テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー ~ANOTHER MYTHOLOGY~ 作:楠富 つかさ
バンエルティア号の甲板から入ってすぐ、ホールには十人弱のメンバーがいた。
「クエストに向かっている人もいますが、じきに帰ってくるでしょう。じゃあ、自己紹介ね。私はアンジュよ。ここではクエストの管理を統括しているから、受注したい時は私に声をかけてね」
最初に自己紹介をしたのは、青髪のシスターのような女性。次いで赤っぽいの髪をした剣士と緑髪の少女。
「リッドだ。よろしくな」
「ファラよ。ほら、キールも」
キールと呼ばれた青年、青みがかった黒髪を束ね、理知的な印象を受ける。
「キール・ツァイベルだ」
その次に自己紹介をしたのは、茶髪の元気溢れる少年と、カノンノより濃い桃色の髪の少女。
「俺の名前はカイウスだ。よろしく、ソラ」
「ルビア・ナトウィックです。アンジュさんに誘われて、ここで仕事をしているの。よろしくね」
「もう六人いるのですが、クエストの最中ですので…そうですね。カノンノさん、ソラさんを連れてクエストに行ってみてください。これなら、問題なく達成できるでしょうし、採取や採掘の練習もできますから」
「そうね、行ってきてもらいましょう」
チャットがそう言うと、アンジュが同意した。という訳で、カノンノとソラにクエストが発注された。
「じゃあ、ソラ。装備を整えようか。丸腰じゃ何も出来ないものね」
カノンノは、ソラの手を引いて1Fの下り階段脇の部屋へ入っていった。
「いらっしゃい。話はきいているよ。君がソラっていう新入りだろ?」
部屋にいたのは、装備品を売る女性達だった。カノンノが手短に紹介をする。武器屋のアーミア、防具屋のメイリア、道具屋のイーズア、鍛冶屋のスミシアの四姉妹だ。
ソラはカノンノに言われるがまま、片手剣と軽装の鎧を購入した。支払ったお金――ガルド――は報酬の前払いということになっているため、ソラは暫く無一文だ。とは言っても、ギルド内で衣食住が完結しているので問題ない。
「じゃあ、フォレッカ大森林に行こう」
【オリキャラ紹介・初回版】
ソラ:バンエルティア号に降ってきた記憶喪失の少年。だいたい14~16歳くらい。
とはいえ、見た目の年齢以上に子供じみた面もあり、好奇心が旺盛。
武器として今は片手剣を使っている。楯は装備していない。
お気づきの通りディセンダー。
イメージボイスは種田梨沙の少年声。
カノンノ・スノーウィン:本作のヒロイン。いわゆる冬カノンノ。髪型は雪だるまをイメージしてください。
年齢は14。背格好はイアハートに一番近いものの、グラマーな部類に入るスタイルを誇る。
武器はもちろん大剣で、クラスは魔法剣士。今までのカノンノと異なり、闇属性の魔法も使える。
イメージボイスは種田梨沙の地声よりやや高い声。