米花町のスタンド使い ~マシン・ヘッドの死神的日記帳~   作:兵庫人

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第3話

 〜七日目〜

 今日も朝目覚めると例の女性の幽霊が部屋に現れていた。

 

 女性の幽霊を見た瞬間、俺はまたマシン・ヘッドを呼び出して攻撃させようとしたが、そんなことをしても昨日と同じだと思ったので、とりあえず話をしてみることにした。そしたら意外というか、女性の幽霊はまともに話ができて会話が成立したのである。

 

 話を聞くと、女性の幽霊はやはりこの部屋で起こった殺人事件の被害者であった。

 

 女性の幽霊を殺したのは彼女が勤めていた会社の社長。その社長は会社の金を横領したり法律に違反する物資を横流しする等、裏で悪どいことを色々とやっていたらしく、社長の秘書であり愛人でもあった女性の幽霊はある日偶然、社長の悪事の証拠を知ってしまい口封じで殺されてしまったのだそうだ。

 

 そして会社の社長は、殺人を行った日のアリバイ工作を完璧に行ったていたようで今も警察に捕まらずに悪事を行なっているようで、それが悔しくて女性の幽霊は成仏できないのだとか。

 

 うん。女性の幽霊の気持ちはよく分かる。

 

 米花町の犯罪者って、まるで手品かと思うくらい予想外のトリックを使って自分の悪事を隠すから、いまだに未解決の事件が星の数ほどあるんだよな。そんなことに頭を使うくらいなら、罪を犯さずに儲けられる商売でも考えた方が利口だと思うのは俺ぐらいだろうか?

 

 とにかくこのまま部屋に幽霊が出るのも嫌だし、女性の幽霊も不憫だ。だから俺は女性の幽霊に成仏できるように協力すると言うと、彼女は嬉しそうに笑って姿を消したのだった。

 

 

 〜八日目〜

 女性の幽霊に成仏できるように協力すると言った俺は早速行動に移ることにした。

 

 要するに女性の幽霊は自分を殺した会社の社長への恨みで成仏できないのだから、その社長が警察に捕まったり何か不幸な目に遭ったら彼女も成仏できるんじゃないかと思った俺は、女性の幽霊と一緒に社長の尾行を開始。女性の幽霊はマンションの部屋から出られないというわけではなかったようで、俺のトライクに興味を持ってくれたのはちょっと嬉しかった。

 

 そして俺と女性の幽霊は丸一日、社長を尾行したのだが、その日の夜に事件が起こった。

 

 あれは夜十一時頃。社長が乗っている車をトライクに乗って追っていたら、突然車が蛇行を始めて事故を起こしたのだ。

 

 突然の事故に、俺は思わず社長の乗っている車に近づき様子を見たのだが、車に乗っていたのはまるでミイラのように干からびた一人の老人だけであった。

 

 女性の幽霊から聞いた会社の社長は五十代なのだが、車に乗っていた老人はそれ以上の高齢者である。一体社長はどこに行ったのかと俺が思っていると、車に乗っていた老人は更に歳を取っていって身体が崩れていき、その異常な光景に驚いた俺は思わず家に逃げ帰った。

 

 そして俺が家に逃げ帰ると女性の幽霊はいつの間にか消えていて、それから彼女は一度も俺の前に姿を現していない。

 

 

 〜九日目〜

 今日、警官が俺の部屋にやって来た。

 

 警官がやって来たのは昨日の事故に関することで、その時事故現場にいた俺に詳しい事情を聞きたいと警官は言ってきた。ちなみに例の車に乗っていた老人は、昨日の時点ですでに死亡していたらしい。

 

 俺は昨日、自分が見たことを可能な限り思い出して説明したのだが、突然車に乗っていた老人が更に歳をとっていったという辺りで、警官の俺を見る目が急に優しくなった。

 

 どうやら事故に動揺して幻覚でも見たと思われたらしい。警官の態度は少し心外だったが改めて考えると、確かに幻覚でも見たのではと思われても仕方がない内容だと自分でも思う。

 

 話が終わると警官は帰っていったが、警官が帰った後で俺はあることを思い出した。

 

 昨日、事故現場から逃げ帰る時、トライクのサイドミラーに二人の人物が映っていた気がしたのだ。

 

 その二人の人物は日本人ではなく明らかに外国人で個性的な服装をしていたのだが、彼らは何者だったのだろうか?




やっぱり続かない。
あと作者はジョジョは五部が好きです。
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