リスくぅぅぅぅん!!!!!!(120db)
なんやかんやあって投稿が遅れてました。進行スピード激遅なんだから毎日投稿しろ(自戒)
それとブルアカ界隈は対策委員会編3章が配信されるようですが、僕はまだ最終編をやってないので「たのしそうだなあ」と遠い目をしながらTwitterを見ています。6章と最終編を同時摂取したらねじれる自信しかないので仕方ないんです、ハイ
それと毎度のことながら評価感想誤字報告ありがとうございます。最近は足向けて寝ないように逆立ちしながら寝てます。
「ふう...いい人たちだったわね。」
「「...。」」
不安そうに顔をしかめるカヨコと愉しそうににやつくムツキを脇に、何も知らないアルは満足げな顔で帰路に就いていた。
「社長...あの子たちの制服、気づいた?」
重たい口を開いて、短く疑問を口にしたのはカヨコだった。
「制服?何のことかしら?」
「アビドスだよ、あいつら。」
きょとんとした顔で聞き返すアルに、ムツキはやはり愉しそうな顔ですぐさま事実を告げた。
初めにそれを聞いたアルはいきなり告げられた真実を咀嚼した後、白目をむきながら誰に言うでもなく叫んだ。
「なななな、なっ、何ですってーーーっ!!!!!?????」
「あははは、その反応うけるー。」
「はあ...本当に気付いてなかったんだね...。」
「そ、それって私たちのターゲットってことですよね?わ、私が始末してきましょうかっ!?」
慌てふためく社長にそれぞれ反応する社員達。肝心の社長はショックから未だに立ち直れていないようだが。
「何してんの、アルちゃん。仕事するよ?」
「バイトの皆が、命令が下るのを待ってる。」
「う、嘘でしょ...。あの子たちを、今から私たちが...。」
「心優しいアルちゃんにこの状況はちょっとキツいねー。
『情け無用』『お金さえもらえば何でもやります』がうちのモットーでしょ?何を今更悩んでるの?」
「そうだけど...。」
「これ、完全に参ってるね...。」
「大丈夫だよ、アルちゃんだし。」
小声で話す二人を他所に、己の頬を叩いて何とか自分を鼓舞しようとする。
自分は社長、そしてアウトローなのだからと。
「行くわよ!バイトを集めて!」
本心を隠すように、冷たく低い声で一言そう言い放つと、周囲の社員たちもそれに従った。
その姿には、確かにアウトローの風格があったかもしれない。
「あ、アルちゃん、いきなり走り出すと...」
「痛っっったい!!」
「食べた直後だから...。」
「先ほどまで談笑していたあの生徒たち、今日襲撃に来るようだ。」
学校に戻り、一息ついたところでそう告げられたホシノを除くアビドスの皆は、一様に驚く反応を見せた。
「ええっ!?」
「あら~...☆」
「ん、本当?」
「私の耳に届いた情報から推察するに、だがな。警戒しておくに越したことはないだろう。」
あの四人だけで攻め込んでくるとも限らない。発言からして相当な額をつぎ込んだらしいし、フィクサー稼業でもそれなりの位置だとすると、雑兵とはいえそれなりの数の仲間を引き込んでくることも予想できる。
「それに、あの外套を羽織っていた奴。中々強いぞ。」
”キムさんがそう言う程なんだ...。”
「おじさんも見たけどね、いやぁ~、タイマンだとちょっと厳しいかも?」
「ホシノ先輩も...。」
「それじゃ、ちゃんと準備しなきゃですね~☆」
★★★★★
「...校舎から南15km地点付近で大規模な兵力を確認!日雇いの傭兵のようです!」
ずっと索敵を続けていたアヤネから、遂にその言葉が出た。
ただし、便利屋ではなく傭兵が応援できたのは予想外だった。通常、傭兵は金持ちが雇うもので、相当立派な身分でない限りフィクサーが呼ぶのは仲間のフィクサーだからだ。
その分、腕は確かな場合が多いのも事実ではある。よっぽど安く雇われる者でない限り、傭兵として食っていける人間は相応の力を持っているということだ。
「へえー、傭兵か。結構高いはずだけど。」
「ん、どちらにせよ倒す。」
「向かうとしよう。」
”出動だー!”
先生たちが向かうと、その先には多くの傭兵と、それを従える集団がいた。
無論、便利屋68の四人である。
リーダーのアルは苦しそうな顔をしながら銃を構えている。戦うことが不本意であるかのようだ。
対照に、他の三人は既にやる気に満ちている。いつでも始められるということだろう。
「やっぱり来たわね!ラーメンも無料で特盛にしたのに、恩知らず!!」
初めに啖呵を切ったのはセリカだった。恩知らずという単語にアルが一瞬飛び上がるのを他所に、ムツキは愉しそうな目つきでその怒りに応えた。
「あははは、その件はありがと。でもこっちも仕事でさ。」
「残念だけど、公私はハッキリ区別しないと。受けた仕事はきっちりこなす。」
側にいたカヨコがそれに続く。視界の端でアルのことを一瞬だけ捉えたが、現実から目を背けるかのように直ぐにアビドスの面々に向き直った。
「ところで...やっぱりって、よく襲撃のことが分かったね?どこかで聞いてた?」
「私が聞いていた。盗み聞くようで申し訳なかったがな。」
疑問に答えるように、脇からぬっと大きな影が差しこんでくる。
低く野太い声と見慣れない格好は確かな威圧感を持ち、その場にいる便利屋や傭兵達を圧倒した。
「へぇ...あなた、名前は?」
「キムサッガッだ。シャーレの先生の護衛を務めている。」
カヨコも負けじと睨みつけるが、それに動じる気配はない。
ただ、機を窺っている風に見える。
少なくともアルにはそう見えた。そしてそれと同時に彼女は銃を構えなおした。
いつでも、あの者だけは撃てるように警戒しなければならない、直感がそう囁いていた。
「(いやいやいやいや!あの見た目ってやっぱり依頼人の言ってた人よね!?)」
依頼を受けるとき、便利屋の四人は、依頼人からある情報を渡されていた。
笠を被り、奇妙な服装をした人間がアビドス側にいる、その人間は神秘が無いにも拘わらず、刀で銃弾を弾き戦車を両断できる、と。
その情報に信憑性はなく、神秘もない生身の人間がそんな芸当出来る訳がないと一笑に付していた。
しかし、その人物がこうして目の前に現れ刀を握っている。気を抜けば、いつ動かれるか分かったものではない。
最悪自分まで真っ二つにされるかも、という嫌な想像を搔き消すように、銃口の先を見続けていた。
それに気づいたのか、向こう側も逸る殺気を抑えたようだ。...それでも、警戒しなければならないほどだが。
「もう!学生なら他にもっと健全なアルバイトがあるでしょう?それなのに便利屋だなんて!!」
「ちょっ、アルバイトじゃないわよ!れっきとしたビジネスよ!肩書だってあるんだから!」
警戒心はそのままに、意気揚々と仲間たちの役職を列挙していく。
それに夢中になっている間に、ホシノの腕がキムサッガッの脇腹を小突いた。
「...大丈夫?ずっと狙われてるみたいだけど。」
「恐らく腕を動かした瞬間にその腕かこの刀を撃つつもりだろう。もう少し、機を待たなければな。」
「はぁ、社長...ここでそういう風に、余計薄っぺらさが際立つ...。」
呆れた声でそう言いながら、カヨコは着々と戦闘準備を整えている。
それに倣って、便利屋の皆も武器を構え始める。
「誰の差し金?...いや、答えるわけないか。
力づくで口を割らせるしか。」
無意味な問答に飽きてきたのか、シロコも銃を構え始めた。
それを皮切りに、他のアビドスの生徒も続々と準備し始め、先生もシッテムの箱を取り出した。
無論、傭兵たちも黙ってはいない。皆、各々の武器を取り始め、先ほどまでのムードとは一転、一触即発の空気になった。
「ふふふ、それは勿論企業秘密よ?
総員!攻撃!」
アルのその言葉が発された直後。
(ガキィンッ!)
どちらが早いか、互いの刀と銃が同時にその力を奮った。
互いの威力が相殺され、激しい火花と同時にけたたましい金属音が戦場に響く。
アルの声とその金属音によって、戦いの幕は切って落とされた。
脇から出てきただけで威圧感を与える男、キムサッガッ
サッガ先生は180超えてると思う(願望)ので、そんな巨漢が腰に刀差した風体で急に出てきたらそらビビるよ
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