梅子との戦いが終わって数日後、負傷から回復した鉄幹が青鞜社の情報を手に入れた。
「みんな聞いてほしい。この近くに新しく青鞜社の前哨基地が出来たらしい。そこにはかなりの軍事物資がある。奴等に使われては堪らないから全員で襲撃をしに行かないか?」
この提案には全員了承した、そして準備を始めた。与謝野はGrozaライフル、鉄幹はSCAR-Hライフル、ルーシュンはStonerM63軽機関銃とLTS-909、次郎はM.Ezou自警団から鹵獲したM4カービンを装備して基地に向かった。
基地は少し小さかったが、鉄幹の言うとおり様々な軍備や軍需物資が豊富にあった。与謝野達は隠密行動を行い、敵の物資を鹵獲していた。
「…!おい!敵が侵入しているぞ!」
どうやら敵に侵入した跡を発見されたらしい。
「HQ!HQ!奴等が来た!A.N.F.プロトコルの発動を求む!」
「了解した。アンネをそちらに輸送する。」
与謝野達は驚愕した。アンネの名が出てきたからだ。
アンネもしくはアンネフランクは通称「歩く大虐殺」と言われており、ジャガーノート型の防護服を何重にも着用し、高性能ヘルメット兼ガスマスクとなっているフェイスカバーを着けた兵士である。第二次世界大戦ではドイツ国防軍を単独で1個師団を壊滅させ、ヒトラーを恐怖のどん底に落とした。最終的にナチスはデーモンコアを用いた試作段階の原子爆弾をアンネフランクを倒すためだけに使ったが、アンネフランクは生存し、放射能への高い耐性を得た。そして体内にも放射能が残っているため様々な病原体、ウイルス、寄生体に抗体を持っている。
そんなアンネがこの基地にやってくるのである。与謝野達は緊急で作戦を練り始めた。
「アンネが来た給ふ。どうするなかれ?」
「与謝野さん。まずは施設内の敵歩兵を倒すのが良いと思います。アンネは敵本部から送られてくるので到着まで時間がかかるはずです。その間に邪魔な敵歩兵を倒してしまえば戦いに邪魔が入らなくなります。あと施設の兵器も使い放題にできますので」
「なかなか良い案なかれ。皆の集。そうすることなかれ。」
そして与謝野達はアンネが基地に到着する前に敵歩兵の掃討を始めた。まず施設内の敵を倒した後にルーシュンを戦闘にしてドアをロックし、敵が入ってきたと共にルーシュンの制圧射撃で突入してきた歩兵を一網打尽にし、外に残っている歩兵は全員が散って4つの射線を作りクロスファイアで倒し、歩兵戦闘車に乗った最後の敵は鉄幹以外の三人が戦闘車の気を引き、その間に鉄幹が対空砲を使い車両を破壊した。
与謝野達が敵歩兵を掃討した後にヘリが基地に向かってきた。ヘリはコンテナを落とすとすぐに撤退した。コンテナの扉が開くと、核シェルターのような装甲を身に着け、バルカン砲、AGSフルオート榴弾砲、MG3を2丁装備したアンネが現れた。