東方護郷譚・廻~幻想を護る者達~ 作:しがない東方二次創作者
~星見原 ルーンの家~
side-アリス
「...こんな所かしらね」
リビングで紅茶とお茶菓子の準備を終えて一息つく。そろそろ帰ってくるであろう
―――『魔法の森』の中央辺りに、木々が無い平原が存在する。そこから見える空は障害が殆ど無い為観測が容易で、特に晴れた夜空に煌めく満点の星空は観測せず只眺めるだけでも惚れる美しさだ。それ故に『星見原』と呼ばれていて、"星"が専門だと
私の家は『星見原』に出入り出来る道の傍にあり、『魔法の森』とその近辺に住む魔法使い達の中では最もルーンの家との距離が近い。故に、こうしてルーンの家を訪ねて家事の手伝いをしたり、魔法の研究で観測が必要な時に機材やデータを借りる事が容易になっている。
ルーンは
「...!」
「ふぅ、寒い寒い...って、アリスじゃないか。来ていたんだね」
―――玄関のドアが開き、外の寒気と共に黒いコートを羽織ったルーンが入って来たのが視界に入り、思考を止めて出迎える。
「おかえりなさい、ルーン。寒かったでしょう?紅茶とお茶菓子を用意してあるから身体を温めるといいわ」
「相変わらず気が利くね。ありがたくいただくよ」
ルーンはドアを閉め、コートを脱いでハンガーに掛けながら心底嬉しそうな笑みを浮かべて答える。
「...それで、観測しないで
「勿論。観測データの裏付けも取れたし――
ティーポットからカップ二つに紅茶を注ぎながらルーンに尋ねると、嬉しそうな声色で答えながら彼は椅子に座る。
―――過去にも何度か、例年より
ルーンはこの異常な冬に気付いてからずっと空の観測を続けていた。雲量、気象、気温...様々な要素を調べ続けていたけど、今日は直接空に向かっていたと書き置きで知った。どうやら得られるものはあったらしい。
「まず、観測結果の裏付けは取れたよ。
「...つまり、
ルーンの言葉を自分で要約しながら、紅茶を注ぎ終えたカップの一つをルーンの前に置く。
―――魔法以前に、高度が高ければその分気温が低くなるのが自然の法則だ。その法則に反する現象が起きている、という事は原理不明の新たな自然現象か、魔法などによる
「そう。つまり、この
「
前の『紅霧異変』の時以上に、
―――『ここまで冬が長引くとは予想外だ。今でさえ配分を絞っているというのに、これ以上長引くと
脳裏に昨日『人里』で慧音と世間話をしていた時のぼやきを思い出す。冬が例年以上に長引いていると分かった時から、慧音の眉間の皺は日を追うごとに深くなっていた。
「ここまで長引いているんだ。
「
突然、ドアを雑に叩く音とドア越しでくぐもった魔理沙の声が聞こえてくる。ちょうどカップを手に取った所で、突然の大きな音でビクッとして危うく紅茶を零しそうになった。
「――噂をすればなんとやら。情報でも求めに来たかな?」
「...相変わらず来たのが分かりやすいノックね。そんな激しく叩かなくても聞こえるし、呼び鈴を備えてるのにまるで使わないんだから...」
ルーンが席を立って玄関に向かうのを見送りながら、つい眉間に皺を寄せてしまったのを自覚する。
―――魔理沙は基本的に、誰かの家を訪ねる時は
「――いらっしゃい、魔理沙。この
「...流石ルーン、図星だぜ。そろそろ
ルーンがドアを開け、訪ねてきた理由を答える魔理沙を中に迎え入れる。
「
「...すっかり忘れてたぜ。暖炉の燃料も備蓄が無くなりそうで、節約してたら家の中も少し寒くてな...中々布団から出られなかったんだ。――そう聞いてくるってことは、ルーンは観測してるってことだよな?」
「勿論。ついさっきまで
ルーンは新たにカップを用意し、ポットから紅茶を注ぎながら魔理沙と会話を交わす。
空を覆うように枝を広げる木々ばかりの『魔法の森』には、『星見原』よりずっと小規模だけど木々が生えていない土地が点在する。魔理沙の家である『霧雨魔法店』(実態は自宅兼蒐集物の物置みたいなものだけど)はそんな空が見える土地に建っている為、魔理沙は自前の観測手段を持っている。
けど、この
―――閑話休題。
「流石ルーンだな。で、その
「私も気になるわね。何を見つけたの?」
さっきのルーンの声は嬉しそうな、興味津々そうなものだった。あの声色は新たな発見があったか、研究が上手く進んだ時に出るものだ。彼が空で一体何を見付けたのか、
「教えてもいいけど...魔理沙、君は
「――成程。『弾幕ごっこ』の第一人者の片割れたる私と戦う気概があるなら、受けて立つぜ?」
―――しかし、ルーンは見付けたものについて答えず、魔理沙を挑発するような言葉を紡いで不敵な笑みを浮かべる。彼の言葉から狙いを察した魔理沙も負けじと挑発的な笑みを浮かべて脱いでいた帽子を被り直す。
「二人共待ちなさい。今回の
「確かにそうだね。――でも、僕は信じてるんだ。魔理沙なら、情報や手掛かりを得られればすぐに
「ほぅ、随分私のことを買ってくれてるじゃないか。私が"魔法使い"として活動し始めた時から、お前には世話になりっぱなしだった。この『弾幕ごっこ』で圧勝して、お前の鼻を明かして情報と手掛かりを頂いてやるよ」
すぐにでも外にでてやり始めそうな雰囲気の二人を抑えようと間に割って入るも、ルーンは聞く耳を持たず―――続く魔理沙の言葉に心の奥底から
ルーンがこれまで観測を続け、ついさっき
また、集めた情報や手掛かりの開示を賭けて『弾幕ごっこ』で魔理沙に挑もうとしているのも、求められるがままそれらを渡すのはつまらないと考えたからだろう。
―――そして、勝敗に関わらず魔理沙には情報と手掛かりをあっさり開示するつもりで、ルーンとしては『弾幕ごっこ』を通して魔理沙の実力を測るのが真の狙いだろう。
魔理沙が
―――『...ふむ、上出来だね。流石アリス、成長著しくて嬉しいよ』
―――『ほ、本当?!...ありがとう――』
―――その様子を見かける度に
―――そして今、どんどん湧いて来ている
―――私は、その
「――なら、私が相手をするわ。ルーンは見届けなさい」
「急にどうした、アリス?...お前とは
「...確かにそうね。普段は『弾幕ごっこ』であっても避けるようにしていたから、こうして私から挑もうとしているのは初めて――いえ、久しぶりかもね」
椅子から立ち上がり、魔理沙にそう提案する。
―――私は必要に迫られない限り戦う事はしない。
故に私が戦う時は守勢になりがちだけど―――今回はらしくもなく私から挑もうとしている。
「じゃあ、アリスとの『弾幕ごっこ』で私が勝ったらルーンから情報や手掛かりを頂くって事でいいな?ルーンもそれでいいか?」
「...珍しくアリスがやる気みたいだし、それで構わないよ。二人の戦いを見届けるとしよう」
ルーンは一瞬考え込み、すぐに頷く。私が相手でも魔理沙の実力を測れるだろうと考えたのか、別の理由があるのかは分からないけど、ルーンは魔理沙との『弾幕ごっこ』の相手を譲ってくれた。
「でも、始める前に身体を温めようか。幸い雪は降っていないようだけど、寒さはあるだろうからね」
「...確かに、風邪ひいて動けないなんてザマになりたくないしな。じゃ、お言葉に甘えさせてもらうぜ」
「そうね。折角淹れたし、いただきましょうか」
窓の外を一瞥したルーンの提案を受け入れ、椅子に座り直してカップを手に取る。
―――今も心を支配している
~魔法の森 星見原~
side-魔理沙
「こっちは準備万端だ。アリスはどうだ?」
「此方も準備は終わったわ。いつでも行けるわ」
寒々しい曇天の下、ルーンの家から少し離れた所でアリスと対峙する。―――普段と違って私を見つめる眼差しが違う。機嫌が急に悪くなったというか、怒っているというか...よく分からないが、普段らしくないのは分かる。
「両者準備万端なら、早速始めよう。お互いの健闘を祈るよ」
「――折角だ。少し毛色が違う『弾幕ごっこ』を見せてやるよ。行くぜッ!」
「――毛色が違う、ね...どんな形であれ、私も手加減はしないわ。――さぁ皆、行くわよ」
ルーンの合図を皮切りに、箒に飛び乗って飛び立ち"ストリームレーザー"を撃ち出す。貫通性能を持ち、レーザー四本を撃つが、火力が低いのが難点だ。
「っと...いきなりね」
アリスはレーザーを躱し、即座に人形四体を展開して青い丸弾を連射してくる。人形はアリスの周りをグルグル回っている為、丸弾が放射状にばら撒かれる。
「おっと、アリスもやるな!――じゃあ、早速やるぜ!おらッ!」
丸弾を躱し、箒の出力を上げてアリスに肉薄し―――箒から飛び降りて勢いそのままに箒を振り翳す。
「っ?!『弾幕ごっこ』で接近戦なんて――」
「接近戦するなってルールは無いんだぜ!そら、追撃だ!」
「くっ?!」
アリスは驚きながらも箒を避け、予想通り距離を取った所を突いて"イリュージョンレーザー"を撃つ。二本しか撃てないが、火力と貫通力は"ストリームレーザー"より高い。アリスはレーザーを避け切れず被弾して怯む。
―――去年の秋頃だったか。『紅魔館』の門前で接近戦を交えた『弾幕ごっこ』を戦う影政と美鈴を見かけたのがきっかけだった。『紅霧異変』の時に接近戦を交えたらしく、それを交えた『弾幕ごっこ』の模索をしていたらしい。
確かに『弾幕ごっこ』のルールでは、接近戦禁止と定められていない。『弾幕ごっこ』の意義に反するんじゃないかとも思ったが、近接攻撃を
魔女らしくないが私は二人の挑戦が面白いと感じ、二人に混じったりして『弾幕ごっこ』の新たなスタイルの模索を始めた。どうやって近接攻撃をするかはまだ模索中だが、普及も何も無いから意表を突けて面白い。アリスも例に漏れず接近戦で意表を突かれたようだ。
「...確かに、接近戦するなってルールは無かったわね。面白いことをやってくれるじゃない...!」
立ち直ったアリスは
「後になると弾幕の密度が濃くなって避けにくいな...!色合いは何かの本で見たフランスとかいう国の旗みたいだな」
弾幕を分析しながら一番密度が濃い緑の鱗弾を躱しながら"イリュージョンレーザー"を撃つ。誘導性能は皆無だから、射線をアリスに合わせられるように鱗弾を躱していく。
「くっ...相変わらず火力が高いわね...!」
被弾を避けようとアリスも躱すように動く。躱せないと判断すると人形を盾にして防いでいくが、追加で人形を展開する様子も無く一体、また一体と減っていく。
「きゃっ?!...一枚目をあっさり突破するのは流石ね。でも、まだまだ手札はあるわよ」
人形を失い、レーザーの被弾が重なってアリスは大きく怯む。持ち直すとすました表情でそう宣言する。
「そうじゃなきゃつまらないぜ。さぁ、行くぜッ!」
「来なさい。でも、接近戦には持ち込ませない...!」
箒の速度を上げて"ストリームレーザー"を撃つ。アリスも飛んで距離を保ちながら、普段連れている青い服の人形と赤い服の人形を展開して、私を近付かせまいと黄色い丸弾を速射して弾幕を作って対抗してくる。
「っと...中々激しい弾幕だな!」
弾幕を躱しながらレーザーを撃ち、隙を見て接近を試みるがアリスの近くは丸弾の密度が濃くて躱しにくくなっている。ここまで接近を許さないとは、接近戦は不得手なんだろう。まぁ、私が知っている"魔法使い"の中で、近接攻撃が得意なヤツは見た事無いが。
「接近戦ができない位で手詰まりにはならないがな。今まで通りの『弾幕ごっこ』に戻るだけだぜ!」
接近戦を狙うのを止め、弾幕を躱しながらレーザーを撃ち続ける。霊夢とは違って誘導性能を持つ弾幕を張るのは苦手だが、火力だけは高いと自負している。当たりさえすればすぐに怯ませられる。"ストリームレーザー"は四本展開している分、分火してレーザー一本一本の火力が落ちているが、射線が多い分捉えやすい。
「っく...射線から逃げ切rくぅっ?!」
アリスは射線から逃げ切れず、レーザーの被弾を重ねて怯む。
「やるわね...なら、これはどうかしら?」
アリスは二枚目の
「固定砲台...人形の数を減らして躱しやすくするか」
米粒弾を避けながら、人形をレーザーで落としていく。
「
落とされた人形を補充するように新たに人形が展開されて、米粒弾をばら撒く。どうやら今展開している人形は数があるようだ。流石人形遣いと言うべきか。
「ちっ、早々楽にはできないか...!」
人形を落とすのを諦め、米粒を躱しながら"イリュージョンレーザー"を撃つ。人形の展開に注力しているのか、アリスは殆ど動いていない。射線さえ合わせられればダメージを与えられる筈だ。火力重視の"イリュージョンレーザー"で一気にダメージを与える。
「くぅっ?!...これでも駄目なんてね。ルーンが目を掛けるだけはあるわね」
「...褒め言葉なら、ありがたく受け取るぜ?」
ダメージが溜まって怯み、スカートとケープに焦げ跡と破れが目立ち始めたアリスはそう言って私を見つめる。...相変わらず、らしくない眼差しだ。
「...褒め言葉、ね。
アリスはそう言って心で何かを嚙み締めるように目を伏せる。
―――『ルーン、見てくれよ!やっとできたぜ!』
―――『これは...凄いじゃないか!君の適性と異なる分野なのに、ここまでの火力がある魔法を創るなんて...一体どれだけ努力をしたんだい?』
―――脳裏に私の主力魔法である『マスタースパーク』を創ってルーンに報告に行った時の事を思い出す。私が"魔法使い"になると決めて、『魔法の森』で一人暮らしを始めた時からルーンは私の事を気に掛けてくれた。右も左も分からなかった私に色々な事を教えてくれたし、ルーンが居なかったら『魔法の森』の特異な環境に適応出来ずに最悪野垂れ死にに遭っていたかもしれない。―――ルーンの瞳は碧眼だが髪は同じ金髪だし、もし私に兄貴が居たらルーンみたいなのがいい―――なんて事を漠然と考えた事もあった。
「...確かに、ルーンのおかげで今の私が在ると言っても過言じゃないな。もし兄貴が居たら、ルーンみたいなヤツだったらなぁ...なんてのを時々漠然と考えることもある位には、ルーンに恩と好意は感じてるぜ。新しく魔法を生み出したのを報告して、褒められるのも悪い気はしないしな」
「...兄、ね。そう感じるのも
アリスは目を閉じたままそう言って頷き―――
「――今ね、らしくもなく
「...なんだそりゃ。アリスとルーンが
「――嫉妬。そうね...今、私は貴女に嫉妬しているんだわ」
アリスの言葉にそう返すと、アリスは一瞬驚いたように目を見開くもすぐに納得したような表情を浮かべて目を閉じる。
「...もう、勝敗は関係ない。この嫉妬を治めるには、貴女との『弾幕ごっこ』をやり抜かないといけないようね。さぁ、魔理沙。私を倒してみなさいッ!」
アリスは目を見開いてそう吠えて三枚目の
「うおっと、いきなりだな?!『人里』で雛祭りの時によく見る人形だが、そもそも人形の数が多くて弾数が多いな...!」
アリスが何故私に嫉妬したのか気になる所だが、今はこの『弾幕ごっこ』を終わらせないといけない。米粒弾を躱しながら、アリスに射線を合わせて"イリュージョンレーザー"を撃つ。
「っく...まだまだよッ!」
レーザーを食らってアリスは怯むが、ダメージを誤魔化すように吠えて更に米粒弾をばら撒く。嫉妬はこうも人を狂わせるなんてな。普段なら不利と悟ればすぐに退くのがアリスだが、今は正反対だ。
「本当、らしくないな!そろそろ
米粒弾を躱し、
「ぐぅッ?!...これは、私では勝てないわね」
「だったらここで退いて欲しいが...今のお前じゃ無理なんだろうな」
星弾を浴びて大きく怯み、あちこちに被弾した焦げ跡と服の破れをこさえたアリスの負けを認める言葉にそう返す。普段ならここで退く筈だが、今のアリスにその様子は微塵も感じられない。
「...でも、ここで退くとこの嫉妬を治められない。――例え負けるとしても、最後までやってやるわ!」
アリスは大きな盾を構えた黒い服の人形を次々展開して私に向けて飛ばしてくる。
「盾はレーザーを弾くか...厄介だな!」
"ストリームレーザー"を撃って迎撃を図るが、人形が持つ盾に何か魔法を仕込んでいるのか弾かれてしまう。盾で隠し切れていない足や頭の一部に当たればダメージは入るが、私のレーザーではそう簡単に狙えない。人形は私にある程度近付いてくると―――
「ぐおッ?!そういう弾幕かよ...!」
人形が
「...最初に意表を突けただけ良しとしましょうか。――これが最後の
爆発する人形を全部出し切ったのか、アリスは最後の
「大丸弾が邪魔だな...!変則的な動きの鱗弾もあるし、厄介だ...!」
大丸弾に注意しながら鱗弾を躱し、射線を合わせて"イリュージョンレーザー"を撃つ。
「くっ...この程度!」
アリスは少し怯むが更に発射間隔を狭めた弾幕を展開する。弾幕の密度がより濃くなり、躱す隙間も見付かりにくくなってくる。
「っち...!レーザーじゃ押し切れないか。――これで決めるッ!!」
鱗弾に被弾しながらミニ八卦炉を構え、魔力をチャージする。『紅霧異変』の時にフランと戦った時の経験で、八卦炉への魔力チャージは今までより速くなっている。ダメージが溜まって怯む前に―――!
「――トドメだ!吹っ飛べッ!!」
真っ白な極太レーザーと星弾がアリス目掛けて飛んでいき―――
~星見原 ルーンの家の前~
side-ルーン
「...行ったね。僕らは魔理沙達が
「...えぇ、そうね」
僕から
―――アリスが僕と代わった『弾幕ごっこ』は、魔理沙の勝利で終わった。魔理沙は多少被弾しつつも自慢の火力を活かしていたけど―――アリスは普段とは違う戦い方だった。あんなに人形を展開したのは初めて見た。それに、アリスが魔理沙と相対していた時の表情には
―――これは面と向かって、話をする必要があるかな。
「...雪が降り始めてきた。そろそろ中に入ろうか。――何か
「...ルーン...いいえ――」
―――雪が降り始めた『星見原』の我が家の前。僕はアリスから