銀河英雄伝説~銀河への一石~   作:くまたいよう

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 フィッシュアンドチップスより好きってワケじゃない食べ物。例の提督は関係有るか無しかで。


『ゲスト付きなヤン艦隊の初陣』

 御用だ!御用だ!御用だ!

 

 クーデター派からの脱出組と偽った連中は私が送られた映像から自作自演と見抜いたからとしてローゼンリッターを率いる冥界の女王な私が引き立てて来たとされた。厳戒態勢の中で引き立てられてます。

 

 全く、刺されて何とか手術しましたなフリしてるのには命懸けと粗末にするのは別物なんだよ!って事で私は記憶無しにしても医者だ。貴様は何なんだって有りがちな質問に対して。

 

【私は・・・・医者だ!】

 

 そう叫びながらメリケンサック着けたパンチお見舞いした。医者は人間を治す存在だけど、専門外ってものがあるんです!

 

 両親は煮てやろうか焼いてやろうかだ!

 

 ともかく、苦笑いなヤン提督に報告。

 

「先ずは嫌な仕事をさせしちゃったかな、有益な情報を得る為に尋問と行きたいがミズキ兵長待遇のご両親は・・・・」

 

 パッと出した映像に映る両親、私が蹴りで顎砕いた父親は比較的大人しいが母親のヒスっぷりがヒデえからヤン提督は消した。任せて良いかなと目で伝えて来たので了承したが先ずは放っておきますわ、喉から血を出すまで喚かせときゃ良い!勿論、後の事は考えてます。

 

 そして、やっぱりバグダッシュ中佐が重要人物としてシェーンコップさんが縛り上げて引っ立てて来たが、肝心な事を話してくれるかどうかだ。

 

「転向させて貰えるならなんなりと、私はクーデター組に勝算や一理があると思ったので組しましたが、戦う以前の問題でした。ヤン提督が近くにいたら真っ先に味方しましたよ」

 

 ありゃ、図太い御方だ。主義主張に関しても生きる為の方便で片付けてるし、こういうのは割と信用出来るハズ、利己的なのも考えものですね。ヤン提督はローゼンリッターに任せようとしているようだ。

 

「提督、危険では?」

 

「グリーンヒル大尉は他の心配してる余裕は無いかもですがね」

 

「それは、私の父がクーデター派の首謀者か近い立場だからですか?」

 

 然り気無く出した話題に関して、フレデリカさんは言った通りな展開が来る覚悟を決めたようですね、私達が出迎えた間に色々とヤン提督と話し合ったようだからとしたけど。バグダッシュ中佐の返答は?

 

「私は知りません。普通に改革派として何かやりたくても頓挫してる風ですな、言うまでも無いですが。先のアムリッツァの件があるから、ハイネセンでは神輿ならば復帰間近なウランフ提督でも担ぎ出したい空気です。私は【ルグランジュ提督】から、グリーンヒル大尉に接触をしてヤン提督との仲介を頼まれたのです」

 

 ルグランジュ提督は第11艦隊を率いる勇猛な指揮官ですが、どうも1本調子に過ぎる類いと聞きましたね、ヤン提督も実現せず良かったと顔に出てます。

 

「つまり、今すぐにやりたくてもウランフ提督やヤン提督に比べると人望から何もが不足してしまっているですか」

 

「はい、それから。ある動きがありますよ、ヤン提督に叛意有りとする動きです」

 

「成る程、私がクーデター派に合流せざるを得ないようにする動きかい」

 

 即座にわかった。考えましたね、ヤン提督を味方に出来る迄は実現しなくても政府の連中がどう出るかだ。ヤン提督をどうにかしたいのに好きにされるか、クーデターに加わるか選択を迫るってとこですね。

 

「バグダッシュ中佐、私は帝国からメルカッツ提督が亡命して来たのをハイネセンに伝えた。これがクーデター派にどう影響するかな?」

 

 そりゃ賛否ありますしね、ヤン提督ならともかく他がどう反応するかだ。帝国の宿将だった御方を招いたらクーデター派も現政府もどう動くかだけで一波乱あるとした時に通信兵さんが慌てて入って来た。

 

「ハイネセンで緊急事態です!クブルスリー大将の暗殺未遂事件が起きました!犯人はアンドリュー・フォーク元准将だそうです!」

 

 あのハゲたれがですか、報告によるとクブルスリー大将に復帰させて欲しいと願い出たら却下されて逆上、銃で撃った。取り押さえられた際に殴る蹴るで差し歯やカツラが飛んだのは良いが、ヤン提督にありがたい上司が重傷なのは痛いですね。

 

「あの、ど低能め!アムリッツァでやらかしといて・・・・しかし、そんな流れで復帰出来ると考えてるって事は、やっぱりコネだらけな甘ったれ・・・・いや騒ぐまでなかったですな」

 

 私がやっぱり殺しときゃ良かった。何かアッテンボローさんは嫌な事を思い出させちゃったかなって顔してるけど、覚えてないとあかんですわ。あんなのが成り上がれるのが民主国家と言うのなら、使い方によってはヤン艦隊に・・・・不味い。また何かトランスした・・・・けど、またも方向性が見えた。

 

 

 

 で?

 

 

 

「ドーソンとか言うのが代理ですか、ビュコック提督も兼任は駄目だとしてたら自分がやれば良かったとしてるとは・・・・」

 

「次に、メルカッツ提督をゲスト・アドミラルとしてもてなすから、改めてネプティスを始めとした反乱起きた場をヤン艦隊で占拠せよと。こき使われるのはまだしも、策謀だな。イゼルローンの内外でヤン艦隊を揺さぶりを掛けようとしてるのさ」

 

 ラップさんが皮肉るように、ドーソンってのはフォークみたいに何でこんなのがな奴。ゴミ箱漁ってまで他にネチネチ言う口実欲しい奴だから、その時に粗末にした【じゃがいも】が元でビュコックからじゃがいも提督とか言われてます。学校時代に自分より成績良かったのが下になってたらチャンスと見てとことんイビるな奴、年下なヤン提督が同格じゃ何をやるかなんて言うまで無しですが、凡人の気分には鈍感なヤン提督との噛み合わせが問題。それに、嫌うのは良いが足を引っ張られるのは勘弁です。

 

 

 

 まあ、今日の食材とは関係無いですが。

 

 

 

「久し振りなメンバーですが、これが話題に出たものを試しに作ったものです」

 

 ラップ夫婦の居住場に集まったのは、ヤン提督にフレデリカさんにユリアンさんに私、以前にキャンプした面子。今回は女子が料理をする事になりました。じゃがいも提督の話題の後に気分代えしようとして結論はコレ!

 

「これは、じゃがいもの小さいのにバターをたっぷり乗せたみたいですが・・・・っ?」

 

「おぉ、コレコレ。小芋サイズなじゃがいもを丸揚げしてるようで、実は丸めたマッシュポテトを揚げたヤツだ」

 

「門限破りの御伴に、屋台のフィッシュアンドチップスが定番だったが、これは直ぐに消えちゃったんだよ。いや懐かしい」

 

「二人とも、子供達の教育に悪いから。その類いを自慢気に話すのはやめなさい」

 

【達】

 

 え、と・・・・気配からして私も含まれてんですか?

 

 ユリアンさんはともかく、私は四半世紀生きとるらしいですわと思ってたら、フレデリカさんに頭ナデナデされた。チキショー、見た目だけで決めんない!

 

 

 

 ――――――。

 

 

 

「ゴミ箱を漁ってまで部下に絡む口実が欲しいのか、門閥貴族でも上の部類かもしれん」

 

 シュナイダー大尉には、教育に悪いもの見せた気分だ。私からしても良いな・・・・メルカッツ提督を父みたいに慕ってるようだが、正統派で良いな・・・・とにかく、ドーソンの意図はヤン艦隊をこき使う事になるが、地方の反乱で中央が出向く隙を突かれたら大変だが、帝国側無視してイゼルローンだけで対処なんて結果的にローエングラム侯がビックリな展開になるだろし、皮肉ですね。

 

「銀河帝国で内戦が開始された模様!」

 

「始まったか、ネプティスの方面も中々な具合になって来たから、早目に・・・・」

 

「首都ハイネセンでクーデターです!」

 

 フレデリカさんが用意した使い捨てプログラムでビュコック提督が中央に備えるよう連絡はしてあったけど、何か相手が【アルテミスの首飾り】手中にしてどや顔してるにしても乱雑と思ってたら?

 

 私はヤン提督の視界に入って待ったを掛けました。

 

【救国軍事会議とか抜かす連中の首謀者はフレデリカさんのお父さん】

 

 ヤン提督が大嫌いなルドルフの二番煎じ以下な事を主張する連中のリーダーなんて、周りも何かフレデリカさんの方を見ようとしていたら青ざめてるようです。

 

 

 

 

 ―――――――。

 

 

 

 

「君は只者ではないな」

 

 休憩所で一緒にお茶してるメルカッツ提督が言うには、私が何か恐ろしい気を出していたからフレデリカさんの方を見れなかったらしい、まあ上手い具合に働くなら良いや。

 

「しかし、グリーンヒル大尉はどうする気なのかな・・・・父親と戦うのは若い女性に酷な運命だが」

 

 理解ありますね、貴族出身な武人肌のハズが下の者の心情も考えてくれるとは・・・・今頃、ローエングラム侯もやっぱりメルカッツ提督を獲得したかったなとか考えてるかも。しかし、人気だけなら何気に侮れないのはグリーンヒル大将も同じ・・・・としたら。

 

「父は、最盛期には及ばないわ」

 

 何か、少し泣いた痕のある目をしたフレデリカさんご登場。ヤン提督にクビにされないどころかな事を言ってもらえましたね。

 

「グリーンヒル大尉、その根拠は?」

 

 シュナイダーさんの質問への答えによると、平静を装ってるようで映像で見た父は後ろめたさが出ていたらしい、つまり計画が上手く組み上がってないし、何より?

 

「流されたか・・・・」

 

 メルカッツ提督が看破した。門閥貴族に行く羽目になりかけてたから、グリーンヒル大将が周りに流された。若しくは暴発抑える為に敢えて首謀者になったと見たようですね、かえって意固地になりかねない。それに?

 

「グリーンヒル大尉、先に謝罪しておく。私の存在により父上がヤン艦隊に戦いを挑む一因になったようだ」

 

 それだ。仮想が間違ってなければ周りがヤン艦隊と手を組むのを断った一因かもしれない、まあ私がリンチを結果的に消したのもそうなんだけど。

 

「構いません、私は元々・・・・父の反対には気付きながらヤン提督の副官になる話に飛び付いたのですから」

 

 やっぱりヤン提督には微妙な目を向けていたお父さんには気付いていましたか、言った通りなら・・・・って、何を見てます。

 

「ティア、これからも宜しくね」

 

 そう言って、仕事に戻った。何か泣いてませんでした?

 

「どうやら、ミス・ミズキも父と戦う事を選んだ一因のようですな」

 

 そりゃ申し訳ないですね。シュナイダーさんもいきなりな展開だからで気の毒です。いきなり帝国側と戦うよりはマシと思ってあげたいですね。

 

 

 そして?

 

 

 

【ヤン・ウェンリーは勝算のない戦いはいたしません】

 

 

「ユリアンへのインタビューでイゼルローン内の民間人は一安心ですな」

 

「スポークスマンとしての才能もあったようだが、私はおだてには弱いからなあ」

 

 マイペースな事で、ユリアンさんにはなるべく多くの運命をと言ってますが、私は聞き耳を立てるのはやめた。どうもモヤが掛かるんですよね・・・・将来の幅について、給料をくれるとこには義理をとしてますが、まあ大事だからこそ悪用されないようにしたい思考です。シェーンコップさんもアングリですが、アッテンボローさん曰く本気です。

 

「では、給料の為に行きますか」

 

「うん、そうだね。グリーンヒル大尉、準備は良いね?」

 

 わざわざ名指しは『律儀』ですねヤン提督、メルカッツ提督も表情は変わってないけど、気が和らいでる。そんなこんなで?

 

『ゲスト付きなヤン艦隊の初陣』




 前書きに出たのは屋台のじゃがバターの変わり種だけど誰か覚え無いかなって気分です。
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