俺は、悩んでいる。
俺は、無事冒険者になれた。カノンも問題ないだろう。問題はマルスだ。あいつは、初心者の塔を突破してないらしいが、大丈夫なのか。
手伝ってやれる事は手伝ってやりたいが…
まずは、三人で今後の事を相談する必要があるな。
そういえば、さっきの模擬戦の最中レベル上がってたな。
モンスターを倒さなくても経験値はしっかり入るようだ。
トーマスさんは、その辺のモンスターより確実に強いから経験値もそれなりに入っているはずだ。
それじゃあ、[ステータス]っと。
ーマ (男) 17歳
人間族
Lv.10
HP 392/428+213
MP 18/389+193
力 48+9
知 44+8
命中 38+7
回避 55+11
速さ 52+10
すごいレベルが上がってる。
あれ、もしかしてさっきの模擬戦?
やはりトーマスさんは、相当レベルが高いんだ。レベル聞いとけばよかった。てか、この世界の人はレベルって概念あるのかな。
これから仲間になる二人に確かめてみればいいか。
俺は、奴隷商店へ向かった。
奴隷商店に着くとトークスが出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。購入された奴隷の準備は済ませてありますので、いつでもお持ち帰り頂けます。」
「ありがとうございます。では、すぐに代金を支払います。」
俺は、お金を払った。
「では、契約の準備をいたします。右手を出してください。」
俺は、右手を出した。
すると、俺の右手が光だした。
すぐに光は収まり、俺の右手の甲にはアザのようなものができていた。
「それが、主人の証です。これから、先程買って頂いた奴隷達にその証にキスさせます。そうすれば奴隷と主人の契約は完了します。」
ちょうど、マルスとカノンも来た。
そして、二人に俺の右手の甲にキスしてもらった。
マルスは、ニコニコしていた。
カノンは、顔を真っ赤にして、耳をヒクヒクさせていた。よく見たら尻尾もヒクヒク動いていた。
素晴らしい。獣人最高。
「すいません。よろしくお願いします。」
「よよよよろしくお願いしますっ。」
「俺は、ソーマだ。改めてよろしく。」
俺達は、奴隷商店をあとにした。
「とりあえず今日は、日も暮れてきたことだし宿に行こう。」
俺達は、宿に行った。
「あの、209号室の者ですが、泊まる人数が増えたんですが大丈夫ですか。」
「今日はもう他の部屋が全部埋まっちゃって、今使ってる部屋しか用意できないけど、それでもいいかい。」
「問題ない。ありがとう。料金はどうなる?」
「三人分だから、お客さんの場合、すでに払ってある残り九日分を、三人で三日泊まってもらうか、追加でお金を払ってもらうかどっちかだね。」
「じゃあ、三人で三日分頼みます。」
「はいよ。明日には部屋がとれると思うから。」
「ありがとう。」
俺達は、三人で209号室へいった。
「すまないが、今日は、この部屋で我慢してくれ。ベットは、狭いが三人で寝れない事はないだろう。」
「ご主人様と一緒のベットで寝るなど奴隷の私達にはできません。」
「じゃあ、何処で寝るつもりなんだい?」
「すいません。僕たち奴隷は床で寝るのがいいかと思いますが。」
「え?」
俺が言うと二人とも困っている。
まあ、奴隷と一緒に寝る主人もいないか。だが床で寝るのはやめてほしい。俺の中の良心が。
どうやって説得しようか。
「君達は俺の奴隷である前にパーティーメンバーだ。これから、モンスターと戦って行くだろう。そんな時、床で寝ていたせいで全力が出せなくなったらどうする。体調は、万全の方がいいだろう?」
何故か目の前の二人が泣いている。
俺は、どうすればいいんだ。
「ご主人様は、そんなにも俺達の事を考えて…ひっく。」
「すみません、私の考えてが足りなくて…ひっく。」
「よしよし。わかったから、わかったから泣き止んでくれ。」
俺は、二人の背中を摩りながら二人をなだめる。
二人が落ち着いたことろで話を再開する。
「次に、ご主人様は辞めてくれないか?」
「すいません。なら、なんとお呼びすればいいですか。」
「ソーマでいい。」
「ひひぃ。ご主人様を呼び捨てなんてそんなおおお、恐ろしいことできません。」
「モンスターと戦っている非常時にご主人様だと長いだろ。名前の方がすぐに呼べる。勝負の世界では、一緒一秒でも惜しい。」
「ご主人様は、そんなにも俺達の事を考えて…ひっく。」
「すみません、私の考えてが足りなくて…ひっく。」
「よしよし。わかったから、わかったから泣き止んでくれ。」
さっきも、この会話あった気がする。これでは、話がぜんぜん進まない。
二人同時に、買ったのは失敗だったかもしれない。この二人、二人揃ってなかなかめんどくさい。
「とりあえず、今日は、三人で一緒に寝る。これは、決定事項だ。明日はまず、それぞれの戦闘スタイルについて話してから装備品やアイテムなど冒険に必要な物を買いにいこう。」
そして、三人でベットに入った。
マルスは以外とすぐに寝てくれた。
なんだかんだ大丈夫そうだな。
カノンは不安そうだったから手を繋いだら、嬉しそうにして、そして寝てくれた。
あーっ。
なんか今日は、疲れた。いろんな意味で疲れた。
俺の意識もだんだんと遠のいていった。