『薔薇の騎士 ローゼンリッター駐屯地』
隊長との面会求めて中に入りました。私は記憶無しなせいで、本を何十種類も読みまくったけど、建物の構造とかは実際目の当たりにしないとなりませんね。
隊長の訓示が行き届いているのか、女好きと言うか悪ふざけが過ぎると言うか?とにかく、ヤン提督には場違いなのが来た眼を向けてますが、私とグリーンヒル中尉には好奇心旺盛な眼ですねぇ?しかし、軽薄な態度で肩に手を掛けられたのとヤン提督の前で礼儀を失するにもほどがあったのどちらなのか?いや両方か?な流れで、やっぱり怒ると怖いフレデリカさんに投げられたのも隊長が来てからは悪ふざけモードが解除されてケロっとして立ち上がりました。
因みに、私も他のに肩に手を回されそうになりましたが?
『左が肩の辺りまで義腕なのを知ってはいたのについ・・・・』
そんな流れをやってしまったので思い直してました。やはり、偽悪的なだけで紳士な方々ですよ、そして隊長との面会実現です。
『ワルター・フォン・シェーンコップ』
チャラそうな色男ですが、鍛えられた体躯で強そうだ。紳士的でもありますが、不良中年な中身でもありそう、少なくとも噂通り裏切るようなのではなさそうで、ヤン提督と上手くやれそうですね・・・・まあ、話しに聞いたムライ准将みたいな正論家辺りになったつもりだと。
『だから心配なのよ』
そんな風に言いたいんでしょうね、初見がものを言う風潮な場で、途中から誰かが来た場合には、ヤン提督とシェーンコップ大佐のコンビなんかに良い目を向けられない可能性大です。まあ、それはキリが無いでしょうね。
で?
イゼルローン攻略は、ローゼンリッターを全面的に信頼して、肝心な事は全て任せる・・・・以上。そして、ヤン提督は何を求めてるか?と質問されたけど。
「私はこの作戦が終わったら、退役するつもりだ」
軍事的に有利な条件で講和なりしてユリアンさんと言うか、そんな年齢な子供達が戦争に駆り出されるのは見たくない、それがヤン提督のお望み?まあ、そりゃ当然ですわ。子供が戦争に駆り出されのは、おかしいですよどこじゃありません。何か理由があるなら堂々と明かすが良い。
私は短期間ですが、キャゼルヌさんのお宅に厄介になってご近所さんとやらみたいな暮らしをしたから本心だとわかります。そして?
「失礼ながら提督?貴方は、余程の正直者か『ルドルフ大帝以来の詭弁家』ですな」
ありゃあ、ラップさんから聞いた限りで『アンチ・ルドルフ』と言うべきヤン提督にかなりギリギリの線を攻めてますねえ?けど、気持ちはわかるんですよ?こういう人は?地球に人類が住んでた頃の本が物持ちの良い図書館に一つ残ってたのをヤン提督が借りてたとユリアンさんから聞いたのですが、その本に載ってた雑学の一つにあった?
『ゼー、なんたら理論』
これで言えば、トップに据えるべきな人。
『有能な怠け者』
そうそう、自分が楽する為になら頑張る人だから、独裁者級な何かか、なれるような人じゃなくて?
『やれる人』
権力を手に入れて周りに圧政強いるより、他に任せて自分は昼寝をしている人です。まあ、先鋭的?にしては、がっくし来るから周りは戸惑うでしょうね、とにかく?二人は上手くやれそうな空気出てなにより、出た言葉を少し整理すると?
『永遠ならざる平和の為に』
そうそう、長続きするかどうかともかく?ありもしなかったもの。
『恒久的な平和』
知識でしか知らないけど、地球に人類がいた頃から、精々にして数百年(但し、その間に問題過多)しか続かなかったものを出来るとか言い出さないだけマシですよ、敢えて前例無いけどやるな路線目指す人でもない。
そもそもヤン提督は、そんなの実現する為に指導者になろうにも?今のように?
ラップさんとキャゼルヌさん・・・・冷静に考えたら、本人がその気もないのに、この二人だけで贅沢・・・・フィッシャーさん、ムライさんにパトリチェフさんみたいに、聞いただけで、艦隊運営を何とかやれそうな人達。
そんな人材と言うより『人財』を揃えてるワケじゃないから無理ですわ、どう考えても周りが支えてやらなきゃ駄目な人だ。確か?
『首から下は不要な人間』
そんなのだから、名を上げた人の政治関連版を都合良く探す事から始めないといけません。それを簡単にやれるなら戦争なんか当の昔に無くなってます。
噂に聞く帝国のローエングラム拍も実は姉の影響があるから早目に出世出来てるとかな部分は強ち間違ってなさそうです。個人の力だけで直ぐ様に何かやれるなら苦労は無い。
ともかく、シェーンコップさんはヤン提督の案に乗った。そんなワケで?第13艦隊幕僚が揃う場、マイペースで悪ぶってるせいで、怪訝な表情浮かべてる者多数だったけど?
「成功します」
私は、就寝前にフレデリカさんみたいな事を一人で言ってしまいましたね、少なくとも私なんかでは宛にならないけど悪くは無い。
『現に、とんでもない副産物があった』
それに関して微調整を整える流れで今日は終わった。ゲストと言うかな厄介者でもあるせいか、寝室は普通の個室です。とにかく寝る前のお祈りとして手を合わせる。
今日の事を根拠に、居もしないだろう神様なんかじゃなくて、私の中に記憶無くす前の私がいるなら、これを聞いて下さい・・・・『私の願う事』は?
『どうか、両親の事を思い出しませんように』
さて?私はある心配をしていたのですが?
『ついに、その日が来た!』
それは?
『第13艦隊結成式』
まあ、スピーチみたいのは多分駄目な内容が出ると想像付くから心配無いんですが?
「ユリアンや君の淹れるレベルの紅茶を期待したら、薬膳茶なんてヒドいじゃないか・・・・」
「寝坊は予想しましたけど、表向き大事な日の前に深酒と夜更かしは私の想定外でしたから、酔い醒ましと眠気覚ましです。肝心な時に言うべき事言った方が面倒少ないですよ、例えば軍人になりたいらしいユリアンさん相手にする時とか?」
「そうだぞヤン?ユリアン君に、軍人になってもらいたくない理由を生き証人見せるじゃなくて、自分の口で理解させないと駄目だろ」
ラップさんの言い分に賛成、自分なりにヤン提督を目指したがるユリアンさんに?兵長待遇長い期間やる場合だけど、私のようになりたいか?って言うのもアリだけど、効くのは事情を知らない他人だけですよ!
おバカ話に突入してますが、多分一応は大事な結成式に寝坊程度は予想してたら相手が何枚も上手でしたな状況ですよ、パトリチェフさんに担いでもらいながら、会場に来て、何とか眠気覚まし飲ませて漸く準備完了。
やってられるかな事が増えたから飲酒量が増えてましたか、ユリアンさんみたいにはいかないです・・・・年期の違いです。とにかく、お義理のスピーチが始まりましたが。
『つまり・・・・祖国のためとか、命を掛けてとかじゃなくて、その・・・・旨い紅茶を飲めるのは生きている内だけだから、みんな・・・・死なないように、戦いぬこう』
おや、短時間スピーチとやらです。割と兵達に好評ですが、アレ?・・・・彼処にいるのは?
とにかく、終わりです。
「『素晴らしい演説』でしたね」
「本当に♪♪」
休憩場で、コーヒー飲みながら笑顔で私に同意してくれてるのはフレデリカさんです。初日以来、私には好意的なんです。副官殿と親睦深めて下さいとヤン提督に言ったのは、やっぱり当たりでした・・・・と、気を抜いていたら?
「フレデリカ、元気だったかな?」
先程、見掛けた人が近付いて来ました。
『ドワイト・グリーンヒル大将』
フレデリカさんのお父さんですね、軍内では良識派として知られている御方、実際目の当たりにして、記憶無しと認識して以来?妙に敏感になったなりな意見言うと、邪気は感じないのですが、実は私?この人は、ヤン提督にとっては、と言うより提督とフレデリカさんにとっては看過できない問題過多な人物と見てるんですよね、そうです。その理由は・・・・。
ゼークト理論に関しては、イゼルローンにいる御方の為に名前伏せて、作中の世界にてティアが読んだ本にそんなのがあったなのにしてます。