シャングリラ・フロンティア~人外ゲーマー、神ゲーに挑まんとす~   作:気分屋トモヤマ

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そういえば獅子堂としてのステータスとか書いてないですね……要望があれば書きます。

追記とお詫び
ジーグルのステータス調べるにあたって色々設定漁ってたらUMEなるものを見つけて確認しました。唐辛子に加算してねぇ……!!後々直しておくので許して下さい……


兎は過去を語り、狼は未来を語る 其の四

────────────

NPCN:ジーグル

LV:66

JOB: 奇術師(マジシャン)

ヴォーパルバニー・トラベラー

HP(体力):160

MP(魔力):100

STM (スタミナ):50

STR(筋力):95

DEX(器用):120

AGI(敏捷):70

TEC(技量):90

VIT(耐久力):50

LUC(幸運):31

スキル

・ベストステップ

・タップステップ

・鋼糸操縛

・軟糸操縛

・致命糸術【糸踊(しよう)止め】

魔法

・【物質転移】

・【座標転移穴】

・【座標転移「凱戦穴」】

装備

左右:奇術の仕込み糸(マジシャンズ・トリック)

頭: トリックハット

胴: 兎式演劇服

腰: 兎式演劇服

足: 兎式演劇服

アクセサリー:致命兎の秘環、真実隠しの手袋

────────────

 

「ん?おかしくない?」

 

「どうされました?」

 

穴からセカンディルの路地裏にワープした(落ちてきた)後にジーグルのステータスを確認するとステータスポイントの数値の計算が合わないのだ。シャンフロは1レベルにつき5ポイントの増加。今のジーグルのレベルが66、通常のスキルポイントは325となるわけだから……元の俺のステータスから差し引いても……ぴったり300オーバー!?どうなってんだ……!?いくらユニークNPCでもこれはちょっとやりすぎでしょ……

 

「なあジーグル、お前なんかステータス……いや、能力に対して特別な訓練とかした?この首輪着けて生活したとかさ」

 

「昔父上に言われて首輪をした状態で生活したことはありますが……それも1か月程で兄妹皆で行いましたので特別というわけでも……あ、もしかすると()()、かもしれませんね……」

 

「アレ?」

 

「我が一族……というよりヴォーパルバニーの風習として一人前と認められるためには自らよりも強力な相手に挑む、というものがあるのです。そして我が一族に限っては強力な相手というのが父上、もといヴァイスアッシュなのです。流石に家族ということもありお互い殺しは禁止の模擬戦のようなものだったのですが……こちらは殺す気で挑んでも軽く流されるわ父上も手加減は一切なしで……挙句の果てには戦う時は鬼、いや龍のように厳しい方でした。……今思い出すだけでも体が震えあがってしまいます……」

 

ジーグルと付き合いは短いがさっきからとんでもなく震えていてガチビビりしているの目に見えてわかる。当時のレベルは知らないが絶対に苦労したんだろうなぁ……いつか俺も戦うのかな、ちょっと俺も怖くなってきた。

 

「なんつーか……すまん」

 

「構いませんよ、ちゃんと173回目でなんとか認められましたので。まあ特別な訓練というのならこれくらいでしょうかね」

 

「フム、ありがとな。それじゃそろそろ行くぞジーグル!」

 

「承知しました!」

 

色々話し合って交流も深めたところで、早速路地裏から新たな開拓の一歩を─────

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()

 

「っ伏せてください!!」

 

「!?」

 

突如ジーグルの叫びにより一瞬体が硬直したもののすぐに伏せると、頭上を何かが通り過ぎた。何何!?攻撃!?ここ街中よ!?しかもなんか体ムズムズするし!

 

「何だ何だ……はぁ!?」

 

「何故このような街中に……!?」

 

後ろを振り返るとそこには、狼がいた。黒い毛に爛々と光る眼玉、かなり小さくはなったものの、つい最近見覚えのある姿、何より体の底から憎悪と悪寒が目の前の狼に響く。こんな特徴は一体しか思いつかない。でもなんでお前がここにいるんだよ!?

 

「久しぶりだな、お前昼にも出てくんのか?()()()()()()()()()!!」

 

「七つの最強種、まさかこのような所でお目に掛かれるとは……」

 

「……」

 

リュカオーンよ、何故貴様は黙ってこちらを見つめるだけなのだ、というかこの前戦ったばっかだよね?また戦いたいの?そろそろ俺キレるよ?いやもうキレるわこの野郎お前!!

 

「いーぜそんなに戦いたいなら上等だぼっこぼこにしてやんよ!!」

 

「唐辛子殿!?流石にここで戦闘は不味いですよ!」

 

「うるせぇ止めるなジーグル!俺はこのクソ狼と決着を付けねばならんのだ!」

 

この野郎覚悟しろよ全身の毛一本残らず刈りつくしてやるよ!あっ影の中に逃げんじゃねぇ!

 

「初手から不意打ち狙いとは随分臆病になったな狼さんよぉ!?自慢の消える攻撃と圧倒的なリーチもここじゃ意味ねぇもんなぁ!?」

 

「唐辛子殿!私はどうすれば!?」

 

「ジーグルは取り敢えず待機、できれば周り見といてくれ!」

 

「承知!」

 

俺とジーグル、お互いに背中を預けた状態で警戒する。アイツは影の中を自由自在に移動する、本来なら予測不可能のクソ攻撃なのだろうが……俺には全てわかる。なんたって体がさっきからずっとムズムズするからな!リュカオーンの呪縛の効果に「リュカオーンの呪縛を持つキャラとリュカオーンの居場所は常にお互いに知らせられます」とあった。これのお陰でアイツのいる方に体が疼くのだ。これで余裕だぜ!

 

「感覚だよりはちょいと怖いが……やるしかないな!」

 

「一体どこから……っ下です!」

 

「わかってらぁ!」

 

下から飛び出してくるリュカオーンを飛んで避ける。今更小さな狼一匹如きの奇襲屁でもないわ!即死攻撃と圧倒的速度持ってから出直してこいや!

 

「さあミニリュカオーン、第二ラウンドだ。しっかりついて来いよぉぉぉ!?」

 

「大丈夫ですか!?」

 

いざ二回戦目という所で右足が落ちる、否沈む感覚に陥る。見てみると地面に脚が沈んでいた。野郎影移動のスキルで俺を影で足止めしやがった!つーか他人にも影移動使えんのかよ便利スキルだなぁ!?

 

「マズ……!?」

 

好機と見たリュカオーンがこちらに突進を仕掛けてくる。どうする!?爪でパリィか!?上半身逸らして避けるか!?

 

「こりゃ一択だなぁ!?」

 

回避は無理と判断してリュカオーンに対して間合いに入った瞬間に右腕を振ってパリィの準備をする。パリィはタイミングが命、ミスったら死ぬ!

 

「ここ……だぁっ!!」

 

タイミング完璧!万が一何かしらでミスっても多分ジーグルの補助がある(運ゲー)!流石にこれは勝っ─────

 

「うおちょあふんっ!?」

 

「唐辛子殿ぉぉぉ!!」

 

タイミングは合っていた。方向も、威力も、全てがジャストタイムだった。ただ一つ反省点があるとするのなら、沈んだ脚を引き抜いておくべきだった。影移動のスキルを解除されて脚が地面から弾かれバランスを崩された。それによって狙いが外れリュカオーンの突進が見事に腹にクリーンヒットしたのだ。今のでHP9割逝ったぁぁぁ!?

 

「大丈夫ですか唐辛子ど……の……!?」

 

「おごぉぉぉ……どうしたジーグル?」

 

「その……お腹に……」

 

「腹?もしかして破壊属性……」

 

ジーグルが腹を指差しながら震えておりふと目線を下ろすと、到底信じられない光景があった。なぜかって?それは─────

 

 

 

「お前何してんのぉ!?」

 

リュカオーンが腹の中に入ってこようとしていた。馬鹿野郎お前早く離れあっちょっとあんまりねじ込まないでぇ!?




遅れてすいませんでした(いつもの)!ちなみにジーグルの挑戦回数はダイスで3D100で決めました。ごめんねジーグル。
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