SHIKAMARU 〜IQ足りないけど十種影法術あるから余裕っしょ!〜   作:彩べぇ

13 / 24
いつも読んでくださりありがとうございます。
感想や質問をくださる皆様もありがとうございます。
ちょいちょい返信できなくなってしまっていますが申し訳ありません。
全部読んでます。励みになります。まじで嬉しいです。


第十三話

 下忍である俺たち第十班もといアスマ班はDランク任務を主に与えられている。

内容としては迷い猫の捜索やおつかい、畑の手伝いなど雑用がほとんどだ。

 

まあ、当然である。

戦時下でもないのに新人を使い潰すなんてあってはならないからな。

 

しかし、だからと言ってこのような依頼では微塵も強くなったりはしない。

ナルトのように三代目に直接文句を言ったりはしないが。

 

そんなわけなので俺は十種を用いて最速で終わらせ、その後の時間を修行に充てることにした。なんだかんだアカデミー時代より修行の時間が増えてる。

 

ちなみにDランクの消化率が1番高いのは俺たちらしい…俺たちと言っても9割式神のおかげだが。

 

Dランクとはいえ数をこなしてるおかげか、その報酬によってまあまあ金が入った。

 

それにより、アカデミー時代では買えなかったとある忍具が解禁される。

 

直撃すれば例え熟練の上忍でも木っ端微塵!

 

そう…ご存知の通り起爆札だ!!

 

作劇の都合で原作ではまともにくらう人はほとんどいないんですけどね……

 

だが、それはあくまで物語の話。

実際の戦争とかでは今まで何人も葬ってきたのだろうそれを使わない手はない。

 

小南さんや二代目火影の活躍をみて使いこなしてみたいと思わない人間がいるはずない。

 

早速俺は新しい卑劣技…じゃなくて必殺技を思いついたので調伏に挑戦しようと思う。

 

中忍試験かせめて少年期のうちに伏黒と同じぐらいの戦力は揃えておきたいし、俺自身の戦闘力も上げたいしな。テンポよくいこう。

 

ーーーーーーーーーー

 

演習場、到着。

 

なぜ奈良保有の森じゃないかというと、起爆札を使うと火事になるからだ。

 

早速だが始めるぞい!

 

今回調伏するのは…

 

「満象」

 

影からかなり大きめなゾウが顕現する。

 

目の前のソイツは俺を視界に入れるなり、突撃してきた。

その巨体を活かした体当たり、受けたらひとたまりもないが機動力に著しく欠けている。

 

そんな攻撃は当然、俺に当たるはずもなく簡単に避けることができた。

当たらないと判断したヤツは長い鼻の先をこちらに向ける。

 

凄まじい量と勢いの水が噴射された。

 

「範囲が広い…受けるか」

 

両腕を前に出し、掌からチャクラを放出。

更に足の裏と地面をチャクラで吸着することで放水に備える。

 

確か、ナルトが風の性質変化の修行の際、瞬時に多量の性質変化を行うために滝を切ってたな…

 

俺はあまり基本となる水の性質変化の修行をしてこなかったし、この機会に理解を深めておこう。

 

激流が俺にぶつかる瞬間、掌から水へ性質を変えたチャクラを放出!

 

ズドドドドッと俺のチャクラは一瞬だけ少し押し返すも、その水流はすぐにこちらに襲いかかる。その度にこちらもチャクラを放出するが…

 

「くそッ!持ってかれるッ!!」

 

激流は俺を今にも押し流そうとするが、ギリギリ耐える。

 

多分こうじゃない。

風の性質は薄く刃を研ぐような感じとのことだが…水で同じようにやってもうまくいかないのは当然か…

 

「水ならそうだな…切るんじゃなくて…」

 

水といえば柔らかくて、形はなくて…

風呂、プール、海、あとは川。

押しては返す波…

 

流れ

 

渦潮

 

…これだ。

 

「流れで渦を作るイメージッ!!!」

 

 

先ほどよりも明らかにチャクラを放出できている。

一度に多量の水の性質を練り込めているからだろう。

それだけではない。

途切れ途切れに放出していた水の性質を帯びたチャクラが今、安定した。

 

何度も発生させるより維持する方がチャクラ効率はいい。

電気代と同じだ。

 

これで、相手の激流に押し流されることはなくなった。

満象の放つ水が俺に届くことはない。

 

やがて、満象は放水をやめた。

意味がないことを悟ったのだろう。

 

上手くいった。

今まで感覚でやっていた水の性質変化をより深く掴めた。

 

今、確かに忍として一つ上の段階に行けた気がする。

 

今度はこちらのターンだ。

 

「脱兎」

 

俺は呼び出した脱兎をすぐに分身させる。

そして大軍となった脱兎へ相手に取り付くよう指示を出す。

 

…その内の四体ほどに起爆札を貼り付けた上で。

 

これが俺の新必殺技、自動追尾爆弾だ。

スーパーゴーストカミカゼアタック、もしくはデイダラのパクリともいう。

 

こんな愛くるしい見た目の小動物を爆弾にするなんて我ながら卑劣な技だ…

 

この物量の中、起爆札をつけた分身体を見抜くのはよほどの観察眼がないと不可能。

当然、満象はそんなモノは持ち合わせていない。

念には念を入れて起爆札を4枚も使用した。

これで火力が足りないということはあるまい。

 

脱兎達が満象に取り付く。

何体か鼻で叩き落とされたが問題ない。

ダミーだ。

本命は耳、頭、腹、足にそれぞれ付いている。

 

それらが閃光を放つ。

 

「爆ぜろッ!」

 

ボボボボンッ!と爆発音が4回響く。

満象を中心に爆煙が広がった。

 

煙が晴れ、そこにいるのは…

 

倒れ伏した満象だ。

数秒後、その形を保てなくなり影に溶けていった。

 

調伏成功だ。

 

「ッシャア!」

思わずガッツポーズを取る。

 

今回の調伏で得たモノは大きい。

調伏を成功しただけでなく、水遁使いとして成長も出来た。

式神で数的有利をとっても俺自身が弱かったら意味ないからな。

 

「水遁のレパートリーもそろそろ増やしていくか…」

 

そうなると術書かなんかを探すか、誰かに教わる必要があるな。

木の葉で水遁使う人って誰かいたっけな…?

 

パッと思いつくのだとカカシ先生だが忙しそうだし、あの人にはナルトやサスケを優先させるべきだ。

他に誰かいるかなー?

 

「あとでアスマにでも相談するか…」

 

目的は達成したので脱兎を解除する。

腹も減ったので帰宅しよう。

 

帰り道本屋に寄ることにした俺は巻物の棚を眺める。

〔水遁系指南書 初級編〜これで君も立派な水遁使い〕という丁度いいのを見つけ買ってみた。

 

寄り道もほどほどにしてさっさと帰るか…

 

ーーー自室にて。

 

先ほど買った巻物にはほんとに誰でも使えるレベルの術が記載されていた。

 

水分身の術…もう使えるから飛ばす。

 

霧隠れの術…再不斬の代名詞って術だね。

 

水遁・水弾の術…物理ダメージを与える術だな。これが派生派生して水牙弾や水龍弾とかの大技にできる基本の術かな。

 

水遁・水衝波…鬼鮫が爆水衝波とか使ってたがその下位互換的なやつだな。

 

水遁・水乱波…シンプルな放水だが、込めるチャクラ量によって威力のコントロールができる。水弾が攻撃用ならこっちは相手を動かすのに使うって感じか?

 

「これで全部か…とりあえず明日中に全部使えるようにしておくとして…」

 

実戦用の術を教えてくれる人、いたらいいな〜

 

明日の任務の準備を終え、疲れを残さないためにも俺はさっさと寝ることにした。

 

ーーー翌日、俺はあまりにも贅沢な師を得ることになるとは予想だにしていなかった。




水弾の術と水乱波の違いがファンブック読んでも全然わかりません。
水弾は霧隠れの里の基本術忍術、水乱波は自来也がヤヒコに教えた木の葉の水遁、て感じで里によって名前が違うだけなんですかね?

それはさておき、皆様は現存する木の葉一の水遁使いでは誰を思い浮かべますか?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。