最強って、いいよね!   作:パラボラ

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どうも、土肥次郎実平です。


遅くなって申し訳ございません。


魔の音楽

 

 

垣根と第6学区でうろついていた翌日の昼。

今、俺は何をするわけでもなくブラブラしている。

 

いや、サボりとかじゃなくただ単にパトロールしているだけなんだが。

 

まあ、もしかしたら何か手がかりが見つかるかも知れない。

 

あの後の白井の報告で、昏睡の原因はおそらく幻想御手(レベルアッパー)によるものだろうという結論がでた。

しかし、幻想御手の形状、使用法などは分かっていないようだ。

白井たちがネットで調べているので、もう分かっているかも知れない。

 

 

「…ん?」

 

今、白井の声が聞こえたような気がした。

…あっちからか。

 

「行ってみるか。」

 

白井は大人しいタイプではない。どちらかといえば騒がしい方の人間だ。

街中で叫ぶことも多分あるだろうし、今の声が白井である可能性は十分にある。

行ってみる価値はあるだろう。

 

だが、今の時間に白井がここにいる理由がわからない。

もしかしたら幻想御手についてなにかわかったから、俺に伝えに来たのかもしれないな。

 

 

 

             ◆◆◆◆

 

 

 

 

 

どうやら、俺が聞いた声は滅茶苦茶遠くのものだったらしい。

 

俺は能力を無意識に発動している。

そのため、少しの衝撃も感じ取ることができるのだ。

今の場合は、遠くの白井の声による衝撃を感じ取ってしまった、ということだ。

 

ん?ってことはなんか進展があったのか?

まあ帰ったら教えてもらえるだろうし、あいつら優秀だから大丈夫だろう。

つーかここどこだ?

俺は第7学区を歩いてたはずなんだが…

 

まあ、とりあえず行こう。

 

「あれ…?」

 

あのマンション、俺の家じゃないか。

つまりここは第8学区か。どこをどう間違ったら第7学区のパトロール中に第8学区につくんだ。

おかしいだろ。

 

―――やっぱり考え事しながら歩くもんじゃないな。どこ行くかわからん。

 

まあいい。まずは第7学区に戻ろう。

第8学区は俺らの管轄じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第7学区に戻った俺は今、路地裏にいる。

 

そもそも、なにかわかったのなら俺にも連絡が来ているはずだったのだ。

第7学区に戻ってから携帯を開いて着信履歴を見たときに初めて思いついた。

今日はちょっと調子が悪いのかもな。

 

それはさておき、なぜ俺が路地裏にいるかだが、それはさっきかけた電話が理由だ。

電話の相手は初春。

その電話によると、

 

 

 

―――スキルアウトが幻想御手を取引している。

 

という情報があるそうだ。

なので、ちょうど外にいる俺がスキルアウトの調査、もしも取引の現場に遭遇した場合押収する、ということにしたのだ。

 

ちなみに幻想御手は音楽であるらしく、もっぱら音楽プレイヤーで取引されるらしい。

なかなか考えたものだ。

音楽ならばさほど怪しまれずに使うことができるし、持ち運びも簡単だ。しかも押収しづらい。

広めるのにこれほど適したものはないだろう。本当によくできている。

 

 

しかし、いったいどこの誰が、なんのためにつくったものなのだろう。

おそらく、幻想御手は単にLevelを上げるためのものではないだろう。学園都市ならばこんな副作用が起こるようなものは広めないはず。

なにか大きな目的があると考えていいだろう。

 

 

 

 

俺は疑問を抱えながら、調査を続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回も短いです。
2000文字越えを目指しています。
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