休日なのにあまりかけなかった…
今回も短いです。ご了承ください。
今、俺はとても後悔している。
あの時、ああしていれば。
その場に俺がいたらなにか変わったかもしれない。
そんな風に考えてしまう。
―――だが、実際には俺は何もしなかった。
そのことがとても悔やまれる。
悔やんでも悔やんでも、取り返しがつかない。
過去のことは変えられない。
俺は目の前のベッドに寝ている少女―――白井のことを後悔している。
◆◆◆
白井が負傷した。
その報告を受けたのは俺が路地裏でスキルアウト達を探している時だった。
俺はすぐに病院へと急いだ。
白井が話したことによると、佐天さんがスキルアウトらしき集団に絡まれており、それを助けるためにそいつらと戦闘になったそうだ。
スキルアウトはそれほど強い能力を持っていたわけではないらしいのだが、一人だけ
彼女自身は、
「このくらい、大丈夫ですの。先輩が心配するようなものではないですわよ。」
などと言っていたが、動こうとすると激痛がはしるらしく、何度か顔を歪めていた。
しばらくは安静にしておかなければならないだろう。
まあきちんと治療を受けているので問題はない。
この病院の医者はかなり腕がいい。そのことで少し安心することができた。
さて、それでそのスキルアウトについてだが、どうやら
人目につきそうなところで取引ができるとは、かなり厄介だ。
どこで取引が行われるか目星がつけられない。
捜査が難航するのを覚悟しなければならないかもしれない。
まったく、誰がこんなことをしたのか。
犯人がわかったら、一発ぶん殴ってやろう。そのぐらいしても許されるはずだ。
◆◆◆
まさかこんなことになるとは考えもしなかった。
最初に思ったのはそんなこと。
白井が入院したのはまだ数日前のことだというのに。
―――佐天さんが昏睡状態に陥った。
原因は言うまでもなく幻想御手である。
佐天さんは友人数人と幻想御手を使い、倒れたらしい。
彼女が
だがやはり、俺はどこかで油断していたのだろう。
あの子が幻想御手を使うはずがないと、そう思っていたのだろう。
彼女の心情など、なにも分かっていなかったのに。
なぜ俺は、そんなことができたのだろう。
俺は弱い。どうしようもなく弱い。
いくら学園都市最強であろうと、どんなに強い能力があろうと。
俺は誰よりも弱いのだ。
今回も、俺はただ彼女が幻想御手を使う可能性を認めたくなかっただけ。
そういった負の可能性を、認めることができなかっただけなのだ。
もしも俺がその可能性を認めていれば、佐天さんは被害者にならなかっただろう。
白井だってそうだ。
もし俺が、彼女が怪我を負う可能性を考えていれば、彼女は無事だっただろう。
全て、俺の責任だ。
俺は、病院を後にした。
シリアス…?