ブ■ーアー■■ブ -■■■e A■ch■■e-   作:『シャーレの日誌係』

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第1節『蜈峨r螟ア縺」縺溘b縺ョ』
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 狂気は、蔓延した。

 

「取引をしよう」

 

 恐怖は、潜在した。

 

「……何も、答えを求めてるわけじゃない」

 

 神秘を、秘匿した。

 

生徒を、救いたかっただけなんだ

 

 未知は、既知と成り得た。

 

ああ、始まる、全てが始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目覚めはいつも変わらない。

 

 朝はない。

 昼はない。

 夜はない。

 

 常に■■■■が空を照らす。

 私の部屋を照らすのは、些か別のものではあるが。

 

「■■■、おはよう」

おはようございます、先生。今日もいい天気ですね

 

 ノイズ音。

 実に分かり難い、声は聞こえない。

 答えはいつも通りの【404 Not Found】だ。

 

 シッテムの箱がこうなってから、もう随分と……はて、いつのことだったか。

 まぁ、まぁ、まぁ……そんなことはどうでもいい。

 

 腹は裂かれ、顔はまるでバグのように剥がれ。

 腕は溶け落ち、黒の液体を垂れ流し続ける。

『先生』と言う存在は、既に虚空のようなものだ。

 

 だから、()()()()()()

 大切なのは、一つだけだろう。

 

「生徒を、救わないと、な」

 

 黒でいて黄色のカードを手に取り、歩き出す。

 

 私の部屋から外に出れば、そこにあるのは廊下だ。

 長く続く廊下……外から流れ込む、鈍色の赤い光によって廊下は照らされている。

 

 そしてそんな廊下で、『生徒』は今日も元気に会話をしている。

 

「譏溘′蜈峨▲縺」

「縺昴l縺ッ迸ャ縺阪?繧医≧縺ォ」

「蜈峨′逶ョ隕壹a縺溘?縺ッ縲∵婿闊溘′逵?繧句、ァ蝨ー」

「縲朱。斐?上r謖√▲縺ヲ襍キ縺堺ク翫′繧九◇」

 

 ああ、もはやこれが正しいものだったかどうかすら、今の私には判別がつかない。

 だが彼女たちは少なくとも『平和』だ。

 

 つまり、それは、『救われている』ということに他ならない。

 

「やぁ、おはよう」

 

 声をかけると生徒たちは私に気づき、頭を下げて言葉を発する。

 

「縺ゅ≠縲∫岼繧定ヲ壹∪縺励◆」

「讖溷ォ後?縺ゥ縺?〒縺吶°縲ゅ○繧薙○縺」

「悪くは、ないかな」

 

 そう言い残して足を先へと進める。

 

 外へと出てみれば赤い空に温い風、顔もない人々が道を行き来していた。

 いつも通りの光景、何一つ疑うことのない、変わらない景色だ。

 

 そして遠くの方にはサンクトゥムタワーが、崩壊寸前の状態で未だに立っている。

 少し突っつけば崩壊しかねないほどだが、それでも未だその権威を示すかのように立っていた。

 

 更に上を見上げれば正八面体の建物が一つ、青白い物を纏いながら浮遊している。

 ……『ミレニアムサイエンススクール』、今日はこんなところにあるのか。

 

 何一つ変わらない景色に安堵しながらも、私はその重い足を動かして前に進む。

 今日も、生徒を救うために。

 

 

 

 

 ……さぁ、今日はどこに行こうか。




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