スマイルプリキュアの人達にドラゴンボールの技を教えたら   作:プリキュア・ライオットジャベリン

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今回はみゆきちゃん視点です。

しばらく遅れてすみません。


閑話その2 フーちゃんの悩み

「あゆみ、さいきんプリキュアとあったおかげでげん気。でも、まだ学校へいくのふあん。きのう、あゆみ、ははを大っきらいっていった。でも、フーちゃんには学校やははをけしてほしいわけじゃないっていってた。·······でも、なにかやくに立ちたい。どうすればいい?」

 

目を潤ませながら私達に相談してきた。

フーちゃん········そっか。フーちゃんもフーちゃんなりに悩んでるんだね。········自分の力が足りなくて、あゆみちゃんの力になれないことを嘆いている·······すごい解決してあげたい······!でも、一つだけ言えることはある。

 

「フーちゃん、私達が今回ここにあゆみちゃんを呼んだのはね、プリキュアと会って喜んでもらうだけじゃないんだよ」

「?······じゃあ、なんで?」

「明日、ゴールデンウィークが明けて学校が始まるでしょ?だから、会って勇気づけてあげようって竜星くんが企画してくれたの。ね?」

「あぁ。むしろそっちがメインだ」

 

そう私達が言うと、フュージョンのかけら、ことフーちゃんは無邪気に喜んだ。うん、微笑ましいな〜

 

「!?あゆみのこと、勇気づけてくれる?」

「もちろん!!·······で、お母さんのことだけど····竜星くん?」

「うん、その時の前後の状況を詳しく教えてくれるか?」

 

話を聞くと、フーちゃんとあゆみちゃんが楽しくテレビゲームでテニスかバドミントンで遊んでたみたいだけど、ゲームを約束の1日1時間というのを大幅に超えて2時間やっていたらしく、電源プラグを問答無用で抜かれちゃったみたい。

 

あちゃ~セーブさせる時間も与えずに勝手に抜くのはさすがに良くないと思うな〜 私、ゲームは少ししかしないけど、途中でそんなことされたらちょっと怒るかも。

 

私のお母さんはゲーム好きだったみたいだから、それがどんなに嫌なのか理解しているからそんなことしなさそうだけど·········

 

「あぁ·······1時間のルールを破ってるのはあゆみだからその部分は悪いと言っても、いくらなんでもすぐに抜くのはやり過ぎじゃない?ねぇ?」

「うん。それには私も同感。っていうかそれでゲーム壊れたらどうするの?」

 

ため息を吐きながらも竜星くんは答えてくれた。うん、あんまりいい話題じゃないよね······

 

「その可能性も考慮した上でプラグ抜いたんなら、ルール破ったんだからそれも当然、って考え方の母親っつーことになると思うんだけど······だとしてもその取り決めをするときに、事前に破ったらこうなるよ、っていう約束をしてるはずなんだよ。その時にプラグ抜くって言ってるんなら文句も言えないんじゃない?」

「·······なるほど?でも竜星くん、会話の内容からしてそれは無さそうだし、勘でも違うって出てるよ」

「んだとしたら・・・・・・・・話し合いしかないな。ゲームの約束を破るのは悪かったとあゆみが謝って、その後にその話を知ればいいんじゃない?あとは・・・・・・家族で遊べばいいよ。ゲームで一緒に」

 

!! すごくいいと思う!一緒にゲームで遊べば途中でプラグ抜かれることの気持ちが分かるし、向こうも楽しめて多少は妥協してくれるよ!!

 

「うん、私もそれがいいと思う。きっといい方向に話は進んでくれるよ。フーちゃん、どう?」

「わかった。いってみる。ハッピー、りゅうせい、ありがとう」

「うん」

「えへへ、どういたしまして」

 

フーちゃんは、ブロッサム達のいるあゆみちゃんのところへ戻っていき、サニーの方へ移動している。

多分、ブロッサムがサニー、ホワイト、ドリーム、レモネード(全員変身前だけど)のメンバーを紹介しようとしているんだろうな〜

 

よし、私たちも行こう!

 

私と竜星くんで普段使っているアニメにもあるらしい切り株型の家に入り、あゆみちゃんの後を追いかける。

 

「あの······竜星さん、連れてきてくれたところ悪いんだけれど、今はあかねさんが英語で忙しいから、後にしてくれるとありがたいんだけど·······」

「あぁ·····分かった。ちなみに後どんぐらいで終わんの?」

「今、なんとか一通り文法を教え終わったから、後は実践だけなんだけど、思ったよりも酷かったからかなり遅れてて······」

 

あかねちゃん、本当にどんだけやってなかったの······宿題にすら手を付けてなかったのね?

 

「はぁ〜しゃあないな。あゆみ、ごめんな、こんなところ見せちゃって」

「え、あ、ううん。大丈夫。こっちこそ、ごめんね」

「いや、あゆみを呼んだのはこっちだから。まぁそうだな······のぞみ!うらら!あんたらなら問題ないよな?」

 

あ、なるほど。ドリームとレモネードなら、どちらも受験勉強とはいえ、今のあかねちゃんほど余裕がないわけでもないから大丈夫かも。

 

というより、今気づいたけど、そもそもほのかさんはなぎささんいないと変身できないよね?·······むしろこれで良かったのかもしれない。

 

「問題ありません!のぞみさん、行きましょう!」

「ちょ、ちょっと待って·······うん!いいよ、行こ!」

 

ちょうどいいところまでのぞみちゃんが勉強をやりたかったのか、うららちゃんが飛び出すのを少しのぞみちゃんが静止してたが、すぐにOKを出し、2人で声を合わせて『プリキュア・メタモルフォーゼ!』と叫ぶ。

 

「大いなる希望の力!キュアドリーム!」

「はじけるレモンの香り!キュアレモネード!」

「希望の力と未来の光!華麗に羽ばたく2つの心!Yes!プリキュア2!」

 

ううん····?確かに2人だけどもはやこれはふたりはプリキュアでいいんじゃないかな?後に何かつければどうとでもなるから····

 

「わぁ!ドリームとレモネード!!しかも本物の!?」

 

あゆみちゃんが喜んでいるならそれで良しとしよう·······あれ?興奮具合が私の時とは別ベクトルで次元突破してる!?

 

「レモネード!すっごい喜んでるよ〜」

「はい、私も喜んでもらえて嬉しいです。こんにちは、あゆみさん」

「こ、こんにちは!!······あ、あの!スマイルgogoとフル・スロットルgogo毎日聴いてます!!」

 

あ、そっか。レモネードはアイドルだから私達とも少し反応が違うんだ。なるほど·····いつもテレビでしか見ていないアイドルに会ったのならその感覚もわかる気がする······

 

「ありがとうございます!!よし、それじゃあサービスで続けてライブと同じサイズで歌いましょう」

「あ、ごめんレモネード!それはちょっと·······あかねさんが集中できないでしょう?」

「ん?なんや、どういうことや?どうなっとるん?」

 

ほのかちゃんが止めるように言うと、集中してたあかねちゃんは自分の名前が出されたことに気づき、状況を把握しようとしている。

 

あかねちゃんのために、ドリームとレモネード、ブロッサム、私と竜星くんで説明すると納得してくれた。

 

「そんならむしろ流してや。今、書き取りの作業やから音楽あった方がむしろ集中できるねん」

「レモネードの生の歌声がbgmなんて、すごい贅沢ですね······」

 

ブロッサム······たしかにそうだけど、それ今言うこと?もしかしたら同じ部活にうららちゃんの大ファンがいるのかな?

 

「え、あ、いや、そういう意味で言ったんやなくて、その·····」

「ふふ、いいですよ。私は構いません。むしろ私の歌声で勉強に精が出るなら、それはそれで嬉しいですから!」

「良かったね、あかねちゃん!」

「あ、ああ。レモネード、おおきにな」

 

さすがにレモネードはブロッサムのような言葉で幻滅するような人じゃなかった。まずプリキュアって時点で心広い人多いからね·······正直私含めてプリキュアはアニメでもこの世界でも、精神が「普通の女の子」の部類に入るか微妙だと思う。

 

だってみんなバッドエンド空間耐えられないのに、私達プリキュアは耐えられるでしょ?竜星くんは·········うん、サイヤ人だからまず普通じゃないかな笑

 

「それでは聴いてください!『プリキュア5、スマイルgogo!』」

「合いの手は私やるね!」

「ドリーム?そこはみんなで、でしょ!?なんでドリームがやることになってんの!!普通こういうのは参加型!!分かった?」

「分かったよ、ルージュ······ってルージュ!?」

 

あはは········また竜星くんのいつもの声真似が始まったよ〜

 

「あーー!また声真似ですね、竜星さん!?」

「うん。今回はバレるの早いね〜」

「え、今の本当にルージュの声にそっくり!竜星さんがやったの?」

 

あゆみちゃんが乗ってくれると、竜星くんも嬉しいのか顔を綻ばせてる。もう竜星くん·······相手が私じゃないのに·····もう、こうなったら!

 

「いいからいいから!レモネード、行くよ〜ミュージックスタート!!」

「わわっ!いきなり!?·····『1,2,3,4!プリキュア!』」

『5!』

 

みんなが歌い始めた中、竜星くんはこっちを見てすぐそばに寄ってきた。···········何するつもりなの?

 

「ハッピー、行くよ」

「え!?行くってどこへ??」

「いつものデートだよ。ほら」

 

え、あ、行くの?今日はあゆみちゃんいるから行けないと思ってたのに·······

 

「せっかく今日晴れたでしょ?行くなら今しかないよ」

「え?でも·····」

 

あゆみちゃんまだいるのにさすがに行くのは悪いんじゃないかな?確かにここ最近曇りで高く飛べないから夜景デートは断念してたから、行きたい気持ちはあるけど······

 

「もう、行きたくないの?」

「ううん、そりゃあ行きたいに決まってるけど、あゆみちゃんを連れてきたのは私たちなのに行っちゃうって失礼じゃない······?」

 

私だって行きたいよ!ディズニー行った後、またデートしたいな〜って思ってたもん!なんならこの2日、竜星くんとデート行きたいの我慢してたんだよ!?········スマプリ+竜星くんもありだね

 

「それぐらいは俺も分かってるさ。でもだからこそ、レモネードが歌ってる間の今しか行く時間がないんだよ。それにほら、今は星がめっちゃくちゃキレイでしょ?」

 

········竜星くん、私とのデートもそうだけど、星を観たいんでしょ。夜景デート何回目だと思ってるの?星がキレイなところに行くと、れいかちゃんでも知ってるか怪しい知識をどんどん出して私に説明してくるんだから。

 

「そうだね。じゃあ行こっか。そろそろ帰ったほうがいいかな、と思うタイミングも私が勘で見極められるもんね」

「そーゆーこと。じゃあブロッサムに一言入れたら行こっか」

「うん!!」

 

やった〜!竜星くんと夜景デートだ〜〜!!

つぼみちゃんに一言入れると、楽しんできてください、と来たのでもちろん!と返してから本の扉で私の家へ。

 

《お母さん、夜空にデートしてくるね〜》

《あら。行ってらっしゃい。バレないように気をつけてね》

《うん、分かってる!!窓から行くから閉めてくれるとありがたいんだけど·······》

 

さすがに開けっ放しは防犯上良くないから。

 

《分かったわ。帰りは?》

《瞬間移動》

《······そういえばそれがあったわね·····じゃあ今度こそ行ってらっしゃい》

《行ってきまーす!》

 

よし、連絡し終わった·······竜星くんに目で合図すると窓を開けてくれて二人で飛び出した。勢いよく上空500m程に登ると、太平洋へ向けて東にひたすら飛ぶ。

 

「ねえハッピー?そういえば、ハッピーの苗字ってさ、星空·····だよね?」

 

そう言いながら上を見ているので、私も見てみる。······うん、だね。分かるよ、言いたいこと。

 

「うん。この満天の星空のことだと思う。お父さんもお母さんも当たり前だけど、苗字は『星空』。この満天の星空を前にすると、なんだかすごい苗字なんだなって感じるよ」

 

この五月の星空。天の川はちょうど地平線上で見えないけど、ベガが東の空に見えるし、春の大三角や春の大曲線だって見える。

 

「うん、だね。あ、そうだ。ハッピー、今日は変身したままでいてくれる?」

「え?いいけど·······なんで?」

「ハッピーの姿で夜景デートは初めてでしょ?それにその姿のほうが速く飛べるじゃん」

 

なるほど。言われてみれば、いつも夜景デートしているときは変身前の姿だ。竜星くん的には、変身前でも誰よりも私のことをかわいいって思ってくれてるけど、ハッピーになればさらに可愛さが倍増するって言ってくれたっけ。

 

うん!だったら変身解除する理由がないよ!私だって竜星くんから可愛いって思ってもらったほうが嬉しいから!

 

「うん、分かった。じゃあ行こう?」

「OK!」

 

竜星くんの言葉を合図に、私達はスピードを上げてマッハを超えて進む。一分ほどして、海岸線を通過し、海に出る。魔法の絨毯を出して夜空を見上げ、6等星まできれいに見える満天の星空を眺める。ほんとうにきれい・・・・・

 

「やっぱりきれいだな~この星空。すごい好き。このどこかにナメック星やヤードラット星もあるんでしょ?」

「さすがにそれは見えはしないけど、そうだね。でもハッピー、『ハッピーの方が綺麗だよ』・・・・・えっ?」

「ふふふ、竜星くん、その言葉夜景デートで私がきれいって言うたびに言ってるよね?」

 

ほぼ毎回言われているから普通に先が読める。勘とか使わなくても、ね。

 

「あれ?そうだっけ。でもハッピー本当にめちゃくちゃかわいいんだもん」

「ふふ、ありがとう。やっぱり何回言われてもやっぱり嬉しいな~そういわれるの」

 

顔がとろけそうになる。本当に嬉しい。かわいい、とか、大好き、とか竜星くんに言われるたびにどうしても口元が綻んじゃう。

 

「なら何度でも言うよ、かわいい」

「もう、竜星くんったら・・・・」

 

でもそれが本当に嬉しいんだからいいよね。きちんと感情が乗ってるもん。

 

それで会話は終わり、ゆったりとした海上の静けさ、満天の星空を楽しむ。私達の間に会話が途切れて気まずい、なんてことは起きない。むしろこの無言が心地いい。

 

なぜなら、お互い、()()()()()()()()()()ってだけで、今、()()()()()()()()()()()()()って思うだけで、もうウルトラハッピーだから。




これからリアルがさらに忙しくなりますが、なんとかするつもりです。

えりか「もう、みんな感想とか遠慮しちゃって言わないんだから・・・・・ほら、ここすきとかも教えてくれたっていいんだよ!!」
つぼみ「遠慮・・・・・?」

100話記念!お気に入りキャラをどうぞ!アニメではなくこの小説内で!あ、セリフ多い人のみにします!

  • 孫竜星
  • 星空みゆき/キュアハッピー
  • 日野あかね/キュアサニー
  • 黄瀬やよい/キュアピース
  • 緑川なお/キュアマーチ
  • 青木れいか/キュアビューティ
  • 夢原のぞみ/キュアドリーム
  • 夏木りん/キュアルージュ
  • 春日野うらら/キュアレモネード
  • 花咲つぼみ/キュアブロッサム
  • 来海えりか/キュアマリン
  • キャンディ
  • 佐々木なみえ(担任の先生)
  • ウルフルン
  • アカオーニ
  • マジョリーナ
  • 調辺アコ/キュアミューズ
  • 北条響/キュアメロディ
  • 南野奏/キュアリズム
  • 四葉ありす
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