アフガン与謝野   作:立体未来主義者

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アフガン与謝野6

ルーシュンが帰ってきた。

「ルーシュンさんおかえり。わお。これだけの物資を持ってきてくれたんですか?ありがとうございます。」

 次郎が出迎えてくれた。しかし鉄幹の姿が見えない。

「次郎。鉄幹はどこにいるんだ?」

「あぁ鉄幹さんなら今与謝野さんと話してますよ」

「それじゃあ与謝野は復活したのか」

「ええ」

 次郎が言うには数分前に与謝野が起きたらしく、特に体調や精神への異常も見られないらしく至って健康らしい。

「鉄幹♡」

「晶子♡」

「鉄幹♡」

「晶子♡」

「鉄幹♡」

「晶子♡」

「鉄幹♡」

「鉄幹♡」

「晶子♡」

「鉄鉄幹幹♡」

 仲良く与謝野夫妻が降りてきた。この風景も久しぶりである。

「あぁルーシュンおかえり。物資を沢山取って来てくれてありがとう。そうそう大切な話があるから全員来てくれないか」

 鉄幹が全員に招集をかけた。

「皆の集。私達は青鞜社の幹部の津田梅子を倒す給ふ」

 与謝野が口を開いた。津田梅子は伝説の狙撃手であり、これまで射殺してきた標的の数は数千人にも上る。

「とても厳しい戦いになるのは分かっているが。今しか奴を倒すチャンスが無いんだ皆頼む」

「分かった鉄幹。少しアーモリーに篭もらせてくれ。いい狙撃銃を作りたい」

「僕も医薬品、糧食の準備もしたいのでメドステーションで準備してます」

「分かったそれなら翌日奴を始末しよう。奴は翌日この付近にちょうど来るらしいからな」

「分かった鉄幹。私も体を馴らすことあれ」

 全員、戦いの準備を始めた…

 翌日、与謝野達は梅子がいると言うゴドラヴィ・ターチャ山麓に向かった。装備品は与謝野がSVDSマークスマンライフル、鉄幹はMG3汎用機関銃、ルーシュンが昨日使用したLTS-909小銃、次郎はVSSライフルを持ち、それぞれが高性能双眼鏡を持っている。また狙撃戦は長期戦になりやすいため糧食を3日分持ってきた。

 全員が指定のスポットに立って待つこと数分、鉄幹から連絡があった。

「東北東に銃を保持しながら動く人影あり。奴のように見える。」

 その人影は非常に偽装率の高いギリースーツをつけていた、武器は両手に保持しているAWMとバックアップ用のG3ライフルの様だ。

「誰が撃つんだ。目標は900m離れているぞ」

 この中で長距離狙撃が可能なのは与謝野とルーシュン、次郎の二人だ、しかしルーシュンのLTSはライフル弾ではなくベアリングボールを使うためここまでの長距離を正確に当てることは難しい、次郎のVSSも亜音速弾を使うため弾道落下が激しい。

「鉄幹。狙撃は私に任せる事あれ。鉄幹はスポッターとマシンガンナーとしてここで私を守る事あれ。ルーシュンと次郎の二人は梅子に射程圏内まで近付き給へ」

 梅子には自分達の存在は割れていない為この作戦を取るのだろう、早速二手に別れて行動を始めた。

 梅子はまだ狙撃体制には入っていない様だ、接近中の二人は順調に接近している。

「…こちらの奴までの距離は400mだ。ここなら自分達は射撃が可能だ…」

「…分かった私がまず奴を撃ち給ふ。それで仕留められなければ追跡してそのまま倒す事あれ…」

 与謝野はSVDSを構えた、ゼロインを350mに合わせ、風の調子をよみ、最後に息を整えて引き金を引いた。消音器の音が鳴り、7.62x54R弾の弾道が梅子へと伸びていく…

「…晶子。命中だ…しかし奴はまだ死んではいない」

 鉄幹の見る限り弾は梅子の肺付近に当たったらしく、緩慢な動きで撤退を始めたらしい。

「…与謝野。奴の呻き声がかなり聞こえる。奴は自分達の所に来たらしい。このまま仕留める…ピィンピィンシュ……奴を倒した。これから戻る…」

「…了解。二人ともよくやっ給ふ…」

 

 

 この連絡を入れた直後、鉄管が倒れた。

 

 

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