彼女たちのコズミック・イラ   作:Scorcher

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シンとハインライン大尉によるモビルスーツ談義です。この2人が一緒だと、中の人的にオーバリズム全開の作品を思い出したりも。

イモータルジャスティスは劇場版の派生ですが、デスティニーインパルスについては10割筆者の趣味嗜好です。存在するだけの4号機は二次創作で一番使いやすいかと。

次回は目的地に降り立ってからの話です。キラ不在のヤマト隊の日常風景となります。


Phase27:運命と正義

C.E.75:ミレニアム艦内

 

L4宙域への道中。コロニーメンデルへと向かうミレニアムはジャンク屋同盟から2機の探索用モビルスーツを受領し、引き続き目的地へと向かっていた。

 

「デスティニーインパルスって……普通にデスティニーへ乗ったらダメなんですか?」

「形骸化しているとはいえ、ユニウス条約に批准したプラントと大西洋連邦が参加するコンパスで核動力搭載の機体を使うことは困難だ。だが安心しろ。オーブでテスト改良を受けていたインパルスのデータをフィードバックしたことで、フレームの耐久性はデスティニーと同水準にまで到達している。」

 

格納庫でハインライン大尉から新たな搭乗機に関する説明を受けるシン。自らの愛機であるデスティニーに乗れないことに不満を示しつつも、彼は新機体のチェック作業を進めていく。

 

「火力と機動力もデスティニーと同水準となっている。しかしミラージュコロイド散布のオミットされているため、分身による攪乱は不可能だ。そもそも、どうしてあんな非現実的な動きが出来るのかがメカニックとして理解に苦しむ。」

「まぁ……あんなやつらが出てこない限り、俺もやらないとは思いますけど。」

 

デスティニーインパルス。インパルスによるデスティニーシルエットを運用するために製造された機体であったが、耐久性、エネルギー供給面での問題により試作機の製造に留まっていた。

 

1号機から3号機まではメサイア攻防戦までに実戦へ投入、運用をされていたが、4号機については死蔵されており、その存在を認知していたハインライン大尉の要請によりプラントからミレニアムに提供されているのであった。

 

「心配するな。動力や駆動系統も最新のものへと変えてある。緊急時にはミレニアムからデュートリオンビーム照射をすることで補給も可能となっている。これでもまだ不満か?」

「いえ……そんなには、ないです……けど。」

「どうして嫌なのであれば、アグネスの機体と交換してもいいんだぞ。シン、お前があれに乗りたいかは話が別だが。」

 

そう言いながらハインライン大尉が見つめた先には、アグネスたちが調整をする頭部のツインアイと1本のブレードアンテナが特徴的な機体、イモータルジャスティスが鎮座していた。

 

「いえ、だったらインパルスのほうがいいです。」

「ならば文句を言わずに乗ってくれ。今後のデスティニー系統の開発にも貢献するという意味でもだ。」

 

アコード事変の最中に損失したモビルスーツの1機、イモータルジャスティス。本来はシンが搭乗していた機体であったが、オーブで再生産をされた機体はミレニアムへと配備され、アグネスが受領したのであった。

 

なぜアグネスの搭乗機となったのか。それはシンがジャスティスへの搭乗に難色を示し、代替機として配備されたデスティニーインパルスを選択したからであった。また、今後万が一アグネスが離反をした際、ジャスティスであればシンが気兼ねなく破壊出来るという恣意的な側面があった、ということは推測の域を出ないでいる。

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