SHIKAMARU 〜IQ足りないけど十種影法術あるから余裕っしょ!〜 作:彩べぇ
第一話
......ここはどこだ?
目を開けると、和室に自分はいて、目の前には将棋盤があった。
周囲に人はいないので恐らく詰将棋をやっていたことが見てとれる。
ーーーふと鏡が目に入った。
そこには幼い、奈良シカマルが写っていた。
「まじかよ......!?」
この姿になる前の自分は新卒で一年も経たずに仕事を辞めて現実から逃げ出し、自堕落な生活を送っていた筈だった。
物心がついた頃からNARUTOが好きだった。
その主人公の生き様に憧れてどんなことも諦めないド根性で頑張っていたが、頭が壊滅的に悪かったため、失敗ばかりで何もかも上手くいかなった。
そんな自分が、何よりも愛した作品の世界で生きることができることへの喜びで打ち震えた。
「この世界で、俺は誰よりも強くなってみせる」
フル フル ニィィィィ....
ある程度喜びを噛み締め、冷静に帰ったのでまず自分の状況を確認した。
恐らく年齢はアカデミーに通っていないことから4、5歳だろう。
チャクラを練れるか確かめることにした。
記憶が正しければ身体エネルギーと精神エネルギーを腹で練り上げれば可能な筈。
......今まで感じなかったエネルギーのようなものを感じ取れた。成功だ。
このまま術を発動してみよう。
最初に思い浮かんだのは分身と変化。
印が簡単な変化を試した。
前世の自分を思い浮かべ、無事成功した。
「術は問題なく発動できるな。後は強くなるためにはどうするべきか......」
原作でのシカマルは術はそこそこいいがそこまでチャクラが多いという印象はない。
体術も並かそれ以下だろう。
彼の強みはやはり200を超えるIQを戦闘に生かす頭脳だ。
姿形は彼のものでも、その頭脳は月とスッポンだ。
それを補うための課題は3つ。
チャクラ量、体術、強い術の修得だ!
課題を決めてからは午前中は術の修得を試し、午後は限界まで走り込みや筋トレを行い、寝る前は精神統一というサイクルをこなしていった。
その甲斐あってか、一年ほどで以前よりはチャクラ量が増えているのもあり奈良シカクもとい親父から影真似、影首縛り、影寄せ、影縫いを教わることができた。
チャクラ量がまだ幼いので術の力は全然弱いが修得自体はできた。
一族で誰よりも才能があると持て囃された。
嬉しいが俺が理想としているのはマダラや柱間などにも劣らぬ強者だ。
奈良一族秘伝の術は普通の忍びとしてなら、悪くないものだがはっきり言ってインフレにはついていけないだろう。
「もっと強い術がいる......」
だが、一族秘伝の術はもう影縫いより強いものはないだろう。
ならば、新しい術を開発せねばならない。
ーーー前世の記憶がよぎった。
「そうだ、他の作品の影を使った技を参考にすれば......!!!」
1番に浮かんだのは影を媒介にして式神を呼び出す、その作品で最強に並ぶと称された術式ーーー
チャクラを練り、犬を模した印を結ぶ。
イメージするのは二頭一対の式神。
「玉犬!!!」
自らの影から、二頭の犬が姿を現した。
「「ワンッ!」」
なんと愛らしくも頼もしい式神達だろうか。
恐らくこれが自分に与えられた転生特典というやつなのだろう。
「極めればあいつらにだって届くはずだ!未来だって変えられる!いや、変えてみせる!!!」
初めての投稿です。10年間読む専門でしたが、奈良一族で十種って天啓がおりて、どうしても読みたかったけど探してもなかったので作っちゃいました。
投稿も物書きも初めてでわからないことばかりなので誤字脱字、読みづらいなど感想があればどんどんアドバイスお願い致します。
タグ付けのルールとかもわかってないのでつけた方がいいのがあれば教えてください!
自己満足作品だけど読んでくださりありがとうございました!