「今回の目的は、ゴブリン殲滅だ。ギルドの報酬もあるからドロップアイテムもしっかり拾うぞ。」
俺達は、森をどんどん進んでいく。
ゴブリンだけのグループなら相手にならない。
マルスもカノンもだいぶ余裕戦いに余裕が出てきたな。
レベルが上がったんだんだな。
周りの気配を探る。モンスターの数が多いところに行く。
ゴブリンが数えきれないな。
「二人とも、一人でゴブリンは倒せるよな?行くぞ!」
「「はいっ!」」
[ピストルマシンガン]
[ファンサルゴン]
さっきより、威力がある魔法だな。
マルスもゴブリンを殲滅している。
二人ともだいぶ強くなってるんだな。
見つけた。
大きい気配。その周りにもいくつか大きいのがあるな。
まずは、様子見だな。
「近くに大きい気配がある。静かに着いてきてくれ。」
「「はい。」」
ゴブリンリーダーが、五体、ゴブリンソルジャーが二体、そしてあの壊れた王冠を被っている大きいゴブリンが、[ゴブリンキング]。
その周りには、ゴブリンが30〜40はいるな。
流石に厳しいな。
「あの数は流石に厳しいぞ。今回なギルドに報告しよう。」
誰かがゴブリン達と戦っているぞ。
トーマスさんだ。
トーマスさんの戦いをみたい。
トーマスさん二刀流なのか。
ゴブリンを次々倒していく。
やっぱ、すごいなトーマスさんは。
でも、ソロであの数は厳しそうだ。
さすがに、ゴブリンリーダーとゴブリンソルジャーを複数同時に相手は難しいか。
「パンサー。」
雷の虎がゴブリンリーダーを捉える。そして、ゴブリンリーダーを一体倒した。
だが、トーマスさんが押され始めた。魔法は使う時に、どうしても隙が出来る。行くしかない。
「やはり、行く。トーマスさんのあそこにいる冒険者のサポートに行くぞ。」
[ピストルマシンガン]
[ファンサルゴン]
トーマスさんの周りのゴブリンを倒す。
「トーマスさん。大丈夫ですか。」
「君は!
すまないねぇ。助かったよお。」
「周りにどんどんゴブリンが集まってきています。このままじゃマズイです。」
トーマスさんも頷く。
「二人とも、固まれよ。俺の背中預けるぞ。」
「ありがとうございます。」
「すいません。頑張ります。」
全員でゴブリン達を倒していく。
[ピストルマシンガン]
俺のピストルマシンガンでも、一回の攻撃で倒せるのは、五体が限界だ。俺は、別としてもマルスもカノンも消耗していく一方だ。このままじゃマズイ。
「二刀流剣技、桜ノ乱舞。」
トーマスは、ゴブリンを蹴散らす。
「ソーマ。そっちは大丈夫か?」
俺は、二人を見る。あきらかに消耗している。
「このままじゃ、マズイです。」
このままじゃマズイ。
やはり敵の頭を狙うしかないか。
[空間再生]
「二人とも、もう少し耐えてくれ。」
「はっはっ。がんばり…はっます。」
[転移]
俺は、ゴブリンキングの背後に飛ぶ。
そして斬りかかる。
しかし、ゴブリンソルジャーによって阻止される。
[ピストルマシンガン]
ゴブリンソルジャーの体を貫く。
[転移]
ゴブリンキングの周りのゴブリンを[天叢雲剣]で倒す。
MPを回復させつつ、ゴブリンに攻撃。
攻撃は、当たるが致命傷にはならない。身のこなしもうまいな。
[転移][転移][転移]
俺は、転移して攻撃。そして転移を繰り返す。
「これで、終わりだ。」
[天叢雲剣]で斬り倒した。
「よくやった。ソーマ。」
[ライトニングボルト]
トーマスの攻撃で、ゴブリンソルジャーが二体倒れる。
ゴブリン達は、群れのリーダーが倒れて統率が全くとれていない。
「残りは、ゴブリンリーダーだけだ。」
マルスは、ゴブリンリーダーの攻撃を盾を使って防御。
そして剣で斬った。ゴブリンリーダーは木の棒を振り回し攻撃してくる。
マルスは、しっかり避けて追加攻撃。
ゴブリンリーダーを倒した。
カノンは、考えていた。トーマスの使った[ライトニングボルト]が使えないかと。
そして魔力を高める。
「この魔法を使うには、時間がかかってしまう。」
背後からゴブリン達が迫ってくる。
俺は、[転移]でカノンの背後に飛ぶ。
「後ろは、任せろ。」
[ライトニングボルト]
威力はトーマスさんとり、弱いがいける。
白い雷がゴブリンリーダーを襲い、そして跡形もなく消えた。
「二人とも、よくやった。」
「残りは、あらかた片付けて置いたよ。」
仕事はやっ!
「さっきまで本気で、やってなかったんですか?」
「君がどれだけ成長したか見たかったからね。」
トーマスさんは、笑っている。
「よーしっ、みんなよく頑張った。ゴブリンのドロップアイテムを拾って帰るか。」
ドロップアイテムを、拾って街ち帰った。
「お疲れ様でした。まさか、トーマス様がゴブリン討伐に向かっておられたとは。あの、気分屋の。」
「あはははーっ。シルちゃんは難しいね。」
「なななーっ。
あだ名で呼ばないで下さい。今は仕事中です。」
受け付けのお姉さんはシルビアさんと言うらしい。初めて知った。しかもあだ名を言うと焦る様だ。面白いな。
「ごほん。今回は、ありがとうございました。それとソーマさんもお疲れ様でした。お手柄でしたね。」
「その事で話があってな。ソーマのランクアップを推薦する。」
「本気ですか。」
「ああ。今回の一件でソーマには十分な実力があると判断した。」
「トーマス様がそうおっしゃるなら、ギルドマスターにお伝えしましょう。」
「とりあえず、ドロップアイテムの精算をお願いします。」
ドロップアイテムを出した。
「こんなに!
なるほど。トーマス様が推薦される訳ですね。では、精算いたします。」
「全部で120万[C]になります。」
「そんなに、なるんですか。」
「今回は、ドロップアイテムの買い取りを2倍になっていますし、ゴブリンソルジャー、ゴブリンキングと貴重なアイテムですので当然の金額ですね。それと、ゴブリンキングは依頼になっていますので、そちらは70万[C]ですね。」
「ゴブリンキング討伐はトーマスさんと共同で行ったので半分はトーマスさんに。」
「はい。かしこまりました。」
「僕に、気を使わなくてもいいのに。」
「実際、助けて貰ってますから。」
「ありがとう。今回は、受け取っておくよ。」
「では、僕たちはこれで失礼します。」
「はい。また、ランクアップの件は後日またお知らせしますので。」
「それじゃあ、よろしくお願いしますね。シルちゃん。」
「はっはっはーっ。こりゃ面白い。」
「なっなっなー。あだ名はやめて下さーい。」
俺達は、宿へ向かった。
「今日は、二人もと疲れただろ。もう、休んでいいよ。」
二人は、すぐに寝てしまった。
「明日は、休みにするか。」
俺もすぐに、寝てしまった。
次の日。
昨日は、よほど疲れたのかみんな夕方まで寝てしまった。
そして、みんなでごはんを食べた。
マルスは、明日の初心者の塔、攻略に向け早く寝た。
「カノン。カノン。」
「どうされましたか?」
「静かに、着いてきて。」
今日は、なんだかカノンの機嫌が良くない。
だから、夜機嫌を直して貰わないとって事で。
「これ、最近流行っているスイーツなんだって。甘い物って嫌いかな?」
「ご主人様は、ズルいです。昨日はあんなにシルビアさんと仲良かったくせに。」
「トーマスさんの方が仲が良かったと思うんだが?」
「でも、でもぉ…」
カノンをぎゅっと抱きしめた。
「お前もマルスも、大切な俺の家族さ。他の人よりもずーっと大事にするから。ね?」
「はふぅーぅ。ずるい…」
俺は、いつもとは違う宿へ運んだ。
「ご主人様ここは…」
「名前で呼んで?」
「そそそそれは。」
「嫌?」
「あっ、あの、ソーマ…さん。」
「よくできたね。」
カノンは、顔を真っ赤にしてモジモジしている。
俺は、頭を撫でている。
耳も尻尾も撫でる。
「今日は、寝かさないよ?」
「はっ、やめ、やめれぇー。」
長い夜が始まったのだった。