最強って、いいよね!   作:パラボラ

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どうも。土肥次郎実平です。
処女作なので、いくつか文法的に間違っているところがあるかもしれません。その時はどうぞボロクソに言ってやってください。


序章 〜原作前〜
テンプレ転生っていいよね!


 

 

「ん……?」

 

 

少年は目覚めた。

学校から帰って、ライトノベルを自室で読みふけっていたこの少年は、いつの間にかここにいた。

とりあえず、状況を把握しなければ何も始まらない。

辺りを見回す。

そこは、壁も床も天井も、何もかも白い空間だった。

 

 

「どこだ…ここ…」

 

『気がつきましたか。』

 

どこかから声が響く。

声からして女性のようだ。

 

「誰だ?どこにいる?」

 

『突然ですが、あなたは死にました。』

 

「………は?」

 

声は、少年の疑問には答えず、信じられないようなことを口にした。

 

「いや、でも、俺はここにいるんだけど…?」

 

『ここは死んだ者が来る空間。あなたたち人間の言葉で言うと“冥界”です。』

 

「……いきなり姿も見えないやつにそんなこと言われても、信じられねえよ。」

 

『これは失礼しました。』

 

声がそう言った瞬間、少年の目の前に何かが現れる。

それは人だった。

いや、“人のようなもの”だ。

形こそ人だが、雰囲気のようなものがまるで違う。

姿をはっきり見ようとしても、まばゆい光でよく見えない。

 

その、“人のようなもの”は、

 

 

『私は、神です。』

 

 

そう、言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……いや、ねーだろ。いくらなんでも。」

 

『そう言われても真実ですから。』

 

「……いいや、もう。で?その神様が何の用だよ?」

 

『あなたには、転生していただきます。』

 

「…………はあ?」

 

またも信じられないことを言う自称・神。

 

 

『ですから、あなたには転生していただくんです。』

 

「…何故?」

 

『あなたが選ばれたからです。所謂、神様の気まぐれというやつです。』

 

「うわ〜、すごい超展開。そっか〜俺転生すんのか〜

…って、やっぱ信じらんねえ。」

 

『信じなくても、もう決定事項ですので。時間もないので話を進めますねーーーまあ、テンプレ、というやつです。』

 

「…テンプレってことは、やっぱあれか?神様が人間を殺してしまい、特典持たせて異世界に飛ばすとかっていう

SSなんかでよくあるやつか?」

 

少年は、俗に言うオタクという部類に属する人間だったので、その言葉はすぐに理解できた。

 

『ええ、その通りです。まあ、ひとつ違うところは、私が殺したわけじゃないというところですね。』

 

「だから、選ばれた、ってことか。」

 

『ええ、クジで。』

 

「………うん、いいや。もう。」

 

『では、早速特典を与えることにしましょう。何がいいですか?あ、ちなみに3個までです。テンプレですね。』

 

「その前に、どこの世界に行くか教えてくれないか?その世界によって、いろいろ変わってくるからな。」

 

『ああ、それはですねーーー

 

 

“とある魔術の禁書目録”です。』

 

 

 

「……悪い、聞こえなかった。もう一回言ってくれ。」

 

『まるで難聴系主人公ですね…。“とある魔術の禁書目録”です。わかりましたか?』

 

「…ああ、わかったよ。そして特典も決まった。」

 

『ではどうぞ。』

 

 

「じゃあ、まず一つ目。

俺に自分の容姿、ステータスを決めさせてくれ。」

 

『ん?ステータスとは?』

 

「例えば、足が速いとか、賢いとか、そんな感じのものだ。」

 

『ほう!なかなかいいですね!では言ってみてください。』

 

「そうだな…まあ容姿は赤髪のイケメンで頼む。あと、人よりも才能があることにしてくれ。」

 

『はい。OKです。では、次どうぞ。』

 

「Level5の第一位にしてくれ。」

 

『ん?それはあの人になりたいってことでいいんですか?』

 

「いや、一方通行を超えて、俺が一位になるってことだ。」

 

『お〜!なかなか野心がありますね〜!能力はどうします?』

 

「そっちで決めてくれ。」

 

『はい。OKです。それでは最後の特典、どうぞ!』

 

少年は深く息を吸って、そして言った。

 

「俺の原作知識をなくしてくれ。」

 

『…いいんですか?』

 

「ああ。そのほうがきっと面白いし、それにーーー

 

 

 

 

ーーー人生って、そんなもんだと思ってるからな。」

 

『…わかりました。OKです。では早速転生してもらいます。』

 

「あ。ちょっと待ってくれ。」

 

『なんでしょう?』

 

「俺、どうやって死んだんだ?」

 

その言葉を聞いた神は一瞬固まり、その後意を決したように言った。

 

『……椅子が倒れたときに、机に頭をぶつけてそのまま死にました。』

 

「ダサッ‼︎聞かなきゃよかった!」

 

少年は項垂れた。相当ショックを受けたようだ。

 

 

 

『あっ、そういえば、名前聞いてませんでしたね。』

 

「ああ?…ああ、俺の名前はーー神楽坂 焔だ。」

 

『そうですか。では神楽坂さん!異世界へ行ってらっしゃいませ〜!』

 

そう言うと神は、どこから取り出したのかわからないスイッチを押した。

すると、これまたテンプレで床がいきなり開いた。

テンプレって便利。

 

「あ?ちょっ、ああああぁぁぁぁーーー」

 

こうして少年ーーー神楽坂 焔は、新しい人生を歩み始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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