後半出てくる御方は見た目はフジリュー版で、中身は旧アニメ寄り。
アーサー・リンチの件はヤン提督に話しました。何やらイゼルローンに着いた時は変装していたようですが、例の伝説のフェザーン人さんから何やらデータが噛み合わないのが紛れ込んでいたとかで調べてたとして。
リンチ少将の部下達は、ハイネセンには帰らなかったりしたのが多いらしい、まあ今の風潮じゃそうでしょうから賢明ですね。問題は、当時のヤン提督の同僚やら顔見知りがどう出るかですね、恨んでますなんてのがいておかしくないから・・・・としたら、リンチ少将以外に何やら吹き込まれたのがいてもおかしくない。そこはビュコック提督を始めとした協力者にも頼るしかないとしてたら?
【私達にはヤン提督に頼ってたツケが来た】
ある日、帝国からの亡命者がイゼルローンに来たのです。それ自体は何度もあった事で帝国からの亡命者で固められたローゼンリッターを陸戦部隊の要にしている第13艦隊には特に違和感は無かったけど。
【完全にしてやられた】
「お久し振りですな、ナイチンゲール殿」
【レムラー少佐】
そう来たか、揺さぶりの為に胆力があるのを送り込んで来たようだ。その内容とは?
【ローエングラム侯が内乱で勝つから、その間に同盟をクーデターで乗っとるか、貴族連合と組んでローエングラム侯を倒してしまうのをヤン提督に持ち掛けた】
考えてみれば、この先に起こり得る事を予測していたヤン提督にユリアンさんみたいな憧憬と迄は行かなくても感嘆していた私達は、ヤン提督の予測範囲内のみで何が出来るかに縛られていた。これが『ヤン提督に頼ってたツケ』こういう風に本国や周辺ではなく、ヤン提督そのものに搦め手を仕掛けるなんて思わなかった・・・・しかし?
「後者は駄目だね、貴族連合は組んだ場合は私を対等な味方とは見ないし、意見を聞いたりはしてくれないだろ?」
尤もだ。案外と考えにはあったが味方になってもらう相手がフォークからムーアに駄目な時のパエッタ司令を貴族にしたようなのだとしたら絶対駄目だと迄考えてたみたいですね、どうやら噂に聞いた【メルカッツ提督】が義理か何かかで貴族連合の方に付くらしいけど、そんなのフィッシャー提督がいない第13艦隊の方がまだマシかもな苦しい運営になる。
「そうですな、それに私は貴方がハイネセンを攻略するのが悪手になると考えます」
つまり、ハイネセンを制圧するのは【アルテミスの首飾り】を攻略する事に繋がる。あれは首都の内外の同盟全戦力を全て殲滅出来るように十二個配備されている。一個か二個を何かの手段で破壊して降伏させるのがベターだろうけど、それを模倣されたら大変だ。
そもそも帝国があれを攻略出来ないなんて誰が決めたんだ?カストロプ動乱で攻略されたのにと、レムラー少佐も言ってますね、まあ本題はと。
「君が送り込まれたのは、私には同盟に対する叛意ありの証拠とさせる為かい?」
そう、それだ。同盟の政治家やお偉いさんはヤン提督を疎んでいるだろう、今のレムラー少佐みたいなのが来たとするだけで難癖付けるに決まって・・・・アレ、また何か違和感あるな。何で私は妙に読めたりするんだとした時に。
「じゃあ少佐を私に頂けません?」
「ティ、ティア!」
フレデリカさんは目を丸くしてますね、何か越権行為だとしてますがどうでも良い。
「要するに、ヤン提督のそそのかし以前に普通に亡命したら恨みを晴らしたくなったとかで片付けちゃえば良いのですよ、幸い私は当時のイゼルローンの責任者達に大恥をかかせた疫病神ですから、安易な醜聞には出来ますよ」
「成る程、当時の司令シュトックハウゼン大将は女性に凄まれてお漏らしさせられた末に降伏したなんて帝国軍人にとって恥の極みを晒した御方ですからな、その部下がミズキ君の顔を見てヒステリー起こしたとするですな」
パトリチェフさんが説明してくれますね、戦意高揚に関してファイターなんて呼ばれるくらいだから細かい考えを理解してくれます。
「わかった。レムラー少佐は軟禁させてもらってミズキ兵長待遇にそうしたと口合わせをしようか」
まあ、ベターには終わった。私は口を挟みすぎたのを御詫びして退出した。少なくともレムラー少佐は何か諦観していると言うか燃え尽きていると言うかだから安全かもしれない、所詮は捨て石扱いですね・・・・けど?
「ミズキさん、貴女は少し変よ・・・・」
今はラップ夫人となっているジェシカさんと対面してます。何やらラップさんが手配したようですね、時折に何かトランスしたようになるとか何だかで・・・・。
「私は一応、教師で相談役もやってるけど。何か時々ヤンと比べたらどうかわからないけど、鋭い事を言うわね・・・・シェーンコップさんは記憶無くす前は勉強の鬼だった名残りと推測してるけど」
「私の事は自分で調べましたね、頭痛持ちで厄介者扱いされて・・・・勉強すれば気が紛れるからそうしてたら、お国柄からお家柄でいつの間にか衛生兵になって、ラップさん助けたら片腕と記憶無くしてましたと・・・・」
ハッキリ言って、そこからはやりたい放題です。何があるかは知らないけど、マスゴミとかが調べても今言ったようなのとヤン提督のとこに何故か入れられたり、フォークをぶちのめしたりの域を出ないらしいけど?
「ティアさん、気付いてるかしら?何か、イゼルローン内で貴女を持ち上げたりする風潮が出つつあるって」
シェーンコップさんが何かキナ臭い事をやってるとかですね、ヤン提督は楽が出来ると割り切ってますが私がいないとこで何をやっているのやら・・・・としたら?
「貴女、もしかして【祭り上げられる】かも」
げっ、何をとち狂ってますか!イゼルローン内で私をそんな風な何かにして何をする気なんじゃ!第一にこれから・・・・っ!
「あ、成る程・・・・ヤン提督が変に権力者になるより私やジェシカさんにフレデリカさんを持ち上げたりしてれば戦時下以外はやり易くなるかもしれないです」
「えっ、イゼルローンにいる女性達を?」
「オルタンスさんなんかも良いかもですね、別に女性の権利だの何だのな社会目指すワケじゃないですが選挙に出馬するなら軍部と上手くやれそうなのが良いとか考えてるのかも」
無論、煙に巻くとやらです。ジェシカさんには悪いですが、この人は自分が出張ると無茶しそうだから軍部と上手くやるとかを考えといてもらわんといかんです。
【但し、私には悪巧みの制裁が天から下った方がマシとしか思えない事態が来やがった】
「ですから、貴女にも・・・・」
今度は同盟の方から来た!個人的にとかで私に宛てられた私室で対面してますのは?
【コーネリア・ウィンザー】
眼鏡のオバタリアン!合ってるけど違うなこの御方は、元情報交通委員長な女性議員。アムリッツアに賛成票を投じてたせいで失脚なんだけど、実は途中で早期撤退に反対してた側だ。トリューニヒトですら一瞬言葉を失ったって噂だ。話によると、自分の責任感じたで反省してせめて女性の方の手助けを・・・・おいおい、まさかイゼルローンと言うか第13艦隊が女性には弱い・・・・じゃなくて、フェミニストが多いのを嗅ぎ付けて来たんか!それを支援する側に回って返り咲きでも画策ですか?
しかし、この女もフォークを後押しした一角な噂あるんだからとして見てたら?
「母なる・・・・」
言葉に違和感がある。しかも、厚化粧で誤魔化してるけど・・・・として、腹立たしいけど長話を合わせながら付き合ったお茶も色々振る舞いながらね・・・・途中、トイレに行って・・・・十分後にオバた・・・・じゃなくて、ウィンザーもだ。感染予防にトイレの蓋は閉めてから流すようにしてたから賭けだ。但し、私は片腕無くしたせいで耳は良い。だから?
【大当たり!】
「み、ミズキさんの言った通りです!オバタリア、ウィンザーの【尿から大量の麻薬成分特有の反応】がありました!」
「も、申し訳ありません。凄まじい嫌な仕事頼んでしまって!」
「いえいえ、得にはなるハズです」
私は必死にイゼルローン内の医療スタッフに頭を下げた。トイレに仕掛けをして水が流れてるような音だけ響くよう工作したんですよ、そしたら案の定だった!手順良く用足ししてたのが幸いです。明らかに薬物キメたような雰囲気を感じたら証拠としてコレを思い付いた。
昔の武将とやらには用足しの始末に使った後についうっかり捨てた上等な和紙を追手に発見されて命取りになったのもいたんです。銀河に戦場が移った時代だからってバカにならん知識でしたね本当、用足ししたもの関連迄気を使わねばならん例に出くわす機会が来るとは!
そう言えば最近はハイネセンでも何か憂国騎士団が鞍替えしてるようなのが団体で出回ってましたね、その名は?
【地球教】
ウィンザーはこれと薬物に嵌まったのか、まさかその地球教とやらが?
これは帝国の工作やクーデターだけじゃないかも、危険な予感がイゼルローンに広まり始めてしまったが、やはりな事態も起きた。
【惑星ネプティスで反乱が発生】
同盟領内で一つ目ですか、しかし・・・・何やら乱雑と言うか違和感だらけと言うか・・・・この事態にはローエングラム侯もそうだけど、想像以上な何かが動いてる気がします。
ティア、医者の設定活かしたが寄りによってな形で証拠を掴む羽目になったな回。
前書きに出たのはウィンザーの組み合わせでした。