異世界救世主伝説 北斗の拳   作:小説設営隊隊長

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やっと書けた…………
待たせてごめんね。


AAAヴンダー、発進!!

 

 

基地の復旧が滞りなく進む中、北都はアンジュ達と今後のことを話していた。

 

イッチの基地 会議室

 

 

北都拳二郎「それじゃあ、今後のことについて決定したから、順をおいて説明していくぞ?」

サリア「それで?これからどうするの?」

 

北都拳二郎「ここを放棄して、ドラゴンの世界…………つまりシンギュラーの向こう側へと赴く!」

 

ロザリー「遂にこっちから攻め入る番か?」

 

北都拳二郎「いや。ドラゴンと和平を図るためにだ。」

 

この北都の発言に驚くアンジュ達であったが、これにはある理由があった。

 

ヒルダ「ドラゴンと和平を?!」

クリス「そんな事、本当にできるの?」

北都拳二郎「まぁ、これには理由もある。」

タスク「その理由は?」

 

北都拳二郎「先の襲撃で比較的損傷の小さいドラゴンの死骸を回収して、精密検査を行ったんだ。そしたら、DMAの配列の一部が人間と同一のものだったんだ。」

 

ヒルダ「何だと?!」

エルシャ「人間と同じ遺伝子って…………!!」

 

北都拳二郎「そこで俺は、皆から血液と遺伝子を採取して、精密検査を行ったんだ。そしたら………」

 

アンジュ「…………全く同じ遺伝子が見つかったのね?」

北都拳二郎「あぁ。それも、ヴィヴィアンの遺伝子なんだ。」

 

エルシャ「ヴィヴィちゃんが?!」

サリア「いくらなんでも当てつけじゃ………」

 

流石のサリア達も困惑するも、北都からそれを裏付ける情報をすでに得ていた。

 

北都拳二郎「俺もそう思ったさ。だから色んな方法で実験をした。そしたら、ドラゴンの姿をしているのは、何かの大気汚染に対抗するためだと思うんだ。」

ナオミ「大気汚染に対抗するため…………?」

 

北都拳二郎「それともう一つ、ヴィヴィアンの遺伝子はドラゴンのと全く同じなんだが、自分で制御できるほど成長していないんだ。だからいつも、飴を舐めているんだろう。それも、ドラゴンの遺伝子を抑制する成分を含んでな。」

 

そう仮定すれば合致がいく。

ヴィヴィアンがドラゴンの遺伝子を持っていながら、1回もドラゴンの姿に変身していない。

そして、いつも舐めている飴の事も考えれば………

 

北都拳二郎「だから、シンギュラーの向こう側へと行くんだ。俺の仮説を確かめるためにもな。」

 

アンジュ「一応納得したわ。でも、どうやってシンギュラーを出すの?」

サリア「そうね………、シンギュラーの向こう側に行くとしても、方法がないんじゃ……」

 

確かに、シンギュラーを開くにはドラゴンの力が必要である。こちらには、シンギュラーを開く技術はないのだ。

…………………………ある一人の転生者を除いては

 

北都拳二郎「方法はある。」

ロザリー「あるのか?!」

クリス「一体どうやって?!」

 

北都拳二郎「その為にもだ。アンジュ、お前の皇族の血統とヴィルキスの力が必要なんだ。」

 

アンジュ「私の?」

 

北都拳二郎「あぁ。あの後、ヴィルキスを解析したらな、あの機体は並大抵のパラメイルじゃないことがわかったんだ。おまけに、能力もほんの少しを開放したまで。」

アンジュ「だから、私の力が必要なの?」

北都拳二郎「そうだ。そして、対エンブリヲ最終決戦兵器の力も必要となる。」

ヴィヴィアン「おぉ!!なにそれ?!気になる!!」

 

そう言うと北都は、アンジュ達を連れて基地の最下層部…………地下巨大格納庫へと向かった。

 

 

イッチの基地 最下層部 地下巨大格納庫

 

 

北都拳二郎「これだ。」

そこにあったのは、あまりにも巨大な船体に、超大型の戦艦主砲、鳥のような巨大な主翼に、巨大なエンジンノズル、これが対エンブリヲの最終決戦兵器であった。

 

アンジュ「な、何あれ…………」

サリア「これが…………最終決戦兵器?」

ヒルダ「無駄にデケェ………………」

ロザリー「全長何メートルあるんだ?こいつ……」

クリス「これじゃあ………余裕に1kmは超えてると思うけど…………」

エルシャ「これは………」

 

北都拳二郎「AAAヴンダー…………それがこいつの名前だ。」

 

ナオミ「AAAヴンダー………?」

ヴィヴィアン「うひょーーーーー!!!すっげーーかっこういーーーー!!」

タスク「行くのか?」

北都拳二郎「あぁ。すぐにでも発進するぞ!!準備急げ!」

 

 

ヴンダーの発進準備が始まり、基地内に待機していた戦車と装甲戦闘車両がヴンダーへと積み込まれ、戦闘機は全機発進。

D級攻撃空母へと向かった。

 

そしてアルゼナル第1中隊のパラメイルも、ヴンダーへの積み込みを開始していた。

 

 

AAAヴンダー 左舷格納庫

 

コンピューター音声5《機体の固定完了。ガントリーロック、メンテナンスにかかります。》

コンピューター音声6《レイザー、積み込みを開始します。》

ヒルダ「全く、大したコンピューターだな。」

 

ヴンダーの機能はその殆どがコンピューターによるオートコントロール式を採用している他、ありとあらゆる有機物を食料に変換できる【オムシス】と様々な部品を製造できる【艦内工場】も完備。

士官寝室も、3畳分の広さの上に冷暖房も付いているという豪華仕様。長期任務にも抜かりはない。

 

 

ヴンダー 航海艦橋

 

北都拳二郎「補助機関の最終点検…………異常なし!そっちはどうだ!」

サリア「戦闘システム、異常なし。武器システムも問題なし。」

クリス「エンジンは稼働率85%だけど…………」

北都拳二郎「そりゃ、まだ組み立て途中だもの。」

サリア&クリス「……………はぁ?!」

 

補助機関である【次元波動エンジン】を6基搭載しており、主機である【縮退炉】は完成して搭載はしているものの調整がまだであり、通常の3分の1の出力しか出せない状態であった。

 

北都拳二郎「おまけに砲も完璧に動作するかどうかすらもわかんねぇんだ。」

サリア「まさか、テストをしていないってこと?!」

 

主砲である【46口径51cm4連装砲】と副砲である【41口径46cm3連装砲】を2基ずつ搭載しているが、テストをろくにしていない状態で完璧に動作するかどうかすらもわからない状態であった。

 

クリス「本当に大丈夫なの?」

北都拳二郎「心配すんな。なるようになるさ。」

サリア「…………不安だわ…。」

 

 

ヴンダー 機関室

 

ロザリー「全く、エンジンの点検だなんて。あたしは機械の知識はないってのによ……」

ナオミ「北都が言うには、"すべてを機械に任せたら、人間とことんダメ人間になるから"って。」

 

理由はそれだけではなかった。

波動エンジンは自動での修復を可能にしたが、主機関である縮退炉は、操作を一つでも間違えたら大惨事に繋がりかねないとして、機械と手動のマルチオペレーション法式を採用しているのだ。

 

 

そうこうしていると全ての物資の積み込みが終わり、発進準備に入ろうとしていた。

 

 

ヴンダー 航海艦橋

 

北都拳二郎「全員配置についたな?」

タスク「各部異常なし!タラップ収納完了!」

北都拳二郎「縮退炉の起動状況は?」

ナオミ「現在、基地から電力を供給中。定格運転開始まで、後………」

すると、レーダーの逆探知機がなにかに反応して、警報が作動する。

北都拳二郎「ヒルダ!状況を報告!」

ヒルダ「水上レーダーに反応多数!機雷原が突破された!数は…………大型艦1、小型艦4!」

北都拳二郎「感づかれたか…………、主砲はいけるか?」

アンジュ「………駄目ね。縮退炉が動かないと、砲は撃てないわ。」

タスク「ヴンダーが飛び立つのに、まだ時間がかかる。バリアが使えない現状、この状態での戦闘は………」

 

ヴンダーはまだ飛び立てない状態であって、バリアシステムの立ち上げにも至っていない。

極力戦闘を避けたかった北都であったが、覚悟を決めてあえて戦闘を行うことを決断する。

 

北都拳二郎「今ここで沈むわけには行かない………、主機関連作業のみ続行!」

ナオミ「了解!」

 

北都拳二郎『全艦、第2種戦闘配置!!目標、前方ミスルギ艦隊!!』

タスク「了解!艦内全水密扉を閉鎖!」

 

戦闘配置発令と同時に、けたたましい警報音が鳴り響く。

 

アンジュ「対空・対水上・対潜戦闘、用意!!」

 

サリア「補給作業中断!艦隊出港を最優先!!」

 

クリス「作業ロボットの収容完了。全補給母艦はただちに離水!」

 

ロザリー「パラメイルの保護を最優先だ!衝撃緩和剤を格納庫内へ注水!」

 

ヒルダ「敵艦隊、更に接近!自走機雷原を突破しつつあり!」

 

エルシャ「全護衛艦隊、主砲砲撃戦準備!」

 

ヒルダ「レーダーと連動!射撃同調装置スタンバイ!!」

 

ナオミ「反重力エンジン、主機関へのエネルギー伝達率84%!内圧上昇中!」

 

ヴィヴィアン「巨大格納庫内に海水を注水!!」

 

手慣れたように、次々と指示を出す第1中隊、北都は何も助言をしていなかった。

 

北都拳二郎「なかなかのもんだ。タスク!縮退炉の状態は?」

タスク「電力供給続行中!定格運転開始まで後60分!」

 

 

ヴンダーの発進準備が進む中、ジュリオ殿下に率いられたミスルギ艦隊はイッチの基地を殲滅すべく前進を続けていた。

 

旗艦 エンペラージュリオ一世 艦橋

 

レーダー手「目標まで、後600。」

ジュリオ「あのテロリスト共め!今の思い知らせてくれる!」

リィザ「……………間もなく、敵防衛線第2陣に差し掛かります。」

北都達を殲滅すべく、更に前進を続けていた。

 

 

ヴンダー 航海艦橋

 

一刻も早く出港すべく、縮退炉の起動準備を進めていた。

北都拳二郎「ナオミ!主機の起動状況は?」

ナオミ「エネルギー伝達率85%!定格運転開始まで後17%!」

北都拳二郎「エルシャ!護衛艦隊の展開は終わったか?」

エルシャ「えぇ!ヴンダーの直掩に第2・第6艦隊が展開!艦隊外周に磯風改二とパトロール艦が展開!」

北都拳二郎「補給艦隊は?」

サリア「現在、第3艦隊の護衛の下、戦域を離脱中!」

 

しかし、ここでアクシデントが発生する。

 

タスク「北都!!まずいことになった!!」

北都拳二郎「どうした!!」

 

タスク「主機関を動かすのに、炉心を動かす必要がある!」

 

北都拳二郎「なにぃ?!」

 

ロザリー「なんだ?!その、炉心ってやつは?!」

タスク「一種の起動用火薬みたいなものだ。そいつに点火器をぶつけないと、主機の縮退炉は動かない!」

クリス「そ、そんな!」

北都が建造したヴンダーは、原作を忠実に再現してしまったが故に、内部構造も同一のものになってしまっていた。

つまり、この炉心に点火器を差し込まないと、ヴンダーは動かないのである。

 

北都拳二郎「その炉心の位置は?」

タスク「船体下部、中央部の真ん中だ。」

北都拳二郎「よし。サリア!主機の点火作業を行ってくれ!」

サリア「えぇ?!」

ヒルダ「そんな事できるのか?!」

北都拳二郎「問題ない!!サリアのパラメイルは特別でな、水深3000mの水圧にも耐えれられるように再設計してあるし、それに敵がいつ攻撃をしてくるかわからない以上、アンジュを行かせるわけにはいかない!」

 

シンギュラーの向こう側へ行くとしても、ヴィルキスの能力が必要な上、アンジュは火器管制を担っているため離れるわけにはいかない。

 

タスク「指示は僕が出す!君はパラメイルに!!」

サリア「わかった!」

 

サリアが格納庫へ向かうと、北都はヴンダーの発進準備のため戦闘艦橋へと移動を始める。

 

北都拳二郎『全艦、第1種戦闘配備!』

 

北都の号令の直後、航海艦橋の赤色灯が光る。

 

北都拳二郎「操舵システム起動!」

ロザリー「操舵システム起動!補助機関、エネルギー充填開始!」

ヴィヴィアン「サリア!発進準備完了!」

北都拳二郎「格納庫開放!サリア機、発進!!」

サリア《了解!発進する!!》

コンピューター音声6《左舷格納庫開放します。アーキバス、発進準備。》

エルシャ「戦闘艦橋、準備完了!」

北都拳二郎「ブリッジ上昇!戦闘艦橋へ移動!」

 

ブリッジの固定ロックが外れて、戦闘艦橋へと移動を開始する。

球状の戦闘艦橋へと移動すると、モニターが起動する。

 

 

ヴンダー 戦闘艦橋

 

コンピューター音声6《戦闘艦橋への移動完了。》

北都拳二郎「エントリースタート!」

 

モニターの電源が入り、各種システムの起動チェックが行われる。

 

コンピューター音声2《各種システムの起動チェックに入ります。》

クリス「データリンクシステムの起動チェック!戦域状況を更新!」

北都拳二郎「サリアは配置についたか?」

サリア《こちらサリア。ヒートロッドの準備完了。》

エルシャ「対空・対水上レーダーとの接続状況を確認!」

北都拳二郎「エンジンはどうだ!」

ナオミ「エネルギー充填率90%!反重力エンジン共に異常なし!」

ロザリー「スタビライザー調整完了!操舵システムも順調に作動中!」

コンピューター音声7《全システム異常なし。主モニター、起動します。》

 

全システムの起動チェックが終えると、全天周囲モニターが起動して、外の様子が鮮明になる。

 

ヒルダ「目標は無数の小型機を展開!様子をうかがっています!」

ヴィヴィアン「向こうもやる気だな〜!!」

エルシャ「サリア機!作業地点への移動完了!」

 

 

ヴンダー 艦底中央部 メインエンジン未調整エリア

 

 

サリア「あれね………」

固く閉ざされているメインエンジンの未調整エリアを確認すると、直ぐに作業にかかる。

サリア「VPS装甲、起動!」

装甲の起動スイッチを押して、機体本来の色がつく。

 

時同じく、敵も動き始めた。

 

 

ヴンダー 戦闘艦橋

 

ヒルダ「目標の動きに変化!」

クリス「一気に艦隊外縁部に突入してくる!!」

アンジュ「前衛艦隊が戦闘を開始!!」

 

 

円盤状の小型無人機が艦隊に襲いかかろうとする中、磯風改二とパシフィック級を主力とする前衛艦隊が迎撃を開始するが、比較的装甲が薄い駆逐艦やパトロール艦では無人機の攻撃に耐えられるわけもなく、いともたやすく撃沈されてしまう。

 

エルシャ「駆逐艦はやなみ、轟沈!!」

ヒルダ「P05、P08、共にシグナル消失!!」

アンジュ「宙雷戦隊、雷撃戦開始!!」

北都拳二郎「ヴンダー発進まで持たせろ!!前衛遊撃部隊も前線に投入しろ!」

クリス「前線崩壊まで、後360秒!」

 

 

ヴンダー 艦底中央部 メインエンジン未調整エリア

 

一方でサリアは、作業のため自分の機体が落ちないように、アーマーシュナイダーで両足を固定して作業にかかろうとしていた。

サリア「ヒートロッド、準備完了!」

ヒートロッドが起動して、刃に火が入るのを確認すると、勢いよく起動用火薬を納めている未調整エリアの突破を試みる。

 

クリス《サリア機!作業開始!》

コンピューター音声8《前衛艦隊、被害拡大。》

ヒルダ《各所で電力不足が発生!》

北都拳二郎《構わん!!主機関の起動を最優先だ!!》

 

しかし、ここで非常事態が発生した。

ヴンダーへエネルギーを供給していたパイプラインが圧力限界をむかえて次々と爆発を起こし始めたのだ。

更に反重力エンジンも、圧力限界とオーバーヒートで爆発し始めたのだ。

 

 

ヴンダー 戦闘艦橋

 

コンピューター音声7《第6パイプライン、圧力限界。》

ロザリー「馬鹿!!圧力かけ過ぎだ!!」

クリス「第9反重力エンジン!制御できない!!」

北都拳二郎「ダウンしたラインに構うな!!このまま作業を続けろ!!」

アンジュ「圧力計はすべて無視よ!!」

 

ナオミ「補助機関エネルギー充填率120%!フライホイール始動、回転開始!!」

 

波動エンジンが動き出して、発進準備に取り掛かる。

そして、サリアも未調整エリアを突破して点火準備に入った。

 

サリア《こちらサリア!未調整エリアの突破に成功!点火準備完了!!》

北都拳二郎「ナオミ!!補助機関は!」

 

ナオミ「来た!!フライホイール回転数良好!!いける!!」

北都拳二郎「よし!!発進用意にかかれ!!」

 

ロザリー「了解!!操舵システム起動!重力制御を開始する!!」

 

北都拳二郎「点火と同時に超磁力シールドを展開!」

 

ヒルダ「全補助機関、同調確認!!波動炉心臨界点を突破!」

 

ナオミ「縮退炉へのコンタクト、いけるよ!!」

 

北都拳二郎『カウント省略!!フライホイール接続!!』

ナオミ「フライホイール接続!!」

エルシャ「電導管の隔壁開放!!動力接続!!」

 

重厚な金属音と共にけたたましいエンジン音が高らかに唸りを上げる!

 

北都拳二郎「点火ぁ!!!」

 

そして、気高い音が鳴り響き機関制御盤に縮退炉の運転開始を示す表示が出る。

サリア《点火完了!!離脱する!!》

 

そして次の瞬間、凄まじい爆発でイッチの基地を島ごと吹き飛ばして、水飛沫が周囲に展開していた味方艦隊を覆い尽くして敵の無人小型機を衝撃波で全て破壊したのだ。

 

 

ヴンダー戦闘艦橋

 

エルシャ「敵無人機、全機撃墜!!」

アンジュ「火器管制システムの起動を確認!!全砲塔及び対空車両、問題なし!!」

ヴィヴィアン「エンジンがあったまってきたよ!!」

タスク「行こう!北都!!」

 

北都拳二郎『おう!!!AAAヴンダー!!発進!!』

 

 

激しい水飛沫を突き破り、巨大な戦艦が姿を現した。

重厚なエンジン音を轟かせて、その戦艦は産声を上げたのだ。

 

 

エンペラージュリオ一世 艦橋

 

ジュリオ殿下「な、なんだ?!あの戦艦は!!」

レーダー手「敵巨大戦艦、浮上してきます!!」

ジュリオ殿下「えぇい!!攻撃だ!!あの戦艦を撃ち落とせ!!」

 

ミスルギ艦隊が攻撃を開始するも、ヴンダーの超磁力シールドの前には無力であった。

 

 

ヴンダー 戦闘艦橋

 

ヒルダ「へっ!そんな攻撃は効かないね!」

北都拳二郎「主砲・副砲、発射準備!!レーダーと連動、直接照準!弾種、1式徹甲弾!」

アンジュ「了解!砲塔へのバイパス接続!」

クリス「測敵誤差、ギリギリまで修正中!」

アンジュ「砲撃準備よし!!」

 

北都拳二郎『撃てぇ!!』

 

北都の号令の直後、合計14門の砲が火を吹いた!

ヴンダーから放たれた1式徹甲弾は、ミスルギ皇国の駆逐艦に命中、一撃で護衛艦を殲滅したのだ!

無論、旗艦であるエンペラージュリオ一世も無事ではなく、艦橋の半分を削り取られ機関も停止。

ジュリオ殿下も負傷するという大損害を被った。

 

 

エンペラージュリオ一世 艦橋

 

ジュリオ殿下「ば、馬鹿な…………!この私がこんな所で………!!」

そして前を見ると、ヴンダーの主砲がこちらを向いていた。

とどめを刺そうとしたその時、天空から漆黒のパラメイルが歌を響かせながら舞い降りたのだ。

 

ジュリオ殿下「あ、あの歌は………まさか!!」

 

ヴンダー 戦闘艦橋

 

北都拳二郎「あのパラメイル、まさか、あれを使う気じゃ!」

タスク「ロザリー!!全速後退!!」

ロザリー「お、おう!!」

 

ヴンダーが後退を開始した直後、エンペラージュリオ一世に向かって、ディスコード・フェイザーが放たれた!

 

ジュリオ殿下「あああぁぁぁぁぁ!!!」

 

ディスコード・フェイザーはジュリオ殿下をエンペラージュリオ一世ごと消し飛ばして、周囲の海をも消し飛ばした。

北都はこれを見て、直ぐに時空跳躍の準備に取り掛かった。

 

 

ヴンダー 戦闘艦橋

 

ヒルダ「み、ミスルギ艦隊旗艦……………瞬時に消滅……!」

エルシャ「あ、あの攻撃は…………」

北都拳二郎「次はこっちに来るぞ!!アンジュ!ヴィルキスに乗り込め!時空跳躍の準備だ!!」

アンジュ「えぇ!!」

 

そう言うと、アンジュは直ぐに格納庫へ向かいヴィルキスに乗り込む。

 

北都拳二郎「ナオミ!時空跳躍準備!縮退炉の全エネルギー回路を波動エンジン接続!」

ナオミ「了解!!」

 

 

しかし運悪く、漆黒のパラメイルから先ほどと同じ歌が聞こえてくる。

それと同時に、漆黒のパラメイルのエネルギー値が急激に跳ね上がる。

 

ヴィヴィアン「おわっ!?あのパラメイルの出力が急に跳ね上がってるよ!!」

サリア《ちょっと、まだなの?!》

ナオミ「アンジュ!!急いで!!」

ヴィヴィアン「出力が臨界点を超えたよ?!」

ヒルダ「撃たれる!!」

 

アンジュ『だめぇぇぇぇぇ!!!!』

 

アンジュの悲痛の叫びに答えるかのように、ヴィルキスの新たな力が開放されて、ヴィルキスが青く光り輝く。

そして僅か3秒の差で、ヴィルキスはヴンダーと味方の艦隊ごと何処かへと跳んだ。

 

 

 

 

???「フッフッフ…………再開の刻は近い…………アンジュ?」

 

 




次回は再び掲示板の回になる予定。
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