゃいけないの?!」
北都拳二郎「そうだが?」
ヒルダ「いくらなんでもぶっつけ本番はないだろ?!まだコツ掴みきってないのに!!」
北都拳二郎「コツなんて掴んでたら意味ないやろ。」
ロザリー「ていうかなんであたしらまで?!」
クリス「あたし達………拳なんて覚えてないのに……どうやって……」
北都拳二郎『考えるな。感じろ。』
ナオミ「感じろって言ってもね………。」
タスク「まぁいいんじゃないか?このところ、体が鈍ってきてるし、息抜きは必要だよ?」
エルシャ「そうね~、日頃の鬱憤晴らしには最適かもね♪」
各自各々の質問は済んだ所で、早速始めるとしよう……
北都拳二郎「さぁ…………パーティの始まりだ。」
てことで、始まりました!
第1回情け無用の力試し!
実況は【天の声】でお送りします!!
ルールは簡単!!
島中にいる【チンピラ集団】を片っ端から血祭りにあげるという内容です!
さぁ、最初に接敵したのは………、アンジュ選手のようです!!
相手はヌンチャクを持った逮捕歴35回の歴戦のチンピラ!どう倒すのでしょうか?!
アンジュSide
アバズレ野郎1「うっひっひっひっひっひっひ…………どうやっていたぶってやろうか?」
アンジュ「あぁもう!!気持ち悪いったらありゃしないわね!!もう!!」
色々とツッコミ見たいところだけど、こうなった以上覚悟を決めることにしたアンジュ。
アンジュ「もう!!どうなっても恨まないでよね!!」
そう言って構えると、アンジュの周りから何やら黄金の闘気が溢れ出ていた。
アンジュ(何かしら………………体から力が溢れてくるような感覚がする………。)
チンピラ1「うりゃああああ!!」
アンジュ『はあぁぁぁぁぁ!!!』
アバズレ野郎が攻撃を仕掛けようとアンジュに近づいてきたが、そうはさせんと言わんばかりに闘気を纏って貫手突きをアバズレ野郎の心臓を胸筋ごと突いた。
アンジュ『
ああーーーとぉ!!
アンジュ選手!!まさかの元斗皇拳を繰り出したぞ!!
南斗慈母星を持ちながら、元斗皇拳を会得していたとは!!まさに驚きです!!
チンピラは、断末魔を言う暇もなく哀れな最後を迎えた!!K.O.だ!!
一方でサリア選手はというと………
サリアSide
サリア(相手はボクサーのようね……だけど!)
サリアの相手は、ボクシングの試合でブチギレて相手の選手を半殺しにしたボクサーであった。
チンピラボクサー「こんな小娘!俺がぺしゃんこにしてやる!!」
サリア「できるかしら!!」
チンピラボクサー『うおりゃーーーー!!!』
チンピラボクサーが力に任せて突進してくるが、つかさずサリアが南斗五車星風の拳を繰り出す!
サリア『ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!』
サリアの拳が繰り出されると同時に、猛烈な風が襲う!
チンピラボクサーは構わず突っ込んでいったが、次の瞬間!
チンピラボクサー『ピギャ!!』
情けない断末魔と共に、綺麗に切り裂く。
サリア『
出たぁーーーーーーーーーー!
五車風裂拳だ!!
筋肉モリモリマッチョマンの変態でも切り裂かれたーーーーー!!
おっと?
向こうの方で何やら炎が舞っているようです!
ヒルダSide
ヒルダ「全く!どいつもこいつもろくでもないやつしかいねぇな!」
ヒルダは先程からパンチや回し蹴りでアバズレ野郎共を倒していたが、残りの大男が倒せないでいた。
ダンテ「ふっふっふっふ!!この俺の南斗聖拳を倒せるかな?」
ヒルダ(あの野郎、さっき南斗聖拳って言ったな………またあの技を出されると厄介だ。………仕方ねぇ!)
そして、防御の姿勢からあえて受けの態勢に変えて相手を誘う。
ヒルダ「もういっぺん来やがれ!!」
ダンテ「地獄で後悔させてやるぅ!!!」
ダンテ『
まさか戦うのを諦めたのか?
そう思われたが次の瞬間、ダンテの顔を片手で受け止めて動きを封じる。
ダンテ「なっ?!」
ヒルダ「悪いねぇ…………こっちも遊びでやってるんじゃないのでな……。これでも喰らいな!!」
そう言うと、ダンテを受け止めた拳から火炎が出てきて瞬く間にダンテの全身を炎が襲う。
ダンテ「うぎゃああ!!熱い!!」
ヒルダ「あたしに喧嘩を売ったことを後悔しな!!」
そして両手で円を描くように自らの拳法を繰出してダンテを切り裂く。
ヒルダ『
ダンテ「うぎゃ!!」
五車炎情拳を繰出してダンテを倒すことに成功したヒルダ。
そしてロザリーとクリスも、己の拳を体得しようとしていた。
ロザリー・クリスSide
ロザリー「何なんだよこいつ等は!!倒しても倒してもキリが無ぇぞ!!」
クリス「このままじゃ!!」
まさに絶体絶命であった。
銃の弾は底をつき、いくら殴ってもすぐに復活してくるチンピラ共。
チンピラ4「ヘッヘッヘ!!このねぇちゃんはおれがもらった!!」
クリス「ひぃ!!く、来るなぁーーーー!!」
恐怖のあまり、両手を重ねて鉤爪の形にして相手の首に攻撃を加えた。
そして、その攻撃を受けたアバズレ野郎の首の一部が削れたのだ!
チンピラ4「な…なんだ?……さ…寒い……」
首の一部を削り取られたアバズレ野郎は、流血もせずずに凍え死んだ。
ロザリー「な、なんだ?!いまの!!」
ロザリーは、今起こったことがわからず困惑していたが、クリスはと言うと……
クリス「これが、あたしの拳……………だったら!!」
天の声を聞いたクリスはアバズレ集団に向かって突っ込んでいき、そして相手の体の一部を削り取っていった。
クリス『
クリスが次々とアバズレ共を蹴散らしていると、ロザリーもかなりやばい状況になった。
ロザリー「な、なんだ?!これ?!」
無我夢中で両手で槍を持つ真似をしていたら、突然右手が青く光りだして槍状に変化したのだ。
突然のことでかなり慌てていたが、チンピラの1人が突っ込んできて、パニックになる。
ロザリー「うひゃあああ!!!く、来るな!!寄るなーーーー!!」
パニックに陥ったロザリーは、無意識に青光の槍を投擲した。
すると、その槍がアバズレ野郎の腹部を貫いたのだ!
チンピラ5「こ、こいつ……………元斗青槍飛拳を………」
ロザリー「元斗………なんだって?」
突然のことで状況を飲み込めなかったが、一つだけわかったことがあった。
ロザリー「とにかく、自分の身は自分で守れってか?だったら容赦はしねぇぞ!!」
そう言うと、もう一度青光の槍を作り、チンピラ集団に向かって投擲した、今度は技も叫んで。
ロザリー『
一方でエルシャはと言うと…………
エルシャ「真空エルシャ車!!」
エルシャはその自慢の剛力でチンピラ集団を次々とはっ倒していった。
アバズレボクサー『うおりゃーーー!!』
痺れを切らしたアバズレボクサーが突進してきたが、逆にベアハッグを繰り出して、圧死させる。
エルシャ『
そしてつかさず、今度は岩場に陣取っていたスナイパーをアッパーで岩ごと真っ二つにする。
エルシャ『
まさに剛力な故のなせる芸当。
一度に2つの技を繰り出して相手に恐怖を与える。
おっかねぇナイスバディなねぇちゃんなこった。
タスクSide
タスクの相手は柔道の黒帯男だった。
一度は背負投を喰らったが、今度はそうはさせんと言わんばかりに、海の拳を繰り出す。
タスク『
変幻自在の柔らかな構えで黒帯男は技を見切ることができずに、跳び蹴りをまともに喰らって力尽きる。
一方で北都とナオミはと言うと…………
北都・ナオミSide
北都拳二郎『あたぁ!!!あちょお!!!ほあたぁ!!!!あーーーたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたぁ!!!!!!』
自らの力を高めるのと同時に自分の拳のキレを磨いていく。
そしてナオミは………
ナオミ『はぁぁぁぁぁぁぁ!!』
北斗神拳の中で、激流を制する静水が如き拳法【柔の拳】でチンピラ集団を軽やかに経絡秘孔を突いて、有情拳で倒していく。
そこへ、予想外の参戦者が来る。
ヴィヴィアン「うぉりゃああああああ!!」
ナオミ「ヴィヴィアン?!」
北都拳二郎「なに?!」
参戦者はヴィヴィアン!
嗅覚を頼りにここへ来たという。
ヴィヴィアン「あたしもやるぅ!!!そりゃあぁぁ!!!」
場外乱闘してきたヴィヴィアンは、いつの間に身につけたのだろう【
変幻自在なのでかなり厄介この上ないのである。
こうして、情け無用の力試しは終わりを迎えた。
彼らは、新たな力を手に入れたのだった。
今回判明した事
アンジュ・ロザリー:元斗皇拳
サリア:南斗五車星 風の拳
ヒルダ:南斗五車星 炎の拳
タスク:南斗五車星 海の拳
エルシャ:南斗五車星 山の拳
ヴィヴィアン:我流拳
クリス:泰山天狼拳
ナオミ:北斗神拳 柔の拳