異世界救世主伝説 北斗の拳   作:小説設営隊隊長

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今回の話で、ジルの過去が明らかになります!
それでは、本編へどうぞ!


悲しきノーマ、アレクトラ!彼女はもう一人の北斗の巨星!!

 

 

アルゼナルへ向かう北都達は、その道中でサラマンディーネからあることを聞くことになった。

 

 

AAAヴンダー:食堂

 

 

ヒルダ『記憶を封じられているぅ?!』

 

ロザリー『ど、どういうことだよ?!そんな事が出来るのか?!』

 

 

サラマンディーネ「北斗琉拳を極めた者なら、できることです。恐らく、あの二人が突かれたのは”カイオウが使った技”だと推測します。」

 

アンジュ「カイオウ?」

 

 

サラマンディーネ「カイオウは……………嘗て、ナーガとカナメと共に北斗琉拳を学んだ、4人目の拳士でした……。」

 

 

ヒルダ「だったって事は、今はもういないのか?」

 

サラマンディーネ「今は話すことはできません。ですが、あの二人を助けるには、記憶を呼び起こす術を打ち込まなくてはなりません!」

 

北都健二郎「とにかく今は、アルゼナルに行かなくてはな…………。」

 

 

ターニャとイルマを救い出すのは勿論だが、まずはアルゼナルとの合流を優先とした。

 

 

 

その後 転生掲示板では………

 

 

 

200:北斗の伝承者となんでもクラフト

さて、怒涛の1日だったよ。

 

221:名無しの転生者

どした?

 

222:名無しの転生者

何があった?

 

223:北斗の伝承者となんでもクラフト

エンブリヲ側にシンフォギア敵キャラ2名とガンダムSEEDの人の業の被害者さんがでてきたんやが………。

 

224:名無しの転生者

 

 

225:名無しの転生者

 

 

226:シンフォギアニキ

 

 

227:転生自衛官、彼の地にて、絶賛戦闘中

 

 

228:名無しの転生者

何だとぉ?!?!?!?!

 

229:名無しの転生者

なぜ?!

 

230:名無しの転生者

なんでよりによって、裏切り率100%の敵キャラがエンブリヲ側に着いてるんですかねぇ………

 

231:名無しの転生者

おまけによりによって、強力なやつがいるのか……

 

232:北斗の伝承者となんでもクラフト

強敵確定なのは、シンフォギア界のアヌンナキの人とガンダムSEEDの人の業の被害者なんだよ。

 

残りの1人は、シンフォギア界で随一の英雄になりかけた面倒くさい博士なんだよ…………

 

233:名無しの転生者

えぇ~とぉ~?

つまり…………

 

234:名無しの転生者

シェム・ハとウェル博士に………クルーゼか………。

 

235:名無しの転生者

ウェルとクルーゼはキャラが濃いからな…………おまけにクルーゼは戦闘能力に関しても折り紙付きだからな……。

 

236:名無しの転生者

うーん……………これはややこしくなるパターンだな………

 

237:名無しの転生者

どうするよ?

 

238:北斗の伝承者となんでもクラフト

言うて構ってる暇はないからね。

取りあえず適当にあしらっておく。

 

239:名無しの転生者

まぁ、今はそれしかできないわな。

 

240:北斗の伝承者となんでもクラフト

後はこれから考えていく。

アルゼナルに着いたから、しばらく離れるわ。

 

241:名無しの転生者

まぁ…………その………ガンバレ。

 

 

 

 

だだっ広い海を彷徨い、1日かけて北都達は、アンジュ達の古巣である【アルゼナル】へとたどり着いた。

 

ヴンダーはエンブリヲに見つかると厄介になるので、ガンダムSEED界でステルス最強枠である【ミラージュコロイド】できっちり隠蔽しておく。

 

その後は、アレクトラもといジル司令のところへ行き、今後の方針について話し合ったが、ジル司令がサラマンディーネさんの事を話しても、「ドラゴンの話など信用に値しない」とか言って話が進まなかった。

 

だがジャスミンが「ここは信じてみる価値がある」となだめて、今日は解散となった。

 

 

その後、アンジュ達は自室で待機となり、俺は取りあえず【客人】なので、外に出て気晴らしをしていた。

 

 

北都健二郎(アレクトラから、とてつもない強力な闘気を感じ取った…………まさか……っ!)

 

北都は先の話し合いで、ジル司令から感じ取った【凄まじい闘気】の事を考えていた。

 

ふと空を見上げると、昼間なのに北斗七星があまねく輝いていた。

 

 

北都健二郎(……………そうか………そういうことか………。)

 

 

その時、北都は何かを察した。

天が仕組んだ、悲しき運命を。

 

 

???「どうしたんですか?」

 

北都健二郎「……?」

 

 

そこへ、元パラメイル第1中隊のココとミランダがやってきたのだ。

 

 

北都健二郎「いつからいたんだ?」

 

ミランダ「さっき来たばかりよ?」

 

北都健二郎「何かあったのか?」

 

ココ「お昼の時間なので呼びに来たんです!」

 

北都健二郎「……………もうそんな時間か!すまんな!」

 

 

そう言って食堂へ行こうとすると、ココが………

 

 

ココ「あの!」

 

北都健二郎「ん?なんだ?」

 

ココ「私も、北斗神拳を使いたいです!」

 

北都健二郎「…………はぁ?」

 

 

直球すぎてなんて言ってるのか理解に苦しむが、北斗神拳に興味を持っているのは確かだ。

 

 

ミランダ「初対面の人に何言ってるの?!」

 

ココ「教えて下さい!北斗神拳を!」

 

 

気迫がすごいが、まだ年端もいかぬこの子に、北斗の宿命を背負わせたくない北都は、優しく断る。

 

 

北都健二郎「その意志はよし。だがな、北斗神拳は”2000年の一子相伝”なんだ。継承者になった者は、北斗の宿命を背負うことになる。それはきつく、辛い道なんだ。」

 

ココ「じゃあ、やっぱりだめなのかな………」

 

北都健二郎「だが、君がメイルライダーだ。なればこそ、メイルライダーとしての実力を磨けば、必ず誰かの役に立てるはずだ!それを忘れずに、今を生きるんだ!」

 

ココ「………はい!」

 

 

運命とはまさに突然やってくるものだと確信した北都は、その場を去ってアンジュたちを集める。

勿論、ジル司令についての事だ。

 

北都達が、ジル司令の対策を練り上げているその夜。

 

司令官室では…………

 

 

アルゼナル:司令官室

 

 

ジル「……………っ!!!エンブリヲっ!!!」

 

 

人知れず、エンブリヲに対しての怒りをつのらせていた。

 

 

そして翌日、再びジル司令に呼び出された北都達(ヒルダ・ロザリー・ヴィヴィアン・エルシャは病欠(嘘))。

 

昨日の話し合いを精査した結果、ドラゴンとの共闘が認められた。

ジル司令の作戦としては、【ドラゴン部隊を先行させて敵主力が引き付けられている間にパラメイル隊をミスルギ皇国中枢に送り込む】という内容だったが………

 

 

北都健二郎「確かに絵に描いた作戦のようだが、あんたが考えているのは、サラマンディーネさんたちを切り捨ててでの作戦だろ?」

 

ジル「…………何故、そうだとわかった。」

 

北都健二郎「北斗神拳を甘く見ていたようだな。………北斗神拳は相手の動きの先を読むことも出来る。故にあんたが考えそうな事も容易に想像がつく。」

 

 

ジル「……………ふっ………ははははははは!!!」

 

 

自分が考えていた作戦の真意を見破られたジルは、ついに本性を現した!

 

 

ジル『その通りだよ!!ドラゴンの連中は捨て駒だよ!我々の進軍地点は別だからな!!』

 

 

サラマンディーネ「なんて非道な…………我らを謀るおつもりですかっ!!」

 

アンジュ「そうよ!!あんたみたいな復讐だけに取り憑かれたやつについていくノーマなんていないわよ!!」

 

ジル「今まで敵対していた奴らなど、信用などできるかっ!!アンジュ!!リベルタスを成功させるにはおまえの力が必要だ!この私に従え!!」

 

 

アンジュ『あんたみたいな奴に従うなんて、願い下げよっ!!』

 

 

ジル司令はアンジュに服従しろと命令するが、本性を知ったアンジュはこれを拒否した。

 

 

ジル「従わないなら、強引にも従わせr………」

 

 

そう言うとジルは、北都を人質に取ろうとするが、それを事前に察知していた北都は目には追えない速度で間合いを詰めて、ジルの秘孔を突いた!

 

 

北都健二郎「今、あんたの秘孔を突いた。」

 

ジル「何を言って………っ?!」

 

 

次の瞬間、ジルの体の数カ所がへこみ、激痛が全身を襲った!

 

 

ジル『ぐわぁぁぁぁ…………!!!き、貴様………何をしたっ!!』

 

 

北都健二郎「頸中(けいちゅう)から下扶突(かふとつ)までの秘孔を突いた。あんたの体は、凄まじい痛みに襲われる。」

 

 

あまりにも凄まじい痛みで、意識が飛びそうになるジルだが、驚くべき光景を北都達は見た。

 

 

アンジュ「ちょっと!ジルの体から………ってあれって!」

 

サラマンディーネ「まさか、闘気?!」

 

サリア「アレクトラ、まさか………北斗神拳を?!」

 

北都健二郎(やはり思ったとおりだ。)

 

 

頸中から下扶突までの秘孔の効果を、北斗神拳の奥義の一つ【秘孔封じ】で解除したのだ!

 

 

ジル「………この私が、北斗神拳を体得していなかったら死んでいた。」

 

 

何を隠そう!

ジル司令もまた、北斗神拳を体得していたのだ!

 

 

ジル「どうする?この私に従うか?」

 

北都健二郎「甘いな。この俺がなんも策もなく、今日の会議に出席したと思うか?」

 

ジル「………まさか!」

 

 

時すでに遅く、ヒルダ達がここぞとばかりに乗り込んできた!

 

 

ロザリー「おらおら!!突撃だーー!!」

 

ヴィヴィアン「青光将軍ロザリーに続けーー!!」

 

 

ジル「なっ?!お前達!!私を裏切ったのか?!」

 

 

ヒルダ「成り行きでこうなったんでねぇ!また何かあったら、よろしくお願いしますよ?」

 

 

ジル「この私を謀って、勝った気でいるのか………?!」

 

 

まさかの事態に困惑するも、今度はホルスターからリボルバーを取り出して構えるが、逆に自分に向かって銃を構えたのだ。

 

 

ジル「な、何故だ!!秘孔封じで効果を消したはずだ!!」

 

 

困惑するジルの前に、ナオミが姿を現した。

 

 

ナオミ「秘孔拒節(きょせつ)を突きました。死にたくなかったら、降伏してください。」

 

ジル「ナオミ………わかった。アルゼナルの全指揮権を放棄する。」

 

 

ついに観念して、アルゼナルの全指揮権を放棄したジル。

ナオミは秘孔拒節の効果を解いて、ジルは全てを話し始めた。

 

彼女の過去…………メイルライダーの時の話を…………

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ジル「私の本当の名は、【アレクトラ・マリア・フォン・レーベンヘルツ】………ガリア帝国の第1皇女だったが、10歳の時にノーマとなって、ここアルゼナルへと隔離された。」

 

 

今から20年以上前。

アルゼナルの司令官が若き日のジャスミンだった頃、アルゼナルにガリア帝国の第1皇女であったアレクトラが収容された。

 

 

ジル「私にも皇族としての資格があったからな。ヴィルキスに乗って多くのドラゴンを落としていった。」

 

 

そんな生活を続けていたある時。

エンジントラブルによりアレクトラもろともヴィルキスが墜落。

とある無人島へと流れ着いた。

 

 

ジル「まさか、エンジントラブルで落ちるとは思ってもみなかったが、その甲斐あって私は、その無人島で北斗神拳を知ったんだ。」

 

 

北斗神拳の存在を知ったのは、その無人島にあった古びた宮殿の中にあった聖塔であった。

 

その聖塔に掘られていた文字は梵語で、アレクトラは偶然にも梵語をある程度読み解く知識を持っていたため、解読できたところでも【北斗神拳の源流が2000年前に存在した北斗宗家】である事と、【北斗神拳は1800年の間、一子相伝の史上最強の暗殺拳】である事、そして…………【天乱れる時、神の加護を授かりし転生者現る】という予言を知った。

 

 

ジル「それを知った私は、自らの意思で北斗神拳を学んだ。体を鍛え、雨の日でも、風の日でも、鍛錬を重ねて…………そして、私は北斗神拳を体得した。そしてほぼ同時に、古の民がアルゼナルへ来て、共に打倒エンブリヲを掲げてリベルタスの準備を始めた。」

 

 

だが、悲劇が起きてしまった。

 

 

ジル「満を持してリベルタスを決行した私たちだったが…………ある一人の男によって、壊滅したんだ。かという私も右腕を失ったが、何より恐ろしかったのが…………その男が、まだ年端もいかぬ15の子どもだったんだ。」

 

サラマンディーネ(その男…………まさか………)

 

ジル「その時、私は初めて【恐怖】という感情に取り憑かれたよ。奴の顔は今でも覚えているくらいにな……………、愛と情を憎んでいるあの顔は、今でも忘れられないくらいにはな………。」

 

 

それ以来、アレクトラは名前をジルと変えて、自ら北斗神拳を封じた。

だが、それでもジャスミンとマギー、メイとサリアの4人と共に再びエンブリヲ打倒のためリベルタスの準備を進めていた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そして時は流れ、ナオミがMIAになったその日に、転生神から特典を受けた【北都健二郎】が、この世界へと転生してきた。

転生特典【北斗神拳】を携えて。

 

 

ジル「これが私の過去の話だ。」

 

アンジュ「………………。」

 

 

アンジュ達は何も言えなかった。

ジルの壮絶な過去を聞いて、とてもじゃないが責める事が出来ないからだ。

 

 

ジル「この私を卑怯者と呼んでくれても構わない。だがせめて、エンブリヲを倒さなくてはならない………あの時、死んでいった友のためにも。」

 

サリア「アレクトラ…………。」

 

ナオミ「ジル司令…………。」

 

 

どんなに蔑まれても、エンブリヲを倒す。

それがジルに出来る、せめてもの償いであった。

 

 

サラマンディーネ「アレクトラとやら、一つ聞かせてください。」

 

ジル「………なんだ。」

 

サラマンディーネ「その男の名は…………」

 

ジル「………あいつは、自ら【カイオウ】と言っていた。」

 

 

サラマンディーネ「…………やはり、あやつは生きていた……。」

 

 

それだけ聞いただけで、北都はかなり難しそうな顔をした。

何故なら、カイオウは羅将の中でも格段に強く、生半可な拳法では互角に戦えない程であるからだ。

 

 

北都健二郎「やはりカイオウがいる以上、北斗宗家の秘拳を何としてでも手に入れなければならないな。」

 

 

そう言うと北都は、ジルに向けて手を差し伸べる。

 

 

ジル「おまえ…………。」

 

北都健二郎「この手を取れ。そして共に戦おう。同じ北斗神拳の拳士として……そして、友として。」

 

ジル「友として……………ふっ。」

 

 

北都の言葉に心を打たれたジルは、その手を取った。

ともにエンブリヲを倒すために………

 

 




次回予告

リベルタスを決行するため準備に取り掛かったアルゼナルであったが、北都・アンジュ・サラマンディーネは【北斗宗家の秘拳】が隠されている泰聖殿を探す!

次回、クロスアンジュifストーリー!

「大捜索!北斗宗家の聖地、泰聖殿を見つけ出せ!!」
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