透き通る世界の武器商人さん(ちゃん)   作:狐の行商人

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チャプター1 ゲヘナ学園近郊~ゲヘナ学園

「した...いえ、負傷者はこれで全員ですね?」

 

「はい、全員救急車両に乗せました!」

 

「分かりました、其方の車両はゲヘナ学園に向かって下さい。他の車両と人員は私と共に巨大生物が暴れていた区画へと向かいます、向こうは先程戦闘が終わったとの話ですがした...負傷者も多数出ているそうですので気を引き締めて下さい」

 

「「「はいっ!」」」

 

救急医学部部長、氷室セナは部員達にそう指示を出しながら自身も緊急車両に搭乗し車列を率いて移動を開始していく

温泉開発部と風紀委員会の戦闘で負傷した生徒達の治療と収容を終えた彼女達が次に向かう先は巨大生物、パンちゃんと風紀委員達が戦闘を行ったと連絡があった区域であり負傷者が多数出ているとの報告があった場所である

チナツが先に到着しているとも報告があったので初期の応急処置に関して不安材料は無いが、多数の負傷者を自分とチナツで診るのは中々時間が掛かるだろうと予測しながら彼女は車両を走らせた

...が、彼女は現場に近付くにつれて違和感を覚え始めた

 

「...?(現場の片付けをしている生徒は多いのに、負傷者の姿はあまり見受けられませんね?)」

 

2つの中隊が大きな被害を受けているとの話だったが、周囲を見渡せば包帯を巻いた生徒も居るには居たが大半は服が汚れていたり少し破れていたりの程度で見た目以外に別段問題はない生徒が多く見受けられる

後片付けをしている辺り此処で巨大生物との戦闘があったのは間違いでは無い筈なのだが、と周囲を見渡しながら車両を進めていると風紀委員達の中にこの状況に一番詳しそうな生徒を見つけた

後続車両に停車する様に無線で指示を出しながら彼女、チナツの方へと向かう

 

「チナツ、状況はどうなっていますか?」

 

「あ、セナ先輩...それが戦闘を手伝ってくれた行商人の方がお手製だという医薬品を提供してくれて、それを使用して治療を行っていたのですが...その医薬品の効果が凄まじく高く、思っていた以上に手早く済んでしまいました」

 

「まさか...中隊二つ分が半壊する程の死体、いえ負傷者が出ていたのに私達が現着するまでの短期間で治療を終えられたと?」

 

「ほぼ全員ですね。私と先程話した行商人の方の2人で行っていたのですが、歩けない程の負傷も意識があれば服用させる事で人の手を借りなくても歩ける程度に即座に回復しました...切り傷にも塗る事で自己治癒能力を促進させる効能があるのか傷が治るまであっという間で...正直内服出来る上に外傷に直接塗れるといった汎用性の高さに驚いています」

 

「外傷を治し内服も可能で即効性が極めて高い医薬品?......信じられません、本当にそれは医薬品ですか?」

 

チナツから現状の話を聞いたのだが、外傷に塗る事で傷を癒し内服させる事で重症すら治す医薬品とは一体どういう品なのだろうか...本来医薬品というのは絶対的な万能薬ではないものである、外科や内科では患者の状態に応じた処方薬を用意せねばならない

そして内服する薬と外傷に塗る薬というのは大体の場合互換性が存在しない筈である、用途が全く違うし使われる体の部位も当然違うのだから当然ではあるのだが...それを両立させつつ効果が即効性でかつ効能の幅がかなりあるとは一体如何なるものなのだろうか、非常に興味深い医薬品である

 

「...その医薬品を売っている行商人の方は何方に?」

 

「あちらです。今最後の患者の治療中のようです、彼女が診ている子も頭部に傷を負っていたんですが...」

 

その売り手たる行商人の方に色々と詳しい話を聞かねばならない、チナツに行商人の行方を聞くとまだこの場に残って治療をしていた様で案内される

其処には瓦礫を椅子代わりにして風紀委員の生徒を座らせ、向かい合う様に膝立ちになった長身にスーツを着こなした猫耳の女性が慣れた手つきで包帯を額に巻いている姿があった...見た限りでの判断であるが恐らく額を切った子に治療を施していたのだろう

 

「...よし、これでいいだろう。目眩や頭痛は無いか?」

 

「は、はい......わ、さっきの痛みが嘘みたいに無くなってる...これなら直ぐにでも動けそう」

 

「直ぐには止めとけ、幾らこの医薬品の効き目が即効性だからといって油断して過度に動かすのはご法度だ。一応の応急処置はしたが触腕に引っ叩かれて頭を打って気ぃ失ってたんだろ?傷は塞いだがちゃんと救急医学部の子にも診て貰って異常がないとか大丈夫とかの保証を受けた上でちょっとの間は安静にしてな?それとちょいと面に触れるぞ」

 

前髪を持ち上げ、手で顎に触れて自分から見やすい様に持ち上げた彼女はそのまま風紀委員の顔を覗き込む...自分の顔を近づけてじっと目元を見ている辺り目に異状がないかの確認なのだろう、些か距離が近い様に見えるが

 

「ぴっ!?あの、顔が、近いです!!」

 

「静かにしてな......ちょいと目にも異常が無いか確認させて貰ったが俺が診る限りでは問題なさそうだな、後は専門家の救急医学部んトコ行ってこい。ああそれと...あんなデカブツ相手に良く頑張って立ち向かったな、流石風紀委員会の生徒さんだ。これからもゲヘナの治安維持の為に励んでくれよ?」

 

「―――ひ、ひゃい、がんばりまひゅ!あ、あの私はこれで失礼しましゅ!」

 

「おう、ってオイ走んなコラ怪我人だろうが!?」

 

異常が無いと判断した彼女は手を顎から放しそのまま風紀委員の頭を数度撫でて褒めた、が大人の女性と言っても過言ではない風貌の彼女がふと見せた優しい笑みが風紀委員の子には少々刺激が強かったらしく逃げる様に風紀委員の子は走り去ってしまい、彼女は忠告を入れた後で暫し呆然としていた

 

「...あー、まぁあんだけ走れれば問題は無いか」

 

「お疲れ様でしたアルマさん、あの子で治療が必要そうな生徒は全員治療が終わりましたよ」

 

「ん、そうか。これで無償提供用の在庫は品切れになっちまったからまた補充しとかねえとな...で?そっちの嬢ちゃんは誰だ?」

 

「...救急医学部部長の氷室セナと言います、貴女が医薬品を売っている行商人の方ですね?」

 

「おお、漸く会えた訳か。萬屋アルマだ...アンタの話を聞いて会いに来たんだが、見ての通り些かトラブルに巻き込まれちまって挨拶が遅れちまったよ。ゲヘナは俺にとっては少しばかり賑やか過ぎる場所だな全く」

 

立ち上がり此方に自己紹介をしながら握手を求めてきた女性、アルマにセナは握手を以て返す

 

「最前線で大立ち回りを演じておいて何を言っているのかしら...セナ、丁度いい所に来てくれたわね。負傷者の治療はチナツとアルマのお陰で完了したみたいだから、後の片付けはイオリに指揮させるから負傷者の搬送救急医学部に任せていいかしら?」

 

「それは構いません、ただ...」

 

「アルマの事ね?私も彼女に色々と聞きたい事が多いから、後で風紀委員会本部の私の部屋に来てくれるかしら」

 

「では、また後程。アルマさんも後で医薬品の話を詳しく聞かせて下さい」

 

「あいよ、その為に来たんだから当然だ」

 

セナがその場から離れ無線で何処かへと連絡を入れる。後続車両に乗っているだろう他の生徒達に向けて指示を出しているのだろうな、まぁそっちに関しては問題ないだろうが...問題はこれから風紀委員長直々に俺は色々と質問されるらしい

大方行政官の天雨アコも同席してくるんだろうが奴さん聞いた限りアルちゃん達を目の敵にしてるらしいしなぁ、穏当には終わらんかもしれん

やれやれ、ただ訪問して商談するだけの筈だったんだがなぁ

 

「それじゃあ行くわよアルマ」

 

「へいへい、まぁお手柔らかに頼むぜ」

 

「それは内容次第ね」

 

...マジかぁ

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

風紀委員会本部のヒナ嬢の部屋である委員長室に案内された俺は、ヒナ嬢の他天雨アコ・火宮チナツ・救急医学部の氷室セナの4人と共に部屋の中央にあった机を囲む様な形でそれぞれ席についた

 

「で?何から聞きたいんだい?」

 

「そうね、貴女の出身校からかしら。私達が見た事も無い薬草を使っていた辺り山海経か百鬼夜行の様に見えたけれど...」

 

「いや...どっちの学園とも無関係だ、それに今んとこ何処の学園にも所属してねぇよ」

 

「未所属なのですね...ふむ」

 

「ああ、ちょいと訳アリでな」

 

何か考え込み始めたセナが気になるが、今は俺の方も少し考えざるを得ない状態だな...出身に関しちゃあ何処まで話したもんかね、流石に全部素直に話すと余計な問題や疑念が起きそうだし前世に関してだけ今は暈すか

 

「俺は最近になってキヴォトスの外から来たんでな...そんな得体の知れない人間が上手く生きていける場所を探してたらブラックマーケットに流れ着いて、今はこうしてゲヘナに来てる位には店持ちになって繁盛してるだけの奴だからな」

 

「キヴォトスの外から来ていたのね、それで急に頭角を現してきた様に見えたと...便利屋68との繋がりは?」

 

「なっ、便利屋68と繋がりがあるんですか貴女!益々怪しさが増しました...ヒナ委員長、この場で彼女を確保して便利屋68と彼女の店の情報を洗いざらい話させるべきでは!?」

 

「あ、アコ行政官落ち着いてください」

 

「アコ、静かに...」

 

「―――今から3カ月前位の事になるが、ブラックマーケットの歓楽街外れで便利屋68を恨んだマフィア組織に俺も狙われてな。流れで共闘する約束を取り交わして以来の付き合いだよ...ああそのマフィア組織は確かゲヘナでも悪さしようとしてたから先んじて潰した形になるか?ま降り懸かる火の粉を一緒に払った仲、ってもんだ」

 

「共闘した上に長い間関係を持っていたと?ゲヘナに対して悪事を働こうとしていた組織を潰した件に関しては感謝します...ですが悪い事は言いません、今直ぐ彼女達とは手を切る様にしなさい!」

 

「あぁ?...断る、こちとら商人だぞ?誰に何を売るかは店長たる俺が決める話だろうよ。それとも何か?此処で断ったかっつって後で行政官殿は便利屋68と取引してるからって理由でウチの店を差し押さえなり取り潰しでもする気か?それこそ悪い事は言わんから止めとけ」

 

過去に何があったかは知らねぇが、かなり便利屋68に対して執着してんなぁ行政官殿は。もうちっと理知的かと思ってたんだが、どうやら便利屋68に関してとなると頭に血が上るみてぇだな...此処で店を差し押さえるとか破壊される訳にはいかねぇ、コイツの使い時か

 

「トリニティの救護騎士団から救急医学部の氷室セナに向けて書いて貰った紹介状だ...ウチの店はつい先日救護騎士団の団長である蒼森ミネ等の立ち入り調査が入ってなぁ。そん時に店に怪しい所は無かったと保証されている訳だが...行政官殿はそれでも摘発する、と?」

 

「なっ、トリニティですって...!?」

 

「救護騎士団の生徒達から聞いたんだが確かエデン条約、だったか?今は連邦生徒会も交えての話し合いで大事な時期だろ、救護騎士団が検査に入って問題ない所に間を置かずに風紀委員会が入って摘発やら店の破壊やらしたらどう思うかね...まぁ、此処でもし俺が風紀委員会にとっ捕まって暫く解放されなくなっても問題は起きるぜ?ミネ団長とはその場で今後の取引の契約をしちまってるからなぁ...今日もお披露目したあの医薬品を取り扱う話だ、それが拘束されちまったら止まっちまう訳だから団長さん怒るぜぇ?言っとくがあのシールドバッシュはもう叩き込まれたくない位痛いぞ行政官殿」

 

「...殴られたんですね、救護騎士団の団長さんに」

 

「パンちゃんの触腕なんか比べ物にならん位メッチャ痛かった、意識飛んだ」

 

「噂には聞いていましたが...いえ、殴られたのに許す貴女も大概ですね」

 

ホントに比べ物にならんのだアレ、メッチャ痛いし咄嗟の事とは言え防御も何も出来ん位早くて重い一撃だった...あれ単純に高品質かつ頑強なだけのライオットシールドと見てるんだがどうなってんだ

兎も角だ、此処で俺が捕まるのは非常に良くない...ミネの奴あんな性格だから俺がとっ捕まったと聞こうものなら最悪の場合其処がゲヘナだろうと突撃してきて救護活動始めかねん、俺が原因で開戦とかシャレにもならん訳だから反論させて貰ったがどうだ

 

「...アコ、彼女が別に便利屋68と取引をするのは別にどうでもいい話よ」

 

「っ、委員長...」

 

「ただ、貴女の店が何を売っているかは知っておきたい所ね...救護騎士団が立ち入って検査したみたいだから品物の安全は保障されている訳だけれど、実際に品物の一部は使って見せてくれた手前確認程度はしておきたいわ。実際何を取り扱っているの?」

 

「そうだな、先ずは幾つかは実際に披露する事になった銃火器か。うちの店で製造販売改修改造を行ってる、チナツ嬢の持ってるハンドガンと同型も扱ってるぜ...実物がこれで、これが他の商品も一覧出来るカタログな」

 

ヒナ嬢の制止で多少安堵した俺はアタッシュケースの中から今日持って来ていた武器の数々を取り出して並べていく

センチネルナイン・ハンドキャノン・シカゴスィーパーとボルトスロワーを取り出してヒナ嬢達に見える様に机に並べていき、その横にその他のお手製の武器の一覧が見れる様にと店員の子達と共に作った武器のカタログも添えるのは勿論忘れねぇぜ

因みに同じ銃を纏めて買うと割引したり弾薬とセットで購入するとお安くしたりしているといったサービスも合わせて説明しておくか、緊急時に急な御用入りとかがあった時こういう特典がある商品は顧客にとっちゃ嬉しいものだろうしなぁ...是非是非買っていてくれよぉ?イヒヒ

 

あん?丁度いいからハンドキャノンとシカゴスィーパーのリロードについて話せ?あれは普通にリロードしても弾は補充出来るがあのモーションをしても自動的に装填されるんだよ、理論は...実は俺も良く分からんのだが

そういう神秘?...神秘って何だよ、ちょいとそれは気になるから教えてくれヒナ嬢。あの巨大生物を生み出した力みたいなもの、だと?へぇ~、じゃあ俺にも案外そういう力があったから補充されてんのかねぇ

まぁそういう確認は後々だ、今は商品の紹介の続きに集中するとしよう

 

「武器に関してはこんなとこだな、次に今日使って見せた医薬品か...こいつ等は原材料はハーブを元にして製造しているモンだ」

 

ハーブ、と聞いて全員が反応を示した...違法薬物の可能性を示唆したか?まぁ確かにそういうモンも生前は取り扱ってはいたが今は一切禁じているし酒も煙草も禁じている

店を持った手前、そんなモン取り扱って可愛がってる店員達も巻き込んで矯正局送りにされるつもりは無いんでな...んな危険な橋は渡らねぇよ

俺はこのハーブがどういう効果があってどう製造してるものかを紹介状の記載と合わせて事細かに説明していった、グリーンハーブは生でも食えるしどのハーブも人体には全く悪影響が無いのは先ず自分でも試しているし此方でも売った相手からそういう苦情は全く来ていないという所を重点的にな...難癖付けて架空の慰謝料請求してくる奴等はいたが、そんな輩はアルちゃんの良い収入源として容赦無くぶっ飛ばして貰う依頼へと変えてきたからノーカンでいいだろ

 

「―――とまぁ製造場所もミネが査察して問題なかったと言ってくれてるし、実際今日も使わせて貰ったが特に拒絶反応とかは無かったからな。一応サンプル品も幾つか持って来てるからそっちでも色々と検査してみてくれ」

 

「...お預かりします」

 

「確かに受け取りました」

 

「更に細かく調べたり実験してみたいってんなら実際に店に来てくれよ、歓迎するぜ?イヒヒ」

 

サンプル品として持って来た合成済みハーブの粉末を幾つかチナツ嬢とセナ嬢に渡しておくが、2人共興味津々といった様子で受け取ってくれた...当然か、ミネもサンプルとして幾つか欲しがってたから渡したが医療関係者としてこのハーブのポテンシャルの高さは非常に興味深い題材だろうし

 

「最後に聞きたいのだけど、今日は救急医学部相手にその医薬品の仕入れの商談に来たのかしら?」

 

「ああ。さっきも言ったがトリニティに品を卸すのはもう決まってるからな、ならゲヘナにも多少は卸して両学園の医療面での釣り合いを取らせたかったのもあるが...実際来て巻き込まれて思ったが治安維持活動を行っている風紀委員も結構な頻度で負傷者出すみたいだから、ウチの医薬品は入り用になるんじゃねえか?」

 

「あれだけの効果を見せられると魅力的に感じてしまうのは確かにあるわ、ただ...トリニティとゲヘナ双方に卸して在庫の余裕があるの?それと値段も気になる所ね、あまり予算の余裕がある訳じゃないし...」

 

「元々はハーブを原材料にしてるからな、一度生えればある程度の周期は採り続けても大丈夫だ...期間を置いて収穫してだと現状の収穫量だと後2・3ヶ月は収穫出来ると見ている、収穫量が下がり次第新しく植え直すから半永久的に一定量が採れる算段だ。それと値段に関しては風紀委員会なら通常値より割引するぞ?元々治安維持活動してる所相手には多少お安く卸すつもりだったしな...それぞれ元値がこれで割引込みだとこれ位の値段だ」

 

「...意外と安いわね...チナツ、どう思う?」

 

「そうですね...私が思っていたよりも安めですし少量であれだけ即座に大勢の委員に治療が施せるのであれば、多少は在庫を確保しておくべきかと思います」

 

「そう......分かったわ。アルマ、風紀委員会にも多少卸して貰う契約をしてもいいかしら?」

 

「勿論、ウェルカムだぜ!明日からでも運んでくるから待ってな!」

 

イヒヒ、毎度あり!救急医学部だけじゃなくて風紀委員会とも商談が成立出来るとはなぁ、やれ美食研究会だの巨大生物だのに巻き込まれた甲斐があったってもんだ♪

早速アタッシュケースから取り出した契約書等の書類に記入して貰う、それに合わせてセナも同じ書類に目を通して記入して貰った...これでゲヘナでもある程度は自由にハーブや武器弾薬の品卸しが出来るようになったかねぇ

だが問題として全部が解決した訳じゃあねえ、美食研究会からは目を付けられているし温泉開発部の動向も気になる...更に

 

「ぐぬぬ、上手くヒナ委員長に取り入りましたね...!ですが私は貴女の事、認めませんから!」

 

ずびしっ、と俺を指差してくるアコ行政官に俺は溜息をつくしヒナ嬢もチナツ嬢もやれやれといった顔をしている...この流れでそういう事言う?何かカヨコ嬢とかがアコ行政官は色々と面倒くさいって言ってたけどこういう事か?確かに関わるとなると面倒な所があるなぁ、変な難癖つけられてウチと風紀委員会の関係が揉めても困るんだが

 

「はいはい、今後認めて貰える様に精進致しますよ...っとそうだヒナ嬢、あのパンちゃんとかいう巨大生物?に関してなんだが、あれが急に現れた原因とか何か分かったのか?」

 

「いえ、まだ其方の報告は聞いていなかったわね。アコ、原因は何か分かっているのかしら?」

 

「原因はまぁジュリさんの調理だというのは分かっている事なので言うべき事は余りありませんが、要因として奇妙な食材を使って料理をしたという証言はありますね...何でも

 

 

 

 

食堂にあった『金の卵』を使用した、と」

 

......んん~?なぁんかすぅんごい聞き覚えのあるモンが要因になっていませんかねぇ?

 

―――――――

 

萬屋アルマ(スーツの姿)

 

鉄火場にも居た過去があるのか、一通りの応急処置や治療に対しても学があるアルマさん

ただ少しばかり距離感が近すぎたのかまた幼気な少女の心を惑わしてしまっているご様子...百合?花がどうかしたか?

商談に関しては苦労の甲斐あり救急医学部だけでなく風紀委員会とも定期購入の契約を取り付けれたので大勝利である

基本的に風紀委員会の面々とは仲は悪く無いが、どうにもアコとは相性が悪いらしくこれ以降も会う度に度々口での応酬が発生するかも

 

 

 

空崎ヒナ

 

...今の所は未所属か、と思っている風紀委員長

心象は悪く無く、悪事を働かないならまあ自由にさせてもいいかという結論

またあの医療品を安く仕入れさせてくれるみたいだから心象は良い

チナツには苦労を掛けているし、この医療品で多少なり負担が軽減されると良いのだけれど

...けれど、この契約が近い将来大いに役に立つとは思いたくなかったわ(ブルアカ本編のプロローグが直近に迫っている...あっ)

 

金の卵なんて何処で拾ったのかしら?

 

 

 

天雨アコ

 

便利屋68と繋がりがあるでワンアウト、ヒナ委員長に上手い事取り入った(という認識)でツーアウト、トリニティとも関係があるでスリーアウトで心象は悪い

が、風紀委員達の窮地を助けて貰ったり掩護して貰ったりで最悪では無くあくまで悪い程度で止まってはいる

医療品の効果も非常に高いので商売は認めますが...決して、決して私個人としては貴女の事は認めません!

 

 

 

火宮チナツ

 

アルマ謹製のハーブ医薬品を入手、また手当の手伝いもして貰ったりと心象はかなり良い

サンプルとして貰ったハーブ医療品に関しても色々と試したり聞いたりしたい事が多々あるが、今は今日起きた騒動に関しての報告書を書いたりで忙しくなりそうなのでまた後日にしようと思っている

今後もハーブ医薬品を定期的に入荷してくれるとの話が纏まり委員長と同じ位喜んでいる

 

尚チナツの銃はバイオRE4のレッド9と元ネタを同じにしている...おや?アルマの様子が...

 

 

 

氷室セナ

 

学園に所属していない、医学知識もあり非常に有用な医薬品を作れる、おまけに戦闘能力と指揮能力もあり応急処置に関しても学がある...成程、と考えている救急医学部部長

此方もサンプルとしてハーブ医療品を頂いたので色々試したい、特に注目しているのは自身では有事の際に対処出来ない内科系の効能である

あのシールドでぶん殴られたと言っていたのに友人関係になっていそうな感じがあるアルマにちょっと驚いている...殴られたとの事ですが、何がどうなれば親しくなれたのでしょうか?

 

以前皆様に協力して頂いたアンケートでは候補に入れていませんでしたが、今考えると此処も就職先としてはアリだったのかもしれないと思っていたりします

 

 

 

風紀のモブ生徒ちゃん

 

『白い髪が凄くサラサラして綺麗だった』

『何だかとても良い香り(きっとハーブのせい)がした』

『顎に触れられて顔を引き上げられた先で、引き込まれそうな金色の眼と端正な顔が直ぐ目の前に来ていて凄く...ドキドキした』

『その後で褒められた挙句頭を優しく撫でてくれてあの笑みは、ズルくない...?』と少し赤くなった顔でこの件に関して問い詰めてきた同僚達に話した

 

この後同僚達に滅茶苦茶詳しく聞かせろと根掘り葉掘り質問されたらしい

 

 

 

 

 

アルカ店員達

 

うちの店長カッコよかろ?(後方自慢顔)




ちょっと体調を崩して先週は勝手ながらお休みさせて頂きました、すいません...
次回で纏めてブルアカ本編プロローグに入りたいなぁと思っています

それと2度目のアンケートに御協力お願い致します

ライブセレクション「カイザーPMC基地正門」

  • 『このまま対策委員会と進む』表ルート
  • 『後続部隊を待つ』暗躍(裏)ルート
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