銀河英雄伝説~銀河への一石~   作:くまたいよう

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 一応の事でティアは強いとしてもハッタリか戦力外の中では強いとされる程度。

 因みに、某型月アンソロのネタを使用してて被害者はご察し。


『ローゼンリッターの皆様への教訓』

 ヤン提督がテロに遭遇して暫く経ったある日の事。

 

「この度、私は【勘当】されました。第13艦隊に残り、ムライさんが言うにはローゼンリッターの衛生兵擬きも兼ねる立場となります」

 

 歓迎会用意してくれたローゼンリッターの皆様は、温かい目で迎え入れてくれました。我ながら背中に風呂敷みたいなの背負ってるイメージですが、重荷にはなりませんよ。私は厄介なのから解放されました。

 

「え~、我等と同様のはみ出し者になりし誇り高き女傑に拍手を」

 

 パチパチパチと、何か青ざめてますね。情報が伝わってますか。

 

 

 

 あれは、少し前ですね。

 

 

 

【両親から、私に見合い話が来た】

 

 

 知らん、あんな両親の選んだ相手なんか!その相手と言うのは?

 

【アンドリュー・フォーク准将】

 

 何か自意識過剰ナルシスト気味な奴で、髪型がそうですね、海藻みたいな・・・・そう、漫画で義妹に罵倒されたように。

 

【TCH】

 

 そんなになるのが似合う奴な気がする。何の事か気になる人は調べて下さい自己責任で!因みに、誰かに言っては絶対いけませんよ、殴られる類いの最大侮蔑ですからね!あの義妹は早目にそうするくらい大暴れしてりゃ良かった系だから言わせたキャラです。

 

 適当にあしらうしかないと思っていたら、その夜に部屋まで押し掛けて来やがって、心底気色悪かったので。

 

【そこまでされるとは思ってなかったフリして、金的で悶絶させた後にとにかく殴って蹴ってぶちのめして、毛髪は引っこ抜いて切り取って火炙りにして消火はして丸刈りにして、それを揺すりの材料にして破談させるように交渉しました。因みに、毛髪は全部証拠として確保してますよ】

 

 全く!『ローゼンリッターの皆様への教訓』になりました!強引に女性をああしたり所謂ハニートラップに気をつけるんだぞな教訓です。

 

 相手が弱いのと一応はローゼンリッターでリハビリ兼ねた訓練はさせて貰っても戦闘力皆無な私ですがやり方はあるんだぜ!

 

 てなワケで、顔を潰された両親は私を勘当しましたぜ、ワッホウ♪♪

 

「うう~、女は政略なんたらとかの道具じゃねえ・・・・」

 

「はいはい、お酒一口で程好い酔い方ですな。まあ、イゼルローンを一緒に陥落させた者同士として仲良くやりましょう」

 

「隊長、ミズキさんの呼び方募集ですなあ」

 

 そんなこんなでローゼンリッターの紅一点呼ばわりですよ。もう、医学知識は本能と身体が覚えていたから数年学び直せば開業医でもやれそうだと言われるくらいになった。戦闘力さえあればブラックなんたらな格好してる世紀末救世主みたいのの妹さんを目指したるわ!そん時は怪しい虫を大量培養して、その中にあのアンドなんだっけ?みたいの放り込んでやる。

 

 

 そんなある日。

 

 

「ティアさん、状況はやむを得ないと言っても先ずは乱暴をしないようにするべきで・・・・」

 

 ジェシカさんとお話タイムです。

 

 流石は音楽学校で女子生徒達に慕われる教師なだけあって逆らいがたい。しかし、この人は何と言うか、無茶やって痛い目に遇う・・・・。

 

「ど、どうしたの・・・・顔色が悪いわよ?」

 

「あの・・・・ジェシカさんは、私みたいな無茶はしませんよね?」

 

「ま、まあ・・・・そんな機会が無いしね」

 

『機会が無い』

 

 何と言うか、機会があったら酷い結末迎えそうな予感が・・・・大丈夫ですよね、怪我が治り掛けなラップさんとは近々結婚予定らしいですから・・・・帰るべき場を守る側ですよね。

 

 

 

 

 -ー-ー-ー-ー-ー-ー。

 

 

 

 

 で、私達には恐れていた事態が起きやがりましたが?

 

「例のTC・・・・じゃなくて、スプーンが発案した策で帝国侵攻ですか」

 

「フォークですよ、フォーク・・・・」

 

「イゼルローンを橋頭堡に総兵力三千万で大侵攻ですか」

 

「それと、トリューニヒトが計画に反対票を投じて微かな波面が広がってます」

 

 

 

 ローゼンリッター内でボヤきみたいな愚痴の言い合いのような・・・・一応は辞職失敗したヤン提督も会議に参加したらしいですが。

 

 

 

「フォーク准将の様子がおかしい?」

 

「はい、熱弁振るってるようでどこか弱気と言うか何と言うか・・・・カツラがズレてるとかまで」

 

 ヤン提督のボヤきからの情報をローゼンリッター内で整理してましたが、何か私に視線が集中してますね、成る程成る程・・・・成る程、ザ・私?

 

「すみません、殺しとくべきでした」

 

「まあまあ、問題はそんなのが居座れるような政治体制が問題なんです。フォークを消しても他がやってたでしょうな」

 

「アッテンボローから聞いたのですが、ウランフ提督やビュコック提督がヤン提督と何やら接触したらしいです」

 

 そう、これが私達の策。

 

【一見はだらしないヤン提督の下で不満抱える私達がヤン提督に雷落とせる人を探してるフリをして他を当たると見せかけて人脈広げる。只し、この前の情報漏れの件があるから慎重に慎重を重ねる】

 

「しかし、私達のやってる事は人材を一人二人味方に出来るかどうかだけですね、贅沢を言えば【諜報員】が欲しいです。同盟の内外で悪さしてる奴等を特定出来るようなの」

 

「ですなあ、そんなのは余程顔が広いようなのです。それこそ小さい頃から銀河中渡り歩いていたような」

 

「小さい頃から銀河中・・・・小さ、いっ!?」

 

 周りのボヤきからの内容に突然立ち上がった私に驚いてますが名案です。只し、知っていても一番厄介な相手から聞き出す展開ですわ!時間はまだあるハズですし。

 

「シェーンコップさん、力と知恵を貸して下さい。知っていた場合ですが・・・・【ヤン提督に聞き出しに行きます】」




 フォークがやってなくても同盟がバカやるのは変わらなかっただろうな。
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