次の朝。
「今日も、早く起きてしまった。もう、習慣になりつつあるな。」
横を見ると、二人ともまだ寝ている様だ。
「まだ、朝早いし、起こす事もないか。」
俺は、二人を起こさない様にそっと机まで移動した。
「ボーン、ボーン♩」
これは、お昼のチャイムだ。
二人はまだ寝ている。
「緊張感がないな。俺に、何かさせるとか思わないのか。」
まぁ、確かに俺は酷い事はしないけども。
俺は、さらに二人が起きるのを待った。
「いつまで、寝とんねん。」
バシバシ!
二人の頭を、引っ叩いた。
この、二人のおかげで関西弁出ちゃったよ。関西出身て訳じゃないんだが、今は置いておこう。
「おはようございまーす。」
二人の、元気のいい声が聞こえる。
普通なら、笑顔で挨拶を返すところだが、今日は違う。
バシバシ!
また、二人の頭を引っ叩いた。
「いつまで、寝ているんだ。お前達のおかげで話がぜんぜん進まないよ。」
二人は、目が覚めてきたのか、だんだんと慌ててきた。
「すいません。すいません。すいません。すいません。」
「ずびまぜんでじだー。」
あー。
これはあれだ。
土下座だ。Japaneseドゲザだ。
この世界でも、土下座する人いたんだ。
俺は、関心して、
ってそんな時じゃない。
二人とも目が潤んでいる。
非常にまずい。なんとか、しなければ。
「大丈夫だぞ。顔を上げて。誰にでも失敗は、あるから。俺は、気にしてないから。なっ?」
「うぇーん。ごごごご主人ざまぁ。」
なぜ、二人して泣くんだ。
この二人の扱いがわからない。
二人をなだめたところで、二人の戦闘スタイルを聞いた。
「すいません。僕は、あまり戦闘経験がないのですが、使った事があるのは剣ですね。」
「私は、魔法を使いますから、武器は使った事がありません。」
「なるほどね。なら先ずは、装備品を買いに行こう。それから服だ。その前に、二人の装備品を見せてくれないか。」
二人の、ステータスを確認した。
マルス(男) 15歳
人間族
Lv.2
HP 105/105
MP 100/100
力 12
知 11
命中 9
回避 8
速さ 10
やはり、マルスは年下だったのか。
しかも、初心者のステータスだな。
カノン(女) 17歳
獣人族
Lv.8
HP 289/289
MP 584/584
力 32
知 53
命中 40
回避 38
速さ 37
カノンは、俺と一緒にクエストにすぐ、来れそうだな。MPが高い。魔法使いタイプなんだな。
「よし。それじゃあ、出掛けますか。」
マルス、カノンと三人で武器屋に向かった。
「すいません、剣を見せて貰いたいんですが。」
「はい。いらっしゃい。誰が使うんだい?」
「こいつが使えるやつでお願いします。」
マルスを前に出す。
「わかった。少し待ってくれ。」
そう言って店主は剣をいくつか出す。
「今のお前さんが使えるそうなのはこの辺りだと思う。持ってみて、一番しっくりくるのを選んでくれ。」
マルスは、剣をとった。
「これがいいです。」
マルスは、[鉄の剣(○、○)]を選んだ。
○ってなんだ?
よくあるスロットルとかかな?
「武器にスキルって付けられるんですか。」
俺は、店主に尋ねた。
「モンスターカードがあれば、武器や防具に付けれるよ。ドワーフの種族特技だからドワーフに頼めば出来る。でも、あれは運が良くないと成功しないよ。」
種族特技。わからない言葉が出てきた。
種族特技、ドワーフ、モンスターカードに、ついて後から聞いてみるか。
「運とは、どうゆうことなんですか。」
「武器には、スキルが付けれる武器と、付けれない武器があります。それは、やってみないとわからないんですよ。」
うーん。
スロットがある武器にしかスキルは付かないと思うんだが。
やってみないとわからないって事は俺以外にはスロットルは分からないのか。
「あの、ご主人様?」
「ああ、少し考えて事をしていた。その剣を買おう。」
「ありがとうございます。そちらは、3万[C]になります。他にいるものはあるかい。」
「カノンは、なにかいるか。」
「はっはい。えーっと、その杖とか?」
「お嬢さん、お目が高いね。この杖はスキル付きさ。鑑定書付きだから偽物の可能性も低い。詳しいことは、鑑定書を見てくれ。」
鑑定書
このヒノキの杖に、スキル[知力増加(小)]が付加されていると鑑定されたことを証明する。
鑑定書か、俺以外の人は、武器や防具にどんなスキルが付いているか分からないのか。だから鑑定書なんてのがあるのか。
「鑑定はどこでやっているんだ?」
「鑑定は教会が行っている。」
なるほど教会か。なら信用もそれなりにあるだろう。
「その杖いつらだ?」
「15万[C]になります。」
「じゃあ、その武器を買う。」
「まいど。では、こちらを。」
二人に武器を持たせ店をでた。
次は防具屋だ。
「いらっしゃい。」
「防具を見たいんだが。」
「戦闘スタイルをうかがっても?」
「俺は、魔法の遠距離、中距離攻撃と刀でも接近戦。こいつは、剣での接近戦。そっちは、魔法の遠距離攻撃だ。」
「わかりました。こちらの、魔法使いのお嬢さんはローブがいいかと。剣士の方は盾をどうされますか?」
カノンには、ローブがいいとの事だったのでローブを選ばせた。
「俺は、盾は必要ない。マルスは、どうだ?」
「すいません。盾、欲しいです。」
「わかりました。では、盾をいくつかご用意います。」
店主は、盾ををいつくか持ってきた。
盾は、様々か形のものがあった。
そして、マルスは丸い小さめの盾を選んだ。
「どうですか。盾は、重たいですか?」
「すいません。予想以上に重たいです。」
「わかりました。では防具の方は急所だけを鉄で作った簡単な物にしましょう。」
マルスは、初心者の防具にした。
カノンも、緑色のローブが気に入ったらしくそれにしていた。
「最後に、二人に靴をお願いします。」
「わかりました。」
二人に、冒険者の靴を買って装備品の買い物は終了した。