いのち短し走れよ少女   作:夏色バレッタ

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幻想郷走者縁起(三)

紅美鈴

すっごく昔から生きてる妖怪

少なくとも紀元前の春秋戦国時代から生きており、秦の中華統一を見届けた歴史の生き証人

流れの妖怪として世界を放浪し、現在は紅魔館の門番

咲夜がメイド長になる前は、美鈴がメイド長をしていた

様々な日銭稼ぎをしていたおかげで、わりとなんでもできるスーパーマン

おいしい煮物からエアコン取り付け、ベビーシッターから大統領の救出まで

好きなものはチリソース唐揚げとシ◯ハービール

嫌いなものはパクチー

 

──以下は紅魔館図書館に蔵書された『幻想郷走者縁起』では白塗りされている──

19世紀中頃、ゴールドラッシュの影響を受け新大陸へ

アメリカでカーレースの世界に出会う

最初は日銭稼ぎのために覚えた自動車整備だったが、徐々にその技術はチューニングへ向かう

ライトニングイエローのC3コルベットとともに日本へ渡り、1980年の青山ゼロヨンにて圧倒的な速さを見せつける

チューナーとして旗揚げし、チューニングショップ「紅龍レーシング」を開業

紅美鈴が仕上げたマシンは圧倒的な速さを誇り、「首都高の帝王」の名をほしいままにした

交通事故の増加、取り締まりの激化、スポーツカー冬の時代など、様々な事情が重なりショップは廃業した、と本人は言う

以後は紅魔館の門番をしており、その傍らで十六夜咲夜のRX-7のチューニングと整備をおこなっている

 

 

パチュリー・ノーレッジ

とっても頭が良い魔女

紅魔館図書館の司書をやってる

全然動かない上、普段の移動は浮遊しているため、靴底が減らない

歩かなさすぎて、だんだん歩き方を忘れつつある

クルマはイギリスの旧車が好き

愛車はロータス・ヨーロッパだが、運転してなさすぎて半クラッチがかなり怪しい

そのため、ヨーロッパを走らせるときは大体小悪魔に運転させている

咲夜にはカッコつけていたいがために、大抵「今日はエンジンのかかりが悪い」と言い訳しており、最近はオートマに改造するか思案中

レミリアの親友で、アリスとも仲が良く、そのため二人の様々な(恥ずかしい)秘密を握っている

皮肉屋でフットボール嫌いなイングランド人、特技は二枚舌外交

紅茶はMIF*1派であり、MIA*2派のレミリアとはティータイムの度に対立、咲夜は器用に淹れ分けている

ビールはエール派、好きな銘柄はロン◯ン・プラ◯ド

シ◯ハービールを「水じゃないの」と言ってはばからない

紅茶を飲むときはMIF派の美鈴、ビールを飲むときはエール派のレミリアが味方

 

 

小悪魔

パチュリーの従者

家事全般をバッチリこなすパーフェクトレディ

悪魔としての力と引き換えに、完璧な女子力を手に入れてしまった

本人曰く、「強大な悪魔はサキュバス以外大体マッチョですからね。私は女子力の方がありがたいです」とのこと

株式会社スカーレット貿易の社長秘書*3も勤めている

そのため、外界にいる時間が紅魔館の中で一番長い

外界でオフの時間が取れるとナンパスポットに赴き、ナンパされてはあしらうという趣味を楽しむ

本人のタイプは「スーツでバシッとキメた、グリースでオールバックにしているすこし疲れた雰囲気のイケおじ」らしい

タイプの男を見つけると逆ナンを仕掛けるが、「君は素敵だけど、僕には妻がいるから」といつも優しく断られている

もしくは「君は僕たちの世界に来ちゃいけないよ」と断られている

小悪魔が逆ナンする相手は毎回「間違いない」男であり、見る目があることは本人の幸せか、哲学者パチュリーはときどき考える

青文字系*4ファッション誌を愛読

オフはバチバチのピアスと黒マスク、グロカワ缶バッジつきニット帽がトレードマーク

アリスと並び、鈴仙の憧れ女子

*1
Milk In Firstの略。ミルクの後に紅茶を注ぐこと。

*2
Milk In Afterの略。紅茶の後にミルクを注ぐ。

*3
レミリアは筆頭株主であり、経営実務は人間。レミリアの正体は社長ほか大株主しか知らない。

*4
一言にまとめれば、カジュアルで個性的なファッション。王道ガーリーなファッションは赤文字系と言われる。

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