最強って、いいよね!   作:パラボラ

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花とツインテール

 

 

 

 

第7学区の通りを、2人の少女が歩いていた。

1人は、頭に花の冠のようなものをつけた黒髪ショートの少女で、もう1人は、茶髪をツインテールにした少女だ。

そして、2人とも腕に風紀委員の腕章をつけている。

 

 

「ねえ、白井さん。支部長って、どんな人だと思いますか?」

 

花冠の少女が、もう1人の少女に話しかける。

 

「わかりませんわね〜。ですが、固法先輩の話だと、とても優秀な人だそうですよ?」

 

白井と呼ばれた、ツインテールの少女が言葉を返す。

不意に、2人が立ち止まった。

そこは、

 

風紀委員第177支部だった。

 

 

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今、俺はものすごく急いでいる。

なぜ急いでいるのか。

それは、今日が後輩2人と会う約束の日であって、

さらに、俺がその約束に遅れそうだからだ。

 

どうも、俺は時間を指定されると何かしらの出来事が起きて結局時間ギリギリになってしまう体質らしい。

今日も、目覚ましをセットしておいたので起きれるだろうと思っていたらこのザマだ。

ちなみに今日は起きたら時計が爆発していた。

何があったんだ。

 

 

まあそういうわけで、俺は支部への道を全速力で走り、やっと今たどり着くことができた。

時間には、なぜか余裕で間に合った。やっぱりこの体チートだな。

そう考えながら、俺は支部に入った。

 

 

「ん?ああ、神楽坂君。早いわね。まだ時間まで1時間くらいあるわよ?」

 

「こっちから呼んどいて、遅れたら失礼だろ。それに、俺は支部長。後輩にカッコわりいとこ見せらんねえよ。」

 

俺は、人生最高かと思うほどのドヤ顔を決めてそう言った。

 

「…そう。あ、そうだ。お茶でも飲む?あなた、ものすごく汗かいてるわよ。」

 

「全速力で走って来たからな。じゃあ一杯貰うよ。」

 

俺がそう返事すると、固法はお茶を淹れに行った。

 

それにしても、あと1時間ねえ…

久しぶりに書類でも片付けるか。

 

「おーい固法。俺の机ってどこだ?」

 

「え?ないわよそんなの。」

 

…え?

 

「お、おいちょっと待て。なぜ俺の机がないんだ?」

 

「ああ、言葉が足りなかったわね。ここには、あなたの机はないわよ。あなたの机は支部長室にあるわ。」

 

あ〜。そういえばそんなのあったな〜。全然来なかったからすっかり忘れてた。

 

「そういやそうだったな。よし。んじゃ、俺は支部長室に行ってるから、後輩たちが来たら教えてくれ。」

 

そう言って俺は立ち上がり、ドアを開ける。

 

「それはいいけど、あの部屋なにもないわよ?」

 

「なに。久しぶりに仕事しようと思ってな。」

 

俺は支部長室のドアノブに手をかける。

そしてひねる。

 

「いいえ、そうじゃなくて、

 

 

ーーー本当に何もないのよ。誰も使わないから。」

 

ドアを開けた先にあったのは、一切の汚れも、机も、椅子も、本棚も何もない空間だった。

 

 

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支部長室が完全に無の状態だったので、俺は元の部屋で待つことにした。

あ、このお茶美味しい。

 

 

「ーーーん。そろそろか?」

 

「あら?能力でも使ってるの?」

 

「まあな。このぐらいなら別に大丈夫だしな。ーーっと。

もうすぐ着くな。」

 

そう言って俺は、お茶を飲んだ。

やっぱうまいなこのお茶。

 

 

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「ふぅ。やっとつきましたわね。」

 

「そうですね。さあ白井さん!入りましょう!」

 

「なんでそんなにはりきってるんですの…」

 

 

2人はそう言い合いながら、支部のドアを開ける。

 

そこには、見慣れない紅があった。

 

 

「やあ、初めまして。俺が、風紀委員第177支部支部長の、神楽坂焔だ。よろしく。」

 

その紅こそが、今自己紹介をした、2人が一目見たかった支部長、神楽坂焔であった。

 

 

「「ええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!????」」

 

その瞬間、少女たちの絶叫が響き渡った。

 

 

 

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まあ、前に公表されたことがあったからな。

名前ぐらい知られてるよな。

今俺は、落ち着きを取り戻した2人と、絶叫を聞いて他の部屋から戻ってきた固法とで雑談している。

 

 

「それにしても、Level5の第一位が支部長だったなんて。驚きました。」

 

こう話しているのは、初春飾利(ういはるかざり)。頭に花の冠をつけた大人しそうな子だ。

 

「そうですわね。(まさかお姉様より序列が上の方だったなんて…)」

 

最後の方は良く聞こえなかったが、今初春の言葉に相槌を打ったのが、もう1人の後輩である白井黒子(しらいくろこ)だ。茶髪をツインテールにしている、お嬢様言葉が特徴的な子だ。

 

「まあ、能力以外は普通の人間と大差ないからな。こういうことをしててもおかしくはないさ。」

 

もちろん嘘である。俺に限っては。

他のやつはどうかは知らないが、俺は能力だけでなく身体能力もチートだ。

 

 

「お姉様は能力以外もLevel5にふさわしい方ですけどね。」

 

ん?お姉様?

 

「なあ。そのお姉様って、Level5なのか?」

 

「ええ。Level5第四位。超電磁砲の御坂美琴お姉様ですの。」

 

へえ…御坂美琴か。よく噂は聞くけど、あったことないな。

 

「なあ、今度呼んでくれないか?会ったことないから会ってみたいんだ。」

 

「あ、私も会ってみたいです!」

 

そう話に入ってきたのは初春だ。

 

「ええ。いいですの。では、いつにしましょうか?」

 

「俺はいつでも大丈夫だから、お前らで決めていいぞ。」

 

「わかりました。初春はどうですの?」

 

「あの〜。佐天さんも一緒でいいですか?」

 

ん?佐天さん?

 

「佐天さんって?」

 

「ああ、私の友達です。」

 

「なるほど。まあ俺は別にいいぞ。白井は?」

 

「大丈夫ですの。」

 

「ありがとうございます!じゃあ、今度の………」

 

 

そうして、俺たちは集まる約束をして、その日はそのまま解散となった。

 

 

 

 

 




黒子の喋り方がよくわからない。



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