銀河英雄伝説~銀河への一石~   作:くまたいよう

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 先ずはサブタイの前半通り。


『凱旋準備中』・・・・始まる次章

 イゼルローンを陥落させ、凱旋準備中な第13艦隊ですが、私はムライさんと対面してます。何やら話したい事があるとかですが?

 

「はい?私が・・・・『怖い』?」

 

「うむ、司令部の君を目撃して捕虜になった者達の言い分だが?自由惑星同盟は冥界の女王ヘルが前線に立つのか?とな」

 

『冥界の女王ヘル』

 

「老衰や疫病による死者の国を支配する女王に例えますか?まあ、確かにハッタリで司令官をちびらせる結果になったから、その部下達から極端に言わせたら?ヴァルハラへ招くのとは違う女神か何かになりますか?ところで義手の予備を着けたから、立場上は味方側の洗濯や掃除やるべきなのに何故か自室で悠々としてて良いとはおかしくないですか?」

 

「ヤン提督同様に鈍感だな、イゼルローンに入港する間際にトゥール・ハンマーで撃たれてたかもしれない恐怖で『ちびってしまった』後始末を女性にしてもらうのは恥ずかし過ぎるだろう?武士の情けを掛けてやりなさい、別に怪我人や死傷者が出てるワケではないのだよ」

 

 嗚呼、こりゃ失敬。笑い話で済まされる類いでもそれは駄目ですね。しかし、私は女性と言いましても・・・・暇あったから、勉強した類いには女性とか言うのはどういうものかとかなかったですね?

 

 次に、料理とかなら・・・・イゼルローンの中のは安全を確認しないと駄目で艦内の保存食だけで良いし?何やらハッタリで大立ち回りしたから騒がしくされたら記憶喪失の身には危ないかもしれないとか、そもそも嫌な役割やらせたからとかで?・・・・つまり、私は『腫れ物扱い』?まあ、良いですよ。義手に盗聴器仕組まれてたような厄介者なんです。ムライさんの言い分は正しい。

 

 

 次は?

 

 

「あの?料理が上手と聞いたから、何か・・・・」

 

 フレデリカさんですか?ヤン提督が投げっぱなしは駄目だからムライさんに釘を刺されたせいで事務仕事とかに追われてる?休憩時間出来たから差し入れとかでもと、じゃあ・・・・としたら?

 

 

 

 チュド~~ん!

 

 

 

「何事だっ!?」

 

「ありのまま・・・・起きた事、話し・・・・ます。フレデリカさんと料理しようと・・・・した・・・・ら、厨房が爆発しました。以上・・・・」

 

 パトリチェフさんに現状報告をして私の意識は途絶え始めた・・・・片腕のリハビリに構いがちだったから・・・・体力をつけ、なきゃ・・・・な。

 

 

 

 

ーーーーーーーー。

 

 

 

 夢見心地で辺りを見渡すと、そこは平和な空間でした。ただ本を読みながら過ごす好好爺?それが、孫達から厄介者扱いされているようで慕われてる空間。

 

『若い頃に運動不足だったから・・・・』

 

 尤もな事を言われてますね、車椅子に乗ってますが?世の中には、そんなのと縁の無いスーパーおジジがいるらしいから、それ目指すべきだったかも・・・・いえ、逆効果もありますがね、とにかく毒舌が飛んでるけど、暖かい空気な場ですけど?いつかは来る時がある。誰だって?

 

『死ぬ』

 

 それは天気の良いある日に・・・・庭でサッカーをする子供達、ボールが庭で本を読んでたお爺ちゃんの傍に転々と転がって行っきました・・・・取りに行った孫は、いつものように何のかんので大好きなお爺ちゃんが昼寝をしてるのかと思った。けど、寝息も何も聞こえなかった・・・・それで終わりを迎えた。

 

 

 

 私には、どうとも言えませんが?これが、人間の幸せな終わり方ってやつですかねえ?と、意識を他に向けた。アレ?そう言えば、何で私は此処に?と思った時に、景色は一変していました。

 

 

 

 デモか何か?で、集まって怒号をあげる民衆達?集まる先にあるのは、金持ちが住んでるのに有りがちな家です。何を騒いでいるのかと意識を集中してみたら?何とか聞き取れたのは。

 

『売国奴』

 

『寄生虫』

 

『さもんかい・・・・『査問会』?』

 

 え・・・・と?『査問会』が何だって言うんですかね?暫くして、夜になったら・・・・両手に?壁一杯に掛かれた誹謗中傷な文字を消す為な道具を持って出てきた娘・・・・あら?あの娘って・・・・ガリガリに痩せていますが『赤い髪』・・・・で見覚えが・・・・どこじゃない?

 

 

 

ーーーーーーーー。

 

 

 

「おや?眩しい天井?」

 

「良かった・・・・気が付いたのね・・・・っ」

 

 はて?フレデリカさん、何か様子がおかしいと思ったら、事情を説明してくれた。料理講習とやらをやる前にお互い空きっ腹だったから、簡単な宅配食にも使われるものを温めようとしたら、出力を五倍にしたようでドっカ~ン!となったようですね、フレデリカさんには料理禁止処分が言い渡されたので、苦肉の策として?私が用意したものをパンで挟む流れになりました。

 

 例えば、トリュフソルト・・・・正確には地球で文明が進んでた時期に高級品だったのに似たキノコを乾燥させて保存調味料みたいにしたのを使ったオムレツとかでも、パンに乗せたり挟んだりして食べるとします。その場合、しっかり噛めるから味が別物になるんですよ。ヤン提督に好評だったと喜んでくれました。

 

 そして、イゼルローン内の一部が出歩けるようになった時でした。私も運動の為に自由時間に歩き回っていた時。

 

「おや、異名が匿名希望なフロイライン?イゼルローンの内部は如何ですかな?」

 

 声を掛けて来たのはシェーンコップさんでした。捕虜を縛り上げる以外は暇なんですよね、見事過ぎる勝ち方も問題です・・・・っ?何かが、引っ掛かります・・・・ね。

 

 役得で、休憩所みたいな場でお茶と洒落込んでますよ・・・・何でしょう?視界が、バチバチってますが、意識が飛んだりしてません。

 

「さて、提督の策でイゼルローンは同盟側は無傷で奪取出来た・・・・この後に貴女はどうされるおつもりで?」

 

「帰りたくない・・・・」

 

 咄嗟にそう言ってしまった。そうです・・・・イゼルローンを無傷で奪取した。その後は、先ずは第13艦隊が凱旋ですが、その後にマスゴミやら何やらがやかましいだけでなく、何かとんでもないヲチがありそうな予感がした瞬間、私はシェーンコップさんが目を丸くするような事を無意識に言ってしまっていた。それは?

 

『ヤン提督をイゼルローンから出さないように出来ませんか?』




 漸く、それっぽくなりそうな台詞を出せた。
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