シャングリラ・フロンティア~人外ゲーマー、神ゲーに挑まんとす~ 作:気分屋トモヤマ
ちょっとリアルがバタバタして遅れました。すんません!
危ない危ない。HP残り5じゃねぇか。ほとんど相打ち覚悟だったけど勝ててよかったぜ。
「あークソ…俺の負けかよ」
「つっても俺も残り5だ。ギリギリの勝負だったな」
「そんなギリだったのかよ!?クッソ悔しい…!」
「ハッ!一回その頭ごと取り替えてきたらどうだ鳥頭!ん??」
「クソが……!!」
サンラクを煽りながら地面に落ちたヴォーパルチョッパーを回収する。やっぱサンラクは煽れば煽るだけ良いリアクションが帰ってくるおもちゃ箱みたいな存在である。
少しするとサンラクは立ち上がりながら俺に疑問を投げかける。
「ったく……にしても、一体いつ
「バグじゃねえよ……まあでも、種が気になるかね?では教えてしんぜよう!!」
チキチキ、唐辛子の鳥頭の串刺し3秒クッキング~!
まず移動すると同時にヴォーパルチョッパーを一瞬で出して腰を落としながら後ろに隠す。そして加速系スキルを全て使用し特攻する瞬間に足で弾いて上空に飛ばす!ここで注意点は変に上空を見たり攻撃がぬるいと普通にバレるので注意してね!後はそのままわざと攻撃を喰らって油断させて脳天ぶっ刺す!!
以上!みんなもやってみてね~!
「出来るかッ!!」
「どうせお前なら出来んだろ?」
「流石に無理だわ!モロ曲芸じゃねーか!」
サンラクなら絶対出来ると思うんだけどな~…昔とある幕末で足で花火を弾いてさながら爆弾サッカーの要領で大量天誅してたのだから出来ないわけがない。奴ならやれるという信頼が俺の中にはあった。
「んじゃ俺一旦帰るわ、そろそろ新しい武器出来てる頃だし」
「あらそう?んじゃ俺はレベリングでもしときますかね」
「つってもすぐ戻ってきて俺もレベリング参加するわ」
「んじゃ待っといてやるから早く取って来いよ。どっちが先にレベル30になるか勝負だ!」
「いいぜ、望むところだ!」
そうして一時別れる事になり、ダッシュで街に戻るサンラクを俺は丁度そこにいたマッドフロッグなるモンスターを椅子にして待つのだった。
……そういやなんで俺サンラク追ってたんだっけ?……まあいいか!どうせいつものことだし、取り敢えず待ちますか!
「ラックスイッチ!」
「任せろオラァァァ!!」
「「「グギャギャギャッ!!」」」
やけに強い
「ギギャギャギャギャ!!」
「ギギィ!」
「グゲゲッ!」
「「ふざっけんなテメェら!!おかしいだろ!!」」
なんで強い敵が仲間呼ぶんですかねぇ!?おかしすぎてサンラクと一言一句被ったわ!!
そう、こいつらなんと仲間を呼んで数的有利を作ってくるのである。普通のゴブリンと違ってフェイントやディレイを入れてくるし、武器もアップグレードしている。唯一の救いは連携が取れていない所だろうか。バラバラに攻撃してくるのを時には受け流し、時には避けながら攻撃するを続ける。
「どうするラック!?こいつら経験値的には美味いけど労力見合ってねぇぞ!」
「まあ確かに見合ってはねぇよな……」
「じゃあ一度離脱…「だがな」え?」
俺が一時離脱を提案するとサンラクが被せるようにそれを止めた。
「俺達は一体なんのためにこのシャンフロをやってんだ?」
「なんのためって…この神ゲーを余すことなく楽しむためだろ?ゲーマーなんてそんなもんじゃん」
「じゃあよ、今ここで逃げて
「!!」
「こいつらは理不尽な負けイベ
そうだ、これはシャングリラ・フロンティア、ハメ技をしてくるライオンがいるわけでもなく、透明なボスが遠距離攻撃してくるクソゲーでもない、自分の実力でレベル差も、スキルの差もひっくり返せる、神ゲーなんだ。
ここで逃げるなんて、神ゲーに失礼極まりない。やるならとことん……
「さっきの撤回するわサンラク……予定変更、こいつらぶっ倒してレベル爆盛するぞ!!」
「そうこなくちゃな!!」
そうして俺達が突撃しようとした刹那、轟音と共にレッドキャップゴブリン達が吹っ飛んだ。何だ!?何が起こった!?
「ステージギミック!?それとも他に何…か……!?」
「グルルルルルル……」
『ユニークモンスター「夜襲のリュカオーン」に遭遇しました』
暗闇に爛々と光る眼と鋭い牙を持った獣がこちらを睨んでいた。
やめて!このままリュカオーンに負ければ流れがほとんど原作と同じになっちゃう!
お願い、死なないで唐辛子!
あんたが今倒れたら、この小説のオリジナル要素はどうなっちゃうの?
話数はまだ残ってる。ここで勝てば、原作から分岐できるんだから!
次回「唐辛子死す」デュエルスタンバイ!
……流石に少しは変わりますよ?