ぼっち転生   作:濃霧注意報

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第35話 祈り

フィリアは意識上の記憶を見ている

場所は不明だがそこには数十・数百の信者が何かに祈りを捧げていた

奥の壇上には白い修道服を着たシスターらしき者何かに祈っている側には棺桶が設置してある

その時3人の少女が壇上に上がる

その場にはアリスはいなかった

シスターは3人に祈り終えると一人ずつナイフで殺害していく

ある者は首を斬られ

ある者は臓物が飛び出ている

だが異様なのは皆笑顔な事だ

その光景を見てフィリアは吐き気を覚える

 

《教祖様?もう1人はまだでしょうか》

[もう少し待ちましょう楓様が持ってきてくれます]

《あの者がですか・・・では先にこちら終わらしてしまいましょう]

 

信者数名が死んだ少女達を棺桶に押し込めていく

そのまま棺桶に火をつけていく

パチパチと音を立てて棺桶が燃えていく

数十分後

骨となって出てきた少女の遺骨を取り出すとシスターは食べ始めた

3人の遺骨の一部を食べ終わると信者も続いていく

その時1人の女性がシスターに駆け寄る

傍には脱力して引きずられた少女がいた

アリスにそっくりだ

 

「ご注文品ですよ〜アハハ〜」

[ありがとうございます♪それではこちらも・・・]

[・・・いえその必要はなさそうですね]

 

シスターはもう1人の少女を棺に納めて火をつける

だが数十分後に異変が起こった

 

《教祖様!遺骨がありません》

[あらあら不思議ですね〜]

《どうしましょうか》

[彼女だけは我らが神の元に行ったのでしょう]

 

シスターは信者の方に向き直ると

 

[この4人は高い次元の天上界へと行きました]

[我々もその一部の食べる事で浄化され天上界へと近づく事が出来ました]

[穢れている我々人類の為に働いて下さった]

[彼女達に拍手を!]

 

パチパチパチと拍手が飛び交う

誰1人として笑顔のない者がいなかった

それどころか涙まで流している者もいる

 

フィリア『(これが人間のやる事かね)』

    『(さて記憶の上書きしちゃおうかな・・・精神体のアリスはどこにいるかな?)』

    『(なんだい急に・・・眩暈が・・)』

 

眩暈に襲われたフィリアは目覚めると洞窟のような場所に立っていた

フィリアは洞窟を歩く

まるで出口でもないような空間を歩いていると棺を見つけた

フィリアが棺の蓋を開けると中にはアリスが入っていた

本当の死体のように安らかに眠っている

フィリアはアリスに近づいて記憶の上書きをしようとアリスの頭に自分の右手をのせる

その時アリスの首から出た血管がフィリアの右腕を切断する

 

フィリア『私の右腕が・・・』

 

前方のアリスの目がゆっくり開くと共にフィリアの意識は現実へと戻った。

 

[おまけ]

フィリアが去った後も記憶は続いていた

祈りの儀式終了後に2人の女性が個室で話している

[シスター]と「アリスを持ってきた女性」だ

 

[今日はありがとう♪あとでお礼してあげるよ]

「楽しみにしてるよリサさん」

 

シスターは4人の少女達の思い出を話した

 

[4人の中でもあの子はとても信心深くてさ・・・なんでもしたんだよ?なんでも]

[日々の布教活動から祈りにお布施・・・そして教団内での処理までね]

「へ〜私もその子と会話した事あるけど気が合いましたよ」

[私の為によく働いてくれました♪]

[まぁ事故にあったって聞いた時はびっくりしました]

[それにしても本当に治療して連れてきてくれたなんてね]

[どんな事したのかなぁ〜?]

「倒れている所を教えてくれた男子学生に協力して貰ったよ」

「ちょっと脳にダメージがあったからね」

「その男の子・・・確か井口君だったかな?」

「男の子の脳みそ半分と女の子の脳みそ半分をこう・・・合体!させた」

「その影響で井口君は今病院ですけどね」

[よくそんな事OKしてくれましたね」

「小さいこの子の為なら是非と・・・まぁ伝えた事がちょびっと違うけどね。」

 

話を聞いていてリサは1つ疑問に思った事があった

2つの脳を足したらどうなるのか・・・だ

楓と言っていた女性の言い分だと

 

「多分初めはどちらかの人格が身体を制御しているでしょう」

「でも途中でもう一方の意識が少しずつ出てくると思いますよ」

「例えば・・・下品な行動を取ったり口調が変わったりね」

「しかもそれを当人は全く気づいてない」

「そのうちどちらかの人格が負けるのかな?」

「怖いねぇまぁ誰かが刺激しなければ大丈夫だよ・・・多分」

 

そんな事を聞いているとリサが先程の現象の事を思い出して言う

 

[それにしても遺体消えちゃった]

[もしかしてここじゃない何処かで生きてるのかな?]

「そんな訳ないじゃないですか・・・まったく」

[わかんないよ〜?]

「その場合貴方みたいになるのかな」

[そうかもね・・・どんな浄化活動するのかなぁ気になるな〜。最近経典がいくつか盗まれちゃったからなぁ]

「(本当に別世界に行ってるか調査してみますか。最近暇ですし)」

 

そんな事を思っているとリサが楓の手を引く

 

[話はこれくらいにしてなんか食べに行こう!]

「ちょ・・・ちょちょちょ」

 

2人は部屋を出た

 

バットエンドやR18版を作る?

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