異世界に来た!   作:真っ黒な雰囲気

2 / 24
2話

目が覚めた。頬に当たるそよ風が冷たくて気持ちいい。

空はとても青く澄んでいて、俺が今までに見たどの空とも、違っていた。そしてとても高く、どこまでも続いていくように感じた。

 

「体がある。」

 

ソーマは、小さくそう言うと自分の状況をだいぶ理解した。

 

「そうか、俺は異世界に来たんだ。」

 

そして辺りを見回した。

 

どうやらここは森の中にある池の畔だと知った。

 

服装は、上下皮のレザーの装備。腰には一本の剣。足にはサンダルを履いていた。

そして左手には、一通の手紙を持っていた。

その手紙には

 

【この手紙は、一度読むと破棄されます。

まず、[ステータス]と思ってください。[ステータス]が出るはずです。そして自分の[ステータス]の確認が終わりましたら池に近づいてみてください。スライムと呼ばれるモンスターが出るはずです。練習として腰にある刀で倒してみて下さい。その後、東に半日ほど歩くと街があるはずです。その後は、お好きに生きて下さい。ご健闘お祈りいたしております。神の使者より】

 

この、腰にある剣だと思ってた物は刀だったのか。

俺は、刀を抜いてみた。すると手紙が、ガラスが割れる様に粉々になり、そして綺麗な光となって消えた。

だが、俺は始めて見る刀に目を奪われて、手紙が無くなった事に気付かなかった。

 

[雨叢雲剣:全ステータス+20%、HP吸収、MP吸収、演唱破棄、]

 

雨叢雲剣ね。神様、思ったよりチート武器くれたみたいだな。予想以上だった。強くて困ることもあるまい。ここは一応感謝しておくか。てか、この神の使者って誰なんだ⁉︎俺をこの世界に送ったあの爺さんが神様だったよな?よくわからないが、あいつの仲間みたいなものかなにかだろう。

えーっと、何すればよかったんだっけ。

手紙、手紙っと。

 

あれ

手紙がない!

 

そうか、一度読むと無くなるって書いてあったっけ。

まあ、無くなってしまったものは仕方ない。

たしか池に行けと書いてあったような。

とりあえず、行ってみますか。

 

てゆうか、目の前のここがすでに池なんじゃないのか。

スライムもいるし。たしか、あのスライムを倒せばよかったんだよな。

 

俺は、[雨叢雲剣]を抜きスライムを斬った。

するとスライムは、鏡が割れた様にバラバラに砕け光と共に無くなった。

 

「一撃で終わりなのか。全然、練習にならなかった。だけどさすが本物、想像よりも刀が重い。これはもう少し練習がいるな。」

 

そこで[雨叢雲剣]の練習をした。

正直に言えば、新しい世界、本物の刀、わくわくして仕方なかった。

やはり少し重いな。これは、慣れるしかないな。

 

一時間ほどか、時計がないのでしっかりとした時間がわからないが、[雨叢雲剣]を振り終わった。

 

「次は、街か。」

 

たしか、東に行けば良かったんだよな。

そう思いある気だそうとした時に思った。

 

「東ってどっちだ。」

 

たしか、太陽が出てくる方がとか言うけど、ここ異世界だから地球と同じかわからない。しかも太陽真上だし。

方向がわからないのは仕方ない。まずは、この森を出よう。

 

俺は、真っ直ぐ歩き出した。

 

本当は自分が西に向かって歩いていることに気付かずに。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。