異世界に来た!   作:真っ黒な雰囲気

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5話

二階層。

雰囲気は、一階層とあまり変わらない。長い長い、螺旋階段を上ってきたのだ。

 

「今、何時なんだろう。」

 

この塔の中では、基本的に明るさが一定なため、時間感覚が麻痺している。俺の体内時計は元からそこまで性格では無かったが、外の明るさを見てだいたいの時間を予想することは出来たが、今は何も無い。

 

お腹がまだ減らないのが、唯一の救いかもしれない。

 

「こんな状況で、腹まで減ってきたらたまったもんじゃない。」

 

俺は、通路を進んだ。

 

二階層でも基本的には一階層とやる事は一緒だ。

 

マップが無いから手探りで道を行き、上に行ける階層を探す。

 

モンスターが現れた。

 

敵の名前を確認。

 

[ギャーモリ]

少し大きめのコウモリの様なモンスターだ。

 

目の前には、一匹の[ギャーモリ]。

 

先制攻撃だ。

俺は、走り、勢いをつけ、ジャンプし、[天叢雲剣]で一撃。

 

[ギャーモリ]を屠った。

 

そして、俺は気付いてしまった。

前方にいる四、五十匹はいよう[ギャーモリ]に。

 

なぜ気配を感じなかったんだ。

いや、感じる。小さすぎるんだ。

てことは、ザコ。問題は数だな。

 

あの数はヤバいな。

だが俺には、[天叢雲剣]がある。

俺の攻撃が止まらなければHPが0になる心配はない。

 

行くか。

俺は、[ギャーモリ]の群れを睨みつけた。そして

 

「うおおぉぉ!」

俺の叫びに前方の[ギャーモリ]達が怯んだ。

 

やっぱりか、ゲームでこんな攻撃あったから出来るかと思ってやってみたが、本当にできるとは。

 

俺は、走り出し、すぐに[天叢雲剣]で攻撃。

[ギャーモリ]も一撃で倒せる事は先ほどの[ギャーモリ]で検証済み。

 

右側前方の[ギャーモリ]を三匹を屠った。勢いを殺さず、さらに[ギャーモリ]の群れの中に突っ込む。

そして後方の[ギャーモリ]を集中的に攻撃。突然の攻撃に[ギャーモリ]の群れは、バラバラだ。

 

そこから俺は、走り続けて、一匹、また一匹と[ギャーモリ]を屠り続けた。

 

[ギャーモリ]の攻撃は、体当たりと、超音波の二種類だ。

 

体当たりは、予想はしていたが、正直弱い。[天叢雲剣]がある俺にとって無視していいレベルの攻撃だ。

 

注意するのは超音波。

あれの威力はまだわからないが体当たりよりかはヤバそうだ。

 

超音波を避けながら[ギャーモリ]を屠り続ける。

 

後方から超音波が三発。

避けきれない。俺は、堪えるために

ってあれ?

 

何も起きない。

痛みも、体に、異変も何も無い。

どういうことだ?

 

気付いたら俺の足は止まっていた。

 

「しまった!」

 

前方からの超音波を受けてしまった。

やはり何も起きない。

 

何が起きているのかわからないが、今度は足を止めない。

 

残りの[ギャーモリ]を一匹残らず殲滅した。

 

俺は、[ギャーモリ]のドロップアイテム、[ギャーモリの羽]をアイテムBOXに入れながら超音波について考えていた。

 

あの超音波は、単なる脅しか。

だが、それは考えにくい。可能性があるなら状態異常系の攻撃だということだ。

俺には、[天空の加護]によって状態異常系の攻撃はきかない。

あの超音波が状態異常を引き起こす攻撃で、俺の加護によって無力化されたという方が合理的だ。

 

だが、確証はない。

やはりこの世界の事を聞ける存在が欲しい。

しかし、当たり前の事を聞けば当然疑われる。困ったものだ。

 

街に着いてからの情報収集も考えながらやらなければならないな。

 

気付いけば階層を見つけていた。

 

ここで、一旦休憩をとるか。

 

先ほどの戦いでもレベルアップしていたみたいだし、一度ステータスを確認しておこう。

 

ソーマ (男) 17歳

人間族

Lv.5

HP 392/262+130

MP 217/145+72

力 26+5

知 22+4

命中18+3

回避20+4

速さ19+3

 

天空の加護

HP増加(大)、MP増加(大)、状態異常無効

勝負強さの加護

消費MP半減

経験と成長の加護

取得経験値増加(大)

 

魔法とか使えれば、戦術を考えるんだが今は[天叢雲剣]でのゴリ押しだから特に考える事もないんだよな。

魔法使いたいな。街に着いたら魔法について調べてみよう。

 

「そろそろ行くか。」

 

俺は、階段を上がった。

 

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