テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー ~ANOTHER MYTHOLOGY~   作:楠富 つかさ

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第三話 初めてのクエスト

太陽の光が届かない故に、どことなく苔むした地面を二人は歩く。フォレッカ大森林は、多くの木々に覆われた場所で、植物系の魔物が多く生息している。その魔物が近隣の農村部を襲うため、討伐の依頼が多い。

 

「今回の討伐対象はプチブリだよ。全然強くないから、落ち着いて戦おうね」

 

カノンノがそう言った直後、目の前に緑色の葉っぱのような姿をした奇怪な生物が現れた。

 

「あれがプチブリだよ。さぁ、いくよ!」

 

どこからともなく大剣を取り出したカノンノの周りに赤い魔法陣が浮かび上がる。

 

「熱いのいくよ! ファイアボール!」

 

詠唱を終えると、三つの炎弾がプチブリに命中した。ジリジリを迫ってくるプチブリに、今度はソラが斬りかかる。

 

「せい! てあ!」

 

しかし、低い位置にいるプチブリに、なかなか剣戟が命中しない。あまつさえ、プチブリの回転攻撃を脛に受けてしまった。

 

「なっ! えいっ、魔神剣!!」

 

反撃しようと振るう剣の切っ先にマナが集まる。そして、そのマナが地を這う衝撃波となった。剣士の基本技、魔神剣の発現である。

 

「ソラってばすごい! 私も負けられないね。それ! 旋桜花!!」

 

カノンノの回転を伴う剣に、プチブリたちは打ち上げられ、そのまま倒された。こうして、ソラの初戦闘は幕を閉じた。だが、カノンノから衝撃の事実を言い渡される。

 

「今回のプチブリ討伐だけど、ノルマは20体ね」

 

その後、懸命にプチブリを倒し、時にはプチブリを捕食するウルフといった魔物も討伐した。

 

「これで14体だね。少し休憩にしようか」

 

カノンノはそう言って、腰にあるポシェットからおにぎりを取り出してソラに渡した。

 

「ソラってば、アドリビトムに来てから何も食べていないでしょう? 流石にお腹空いていない?」

「言われてみれば。たしかに、お腹空いたね」

 

大木に背を預け、腹部を擦りながら笑顔を浮かべるソラ。そんな彼がおにぎりを口に入れると、

 

「お、美味しい! すごい!」

 

あっという間に食べ終えてしまったのだ。

 

「ふふ、嬉しいよ。実はそのおにぎり、私が作ったんだぁ」

「本当!? すごいよ、カノンノ! 元気出てきた! あと6体、頑張って倒そうね」

 

やる気をアピールして、森の奥へと向かおうとするソラをカノンノが制する。

 

「待ってソラ。バンエルティア号から離れすぎないように、戻りながらプチブリを探そう?」

 

カノンノの提案に素直な返事を返したソラは、来た道を引き返しながら、最終的に9体のプチブリと2体のウルフを倒した。そして……。

 

「入り口を塞ぐなんて……」

 

行く手を阻むトレントと交戦するのだった――――。




次回は初のボス戦。VSトレントです。
22日に投稿する予定です。

それから、今回の話は短いので加筆されると思います。
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