「ペルソナ!」
今日は誰も居らぬ我が実家。故に試してみたい事を試す。現実世界でペルソナを出せるかどうかだ。さてさて結果はというと。
「無理!!」
垂れる汗を拭う事すらせずに床へと倒れ込む。一瞬体の中から何が出そうかなぁくらいまでは行ったが其処止まり。ペルソナが出て来る事は無かった。
「やっぱり異界の中じゃないと駄目か〜」
異界や影時間の中ならばスルリとペルソナは出て来る。恐らくはマグネタイトが関連しているのだろう。生体マグネタイト。詳しい説明はしないが、悪魔が現実世界に滞在する為に必要なエネルギー。
何故悪魔が使うエネルギーがペルソナに関連しているのだ。そう思うだろうが、これはマグネタイト、通称MAGの出処が関係していると思われる。MAGは人間の精神から生まれるエネルギー。喜怒哀楽色々とあるが強い感情からMAGは発生する。
そしてペルソナ。これは人の精神から生まれた力。此処でふと愛希は思ったのである。
もしかして人間のMAGが形を成したのがペルソナか?
ペルソナを構成する力がMAGから捻出されている。それならば現実世界でペルソナを出せないのも納得がいく。MAGが溢れている異界ならば、気にせずとも自然とペルソナにMAGが補充され、体の中から出てくるだろう。
しかし現実世界。其処は基本的にはMAGが存在しない。なのでペルソナを異界で出すような感覚で出そうとすれば上手く行かない。
「まあそれっぽくはあるか…?」
ペルソナを構成しているのはMAG。簡単に約すとこうなる。所詮素人考えなので何処まで的をいているのかは知らぬが、この理論が合っているのならば少し試したい事が出来た。
「ふぅ~……」
異界でペルソナを出す時は周りのMAGを無意識的に吸収している。そしてそのMAGを下にペルソナとしての形を成す。しかし先程も言ったが、現実世界にMAGはない。ならば何処から持ってくるか、それは…
「エロス!」
自分に宿るMAGからだ。自分の中に溢れているであろうMAGをイメージし、そのMAGを自分のペルソナエロスに流し込むように想像した。するとさっきとは違い自分の中から何が迫り上がってくる感覚を覚えた。その流れに抗わず身を任せると…
「・・・・」
ペルソナエロスが其処には居た。やや体のあちこちに綻びは有るように見えるが召喚自体は出来た。しかし、
「グェ…!」
数秒間。それが限度であった。またも床に倒れる愛希だが、さっきとは違い何かを考える余裕すらない程に体も心も疲労していた。自分のMAGを使っての顕現。出来なくはないが、今はデメリットの方が大きいようだ。まだまだレベルも低く、内蔵MAGの数値も低いであろう身からしたら、しょうがなくはあるのだが。
(出せなくはない)
疲れた頭を何とか動かす。0と1とでは大きな隔たりがあるのだ。今は役に立たない技能かもしれないが、何時かは役に立つと信じて覚えておこう。床でゴロゴロとしながら、愛希はそう思うのだった。
「へ…変態サマナー……!」
「あー…癒やされるぅ゙ぅ゙〜」
マンドレイクに癒やしてもらう。今は影時間なので親が居ても大丈夫。言い方はあれだが、象徴化しているので、どれだけ変な声を自室から垂れ流しても気付かれないからだ。
「あー…もっともっと」
「変態…!変態…!」
関係はないが、女の子の唇は柔らかいものだ。当たると気持ちが良い。関係はないが。マンドレイクは自分と悪態をついてるが、命令を拒みはしない。何だかんだ可愛いやつである。
「指…指が…サマナー…♡」
「何か指人形みたいだな、ピクシー」
右手の人差し指は激しく前後中。その度にピクシーの可愛らしい声が部屋中に響くが、それもまた耳に心地よい為、非常に良い。自分の大事なところさんも元気ハツラツとなると云うものだ。元気になる自分のせいでマンドレイクが何度か噎せてはいたが、行動は止めない。あー…良い仲魔を持ったなぁ〜
「〜〜〜っ」
「んんん~~ぅ゙」
「うーん、あそこに来る、メロディー」
疲れなんたらを何度か仲魔達に浴びせる。やはり女の子の柔らかい体は自分に活力を与えるなぁ。すっごい疲れてたけど今では心爽やか、疲れもスッキリ!だ。今日も影時間が終わるまでマンドレイクを抱き枕にしよっと。何だか痙攣しているけども、別にこれからは抱き枕にするだけだから良いよね。まあ偶に下腹部へと手が向くかもしれないけど、それは許してね。許してくれる?ありがとうマンドレイク。あ、ピクシーもこっちに来て、ピクシーの体温も感じたいからさ。
「今日…は…!行かない…の…?」
「うーん……行くかぁ」
ピクシーを片手で掴んで上下に動かす。するとピクシーが、声を何とか噛み殺しながらも自分に対して問いかけてきた。行くかどうかというのは影時間の最中に出歩かないのかという質問だ。昨日ペルソナを使って何か疲れてたし、行くかどうか迷ってたけどピクシーが言うなら行くか。そうと決まれば何時もより早めにフィニッシュ。ピクシーがビクンビクンしてるけど大丈夫でしょ。さっぱりした所で参りますかね。
「一発目、発射!」
「ムゥン!!」
「ど真ん中には行かないね」
「ハッ、情けないわね!」
ペルソナエロスは弓使いだ。なので練習として出来るだけ毎日、的に矢を当てる訓練をしている。的はピクシーが作った魔力の塊?みたいなものを的代わりにしている。なので判定役はピクシー先生だ。一応当たりはしたのだが、其処ら中を縦横無尽に駆け回る魔力の塊のど真ん中へと当てるのは至難の業だ。
「うーむ。難しい…」
「きゃ!?ど、何処触ってんのよ!!」
揉み揉み揉み揉みとマンドレイクの尻を触る事で心を落ち着ける。マンドレイクが何か言っていたが、キスをして無理矢理黙らせるとそれ以降大人しくなった。うんうん可愛いかな可愛いかな。
「…次行くよ!」
「お、頼む、ピクシー!……って速っ!?」
ピクシー先生からの次の練習台が発せられた。しかしその速度は先程までの比ではない。マンドレイクを抱き寄せて揉み揉みしながら集中力を研ぎ澄ます。女の子が近くに居た方がやる気出るからこれが一番何だよね。あ、また速くなった。
集中する。先程よりも速く、そして細かく動く魔力の塊を見逃さないように視線を鋭く。すると一瞬だが、魔力の塊がスローに動いた気がした。その隙は見逃さない。
「射抜け、エロス!」
「ムゥン!!」
放たれた矢はまるで魔力の塊へと吸い込まれるように進んで行った。…当たった。後はピクシー先生による判定だ。
「…ど真ん中、おめでとうサマナー」
「よし!」
今度はど真ん中的中だったらしい。その喜びを分かち合うべく、自分はペルソナエロスとハイタッチを交わした。わざわざ自分のノリに付き合ってくれる辺りやっぱりコイツも俺なんだなぁ…と今更ながらも実感するのだった。
「ピクシー」
「何…?」
「明日は2人だけな」
「!!ほんとに!?」
「うんうん」
「やったー!」
釣った魚には餌を与えよ。最近は人間の少女に近いという事でマンドレイクを構い過ぎた。なので暫くはピクシーを優先して可愛いがらなければ、喜びを露わにするピクシーを見ながら、釣った魚に平等に餌をあげる難しさを痛感する俺であった。いや、贅沢な悩みなのは分かってるんだけどね?
そういやシャドウって何か人間の負の側面が形だったらしい化け物じゃん?一応は人間から発生した生き物…なのかはさておいて。要するにMAGを保有してるんじゃないかって事を言いたいのだ。という訳で我が仲魔達にシャドウについて聞いてみた。
「あんま好みの味じゃない」
「私も〜………サ、サマナーのが好き…かな…?」
可愛いピクシー。と、それは於いておき、MAGはあれども好みの味ではないので進んで食べるつもりは無いらしい。ふーむ。2人はどちらかというとポジティブな方のMAGが好みらしい。人間の負の感情が好きな悪魔とかがシャドウのMAG味わったら病みつきになるのかな?まあどうでもいい事か。取り敢えずシャドウはMAGを有している。という事が分かっただけプラスだろう。将来なんの役に立つかはまだ知らんけど。
エロい事→真面目な考察とか行動→エロい事─のループでだらだらと進めたい作品。女悪魔にちょっかいかけたり、偶にはカッコつけたりしたい。
捏造設定で他のアトラス作品から女の子とか引っ張てこようかな〜デビサバの子とか可愛いしエロいやしね。あっ、ちなみにリロードはやってないので新要素とかは知らないです。