〜っていいよね!
ってやつに限界を感じました。
これからは規則性のないタイトルになるでしょう。
小学校。
それは日本において、人間が初めて義務教育を受ける機関であり、それは計6年間続く。
子供たちはそこで一般的な教養や、社会的道徳を学んでいく。
ーーだが学園都市の小学校は、それらに加えて能力開発も行っている。まさに学園都市ならではである。
ちなみに、学園都市に入ってくる子供たちは大体が能力開発のことを知っていた。
どうやらランクのような細かいものは知らないらしいが、皆アニメやマンガなどに出てくる超能力に憧れ、入ってくるようだ。
…っていうか、みんなわかってたことを知らなかった俺って…orz
仕方ないじゃん!誰も教えてくれなかったんだもん!
まあ、前置きはここまでとして。
なぜ俺がいきなりそんなことを言い出したかというと、
ーーー小学校に入学するからです。
◆◆◆
俺は前世ではもう義務教育は終えていたため、行かなくてもいいんじゃないかと思っていたが、そういや俺、能力開発のことなんも知らねえんだったと思い返し、入ることにしたのである。
もっとも、行かないと言っても院長に強制的に行かされそうだが。
まあ、何も小学校から始めなくてもよかったかもしれないが、能力について早く知りたかったのと、この歳だと中学校に入学できないこと。そして1番大きい要因が、
ーーー1つ目の特典、「人よりも才能がある」を試したかったことだ。
実はこの特典、ある意図があった。
それは、“人よりも”というところだ。
もしこれに“少し”なんていう副詞をつけた場合、才能の程度が固定されてしまう。だからこそ俺は敢えてそういうものを付けずに言ったのだ。さすが俺!頭イ〜!
ーーーその意図を汲んでくれるかはあの神次第だが。
まさに神のみぞ知る、というやつだ。
そんなこんなで小学校に入学したのだが、
なにぶん俺の家は第13学区の端にあり、第7学区にあるその小学校はなかなか遠い。俺の能力を使えば1分でつくのだが、あまり見せてはいけないことになっているので、歩かなければならず。
そのことを失念していた俺は目覚まし時計をセットせず寝てしまい、院長にギリギリで起こされた。
まあつまり何が言いたいかというと。
「遅刻だーーーーーーー!!!!」
初日から遅刻しそうです。
もういいかな?統括理事長からなぜかは知らんが、
『危なくなったら使いなさい。』とか言われてるけどいいよね!?もう危ないよね!?主にこれからの学校生活が!
そして、俺は能力を使おうとした。
「不幸だーーーーー!!!!」
ーーだが、ふいに聞こえた絶叫がそれを止めた。
俺は絶叫が聞こえてきた方を向く。
そこには、ものすごい形相で走っている、俺と同じくらいの歳の少年がいた。
声をかけようかとも思ったが、彼は急いでいるようだし、
何より自分も急いでいるのを思い出したので、俺は声をかけずにその場を去った。
◆◆◆
結論から言うと、俺はギリギリセーフだった。
どうやら俺は人よりも足が速いらしい。15分はかかると思っていた道のりを10分弱で走り抜けたのがいい証拠だ。
もしかしたら予測が間違っていたのかもしれないが、俺はこれでも学園都市第一位だ。演算に重きを置く超能力者たちの頂点。頭脳だって一位なのだ。だからこと計算においては、5分も予測が外れることはない。
となると、やはり特典の力はかなりいいようだ。
ーーもっとも、同年代とは比べていないのでなんとも言えないが。
まあ、そんなことはどうでもいい。
問題は、あの絶叫少年だ。
なんと驚いたことに、あの少年、俺と同じ学校、同じクラスだったでござる。
俺は入学式に間に合ったのだが、あの少年は入学式が終わってから学校に来た。涙目で。
後から本人に聞いたのだが、少年はあの後、
・見ていた地図を転んで破く
・仕方が無いので向かっていた方向に走る
・迷う
ということがあったらしい。
道がわからないなら誰かに聞けばよかったのに。
まあ、そのことから会話がつながり、気づいたら俺と少年は友達と呼べるくらいの仲になっていた。
少年の名は上条当麻と言うらしい。
少年ーー当麻は、生まれつき不幸で、そのことから彼の父親が自分を学園都市に入れたのだと語った。
どういう意図があったのかは知らないが、やはりこんなに幼い子供を1人で暮らさせるというのは、ちょっとどうかと思う。捨てられた俺が言えたことではないのだが。
◆◆◆
昼休み。
入学から何週間か経った。
俺は教室をぼーっと眺めていた。
この頃になるともうクラスは打ち解けていて、教室内は小学生らしくいつも騒然としていた。
それにしても、やはり子供のコミュ力は素晴らしい。
クラス内が打ち解けたといっても、クラスの雰囲気に馴染めない子はかならずいるもので。
俺のクラスにもそういう女子がいた。だがそこで子供のコミュ力の出番。何人かで話しかけに行き、少し話すともうすでに仲良くなっているのだ。
まあそもそもそういう子たちも同じ子供なので、ただ単純に話すタイミングを逃しただけという子供がほとんどだ。
所謂コミュ症と言われる部類の子供はなかなかいない。
というか俺はこの世界に来てから、一方通行ぐらいしかコミュ症を見たことがない。
ーー見たことがないだけで、実は2人目がいるのだが。
ここに。
俺の前世はオタクであり、あまり人と話したくない人間だった。そのせいだろうか。高校に上がった途端孤立し、ただただ日々ラノベを読み漁る毎日。故にコミュ症となってしまったのだ。あ、やべ涙出てきた。
だがそれも今日までの話!俺は今日、普通の神楽坂焔からスーパー焔くんデラックスへと変わるのだ!
ハハハハハ!
よぉし!まず手始めにそこの君だ!俺がただのしょぼい焔からスーパー焔くんデラックスへ進化する足がかりになってもらおう!(変なテンション)
「な、なあ。お、俺とあs「お〜い!サッカーやろうぜ!」「うん!」………」
残念!焔は進化に失敗した!
…くそぅ(泣)
「おーい焔!外行こうぜ!」
ん…?誰だ…?この傷心の焔くん(5)に話しかけるのは…?
って1人しかいねえや。
「ああ!今行くよ、当麻!」
ーー俺のたった1人の友、当麻だ。
ああ、当麻ありがとう。本当にありがとう。
俺、お前がいなかったら心折れてたわ。
まあそんなこんなで、俺には友達と呼べる奴は当麻以外にいない。他人が見たらかわいそうだとか思うのだろうが、まあ0人ではないので俺的には別に構わない。
「焔〜!一緒に帰ろうぜ!」
「ああ。すぐ行く!」
こうして、俺は俺なりに充実した学生生活を送っていくのだった。
友、誕生。
あと、作者はコミュ症ですがこんな経験はありません。